Hi-Unit（ハイユニット）から、新作有線イヤホン「HSE-A2000PN」が1月21日に発売される。価格は￥3,600（税込）。
HSE-A2000PNは、ロックバンド「凛として時雨（りんとしてしぐれ）」のドラマーであり、ポータブルオーディオにも造詣が深いピエール中野氏が音質チューニングした有線イヤホンの第2弾モデル。
Hi-Unitでは、ピエール中野氏とのコラボ第一弾「HSE-A1000PN」（発売は2020年3月31日）の開発当初から、第2弾モデルの構想を模索していたそうで、折からのコロナ渦の中、Web会議用に“マイク付きの有線ピヤホンが欲しい”というユーザーの声を多数受けたことで、今回の製品化に至ったという。
ベースとなるのは、2018年発売の「HSE-A2000」（￥2,445税込）であり、そこにリモコンマイクを追加した上で、ピエール中野氏の意向を充分に反映させたチューニングを行ない、HSE-A2000PNとしてまとめたそうだ。
チューニングの肝は、HSE-A1000PNを軸にしつつ、HSE-A2000PNでは聴き心地と音楽への没入感を進化させることで「聴けば聴くほど心地よくなるイヤホン」を目指した、という。結果、低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたったクリアさを楽しめるようになった、としている。
ちなみに、ベースモデルHSE-A2000と、本HSE-A2000PNの主な違いは以下の通り。
・ピエール中野氏のチューニングによるサウンド
・1ボタンタイプのリモコンマイクを追加
・ケーブルのタッチノイズを軽減するためのクリップが付属
・ケーブルの断線を防止するために、オリジナルデザインのキャリングケースが付属（HSE-A2000は付属ケースなし）
・オリジナルデザインのパッケージを採用
・付属のイヤーピース3サイズ（XS/S/M）にLを追加して、4サイズ（XS/S/M/L）に拡充
そのほか、グラフェンコート振動板を採用した8mm径のダイナミックドライバーや、アルミ削り出しのハウジングはHSE-A2000と同様。HSE-A2000PNとHSE-A2000は併売となる。
【ピエール中野氏のコメント】
大切なことなので、繰り返し何度でも伝えます。
音楽をレコーディングする現場では、より良い音を届けるために計り知れないほどの労力と技術と時間が費やされています。
楽器ひとつひとつの音作りから、奏法、録音マイクの選定、マイクの立て方、ミックス、マスタリングなど、様々な音にこだわる工程を経て、音楽はリスナーに届けられています。
では、リスナーが音楽を聴く環境はどうでしょうか。送る側がどれだけこだわったとしても、もし受ける側の環境が整っていなければ、ミュージシャンが本当に届けたかった音楽を受け取ることはできない！ そう思って取り組んでいるプロジェクトが、有線・無線それぞれの「ピヤホン」なのです。
“有線ピヤホン1”を発売してからの反響は凄まじく、「今まで聴こえなかった音が聴こえる」、「ライブ会場にいるみたい」、「今まで使っていたイヤホンは何だったんだ……」などなど、様々な感動の声が届きました。
「こんなイヤホンを作って欲しい」という要望も増えるなか、特に多かったのがマイク付きの有線イヤホンでした。
リモートワークにも便利に使えて、さらにはピヤホンクォリティの高音質で音楽が楽しめる。これからの時代に理想的なイヤホンです。音楽好きはもちろん、仕事でも使える良いイヤホンを探している方にもマッチするでしょう。
音質はピエール中野が責任をもってチューニングしました。“有線ピヤホン2”をひとりでも多くの方に楽しんでいただけることを願っています。
ピエール中野公式Webサイト https://www.pinakano.jp/
HSE-A2000PNの主な仕様
ドライバー構成：8mm径ダイナミック型×1
インピーダンス：16Ω
音圧感度：92dB
再生周波数帯域：5Hz～40kHz
最大入力：5mW
接続端子：3.5mmステレオミニ（ストレート型）
コード長：1.2m
質量：約10g（コード含む）
付属品：イヤーピース4サイズ（XS/S/M/L）各1ペア、キャリングケース、クリップ
カラーリング：ガンメタリック、ピンク
