オーディオメーカーのfinalは、同社が展開するagブランドから、完全ワイヤレスイヤホンの新色「TWS04K-WH」を発売する。価格は¥15,800(税込)で、本日から全国の販売店や直営店「final STORE」、オンラインストア「final DIRECT SHOP」で予約を受け付け、発売は12月10日(木)の予定。
TWS04K-WHは「マニアのサブ機」として好評のTWS04Kの新カラー&新チューニングモデルだ。左右独立イヤホンの音質はドライバーそのものよりも、ソフトウェア上のイコライザーで音質調整がなされていることが多いという。そのために高音域で聴き疲れしやすくなったり、そうした現象を回避するために低域が強調されるなど、バランスが取れていないケースも多いと同社では考えている。
そこでTWS04K-WHでは、ソフトウエア上のイコライザーなしでも満足できる音質になるようにドライバーの音響特性を追求した上で、Bluetoothに起因する高音域の気になる部分のみをイコライザーで補正するという方法を採っている。これらの技術的裏付けにより、透明感のあるクリアーなヴォーカルと充分な低音感を実現した。既発売のTWS04K(ブラックモデル)に比べても、TWS04K-WHはやや穏やかでリラックスした自然なサウンドになっているそうだ。
また、TWS04K-WHには大容量バッテリーが搭載されており、ケースで充電しながら使えば最大180時間の音楽再生が可能だ。モバイルバッテリー機能も搭載しているため、本機からスマートフォンなどに給電も可能。
さらにTWS04K-WHはIPX7の高い防水性能も備えている。防水性能向上を図る場合、ノズル内部に音質調整用のフィルターとは別に防水フィルターを設置するのが一般的だが、それでは音質への影響があるため、同社では採用していなかった。だがTWS04K-WHでは、音質への影響がほとんどない防水機構の開発に成功し、音質と防水性能の両立を実現することができたという。
イヤーピースは完全ワイヤレスイヤホンのために新設計された、「TYPE E完全ワイヤレス専用仕様」を5サイズ同梱。充電ケースは手に馴染みやすい革シボ仕上げを採用している。
コーデックはSBC、AACに加えてaptXにも対応済みだ。
「TWS04K-WH」の主なスペック
●通信方式:Bluetooth5.0
●再生周波数帯域:20Hz〜20KHz
●対応コーデック:SBC、AAC、aptX
●連続音楽再生時間:最大9時間(ケース込み最大180時間)
●充電時間:イヤホン本体2時間/ケース4時間
●付属品:充電ケース、イヤーピース(final TYPE E完全ワイヤレス専用仕様)5サイズ、USBタイプC充電用ケーブル