アユートは、Astell&KernとJerry Harvey AudioのコラボモデルとなるユニバーサルIEM(インイヤーモニター)の新世代フラッグシップモデル「Layla AION(レイラ・アイオン)」を、9月より発売する。市場想定価格は¥399,980(税込)。

画像: カーボンファイバー&アルミニウム製のキャリングケースや、シリコンイヤーチップ等が付属する

カーボンファイバー&アルミニウム製のキャリングケースや、シリコンイヤーチップ等が付属する

 JH Audioのフラッグシップモデル「Layla(レイラ)」は、2014年に同社初のスタジオマスタリングのリファレンスモデルとして発表され、オーディオファイルにとっての“マスターピース”として世界的な評価を得てきた。その後、後継機の「Layla II」を経て、第3世代となるLayla AIONがリリースされたわけだ。

 Layla AIONの特徴は以下の通り。

●カーボンファイバーシェル
 数百層の圧縮したカーボンファイバー製テキスタイルに樹脂を注入し、JH AudioのカスタムIEMの長年に渡る経験とノウハウが可能にするエルゴノミックデザインで成形。カスタムに肉薄するフィット感と安定感、遮音性を実現した。

●soundrIVeテクノロジー
  JH Audio独自のミニクワッドドライバー構成「soundrIVe(サウンドライブ)テクノロジー」を採用。Layla AIONはトリプルクワッドドライバー構成により、片方のハウジングに12基(高域×4、中域×4、低域×4)を搭載する。

●Sonic Tube Chassisテクノロジー
 内部のチャンバールームを3Dプリンターで成型し12基のドライバーを最適な位置に配置することで、シェル本体の内部容積の削減に成功。Layla IIと比較すると、約31%の小型化と約45%の軽量化を実現した。

画像: コネクターは7ピンタイプを採用し、確実な接続を可能にしている

コネクターは7ピンタイプを採用し、確実な接続を可能にしている

●freqphaseテクノロジー
 多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を、すべての周波数で正確に制御するfreqphaseテクノロジーを採用。各ドライバーの信号を0. 01ミリ秒以内に確実に到達させ、IEMとして正確な音楽再生を実現。

●Acoustic Sound Chamber
 ノズル部分に設けた「Acoustic Sound Chamber(アコースティック・サウンド・チャンバー)」により、導管に汗や異物が入り込むことを防止。

●7pinコネクター搭載、高純度4N OFCシルバープレーテッドケーブル
 4N OFC銅線にシルバープレーテッド加工を施したケーブルに、ドイツ製ミリタリーグレードのイリジウムコネクターを搭載。コネクターは挿入方向が定まらないと押し込むことができない「7pin」タイプなので、接続時の予期せぬ事故も防ぐことができる。さらに搭載されたOリングがパッキンの役目を果たして汗などの侵入を防ぐなど、高い耐久性も備える。

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