キングジムの新製品発表会の目玉としてアナウンスされた「インフォ INFO10」を、ガジェット好きの編集部員が実際に半日試してみたインプレッションをお届けする。

 なお、製品の概要や価格などは、下記の速報記事を参照してほしい。

外観

 まずは見た目から。材質には真鍮を使用し、表面にはクロームコーティングが施されている。実際に持ってみるととても質感がよく、高級感のある作りとなっているのが分かる。外観からは、高価な万年筆やボールペンと同じ質感を、ガジェットに落とし込んだという意気込みが溢れており、高級(?)文房具としてビジネスでも使いやすいと感じた。

画像: 外観

 ボールペンとしての使いやすさもなかなかなもので、スマート機能を搭載した分、若干重めではあるが、使っていて疲れを感じるほどではなかった。また、赤と黒の二色ペンというのも実用的だと思う場面が多々あった。

デジタル機能の使い勝手

 使用するにはまず、専用アプリ「info+APP」のダウンロードが必要となる。スマートホンとのペアリングには、必要な操作が画面表示されるので、それに従っていくだけで簡単に接続することができた。

「info+APP」のホーム画面様々な機能にアクセスできる

 インフォ本体の画面で確認できるのは、初期状態では日付と時間の画面でそこから右にスクロールしていくごとに通知・デバイスサーチ(ペアリングしているスマートホン呼び出し)・設定・音量調整・プレイヤー操作(音楽アプリの再生や停止)と切り替わり、それぞれ決定ボタンにタッチして項目を選択すると、そこに連なる各種設定項目を呼び出すことができる。

電源をつけるとこの画面が表示される。

 唯一の欠点は画面が小さいことだろうか。アイコンで機能を判断する仕様になっていることもあり、慣れるまではアイコンを判断するのが難しく、手間取った。ビジネスの現場など、スピードが重要視される場面では、慣れも必要だろう。

 通知に関してはアプリが大まかに分類分けされており、それぞれで通知バイブの有無と、通知LEDの色を設定することができる。急を要する連絡が入るアプリの機能をオンにしておけば、会議中など、通知内容を確認しずらい状況下にあっても、通知と内容をある程度把握できるのはありがたいと感じた。使い勝手は上々だ。

通知の設定画面。この下にもまだ多数の項目がある

 半日使ってみての感想は、正直に“楽しい”というもので、ウェアラブル端末に続く新しいタイプのガジェットだと感じた。アプリを使わなければペアリングできないことや、アイコンのみの画面表示など、“ここが直ればもっと使いやすいのに”と思う部分もあるが、総じて言えば、質感も含めてよくできている製品だと思う。

 何より、使っていて面白く、通知を手元で受けられる利便性は高い! ので、読者の皆さんには、ぜひこの製品を手にして、その楽しさを体感していただきたいと思う。

This article is a sponsored article by
''.