ネットギアジャパンは2月28日、都内で会見を開き、新製品となる「Orbi Voice メッシュWi-Fiシステム」、およびWi-Fi6対応ルーター「Nighthawk AX8」を発表した。発売はどちらも4月初旬を予定している。なお、どちらの製品も本日2月28日より、Amazonサイトで先行予約を開始している。

画像: Orbi Voice メッシュWi-Fiシステム

Orbi Voice メッシュWi-Fiシステム

画像: Wi-Fi6対応のWi-Fiルーター「Nighthawk AX8」

Wi-Fi6対応のWi-Fiルーター「Nighthawk AX8」

 Orbi Voice メッシュWi-Fiシステムは、同社が米国で2016年より発売しているメッシュWi-Fi機能対応のサテライト機に、Amazon Alexaと、Harman kardon製のオーディオシステムを一体化した製品。

 ネットギア(アメリカに本社を置く、グローバル企業)は、米国のWi-Fi市場において、実に51%(2018年10~12月)ものシェアを持つトップブランドだといい、従来のWi-Fi中継器に対して、メッシュWi-Fiは通信が途切れにくく、かつ速度が低下しないという特徴を持つそうで、そこに世界中で人気のAIアシスタントとしてAlexaに対応し、かつ、AIスピーカー(AIアシスタント)としてもっとも多く利用されている音楽聴取のクォリティをアップさせるべく、Harman kardon製のオーディオ(2ウェイ・2スピーカー:25mmトゥイーター+90mmウーファーの構成)をビルトインしたのが、今回の新製品となる。なお、再生周波数帯域は65Hz~20kHzで、出力は35W。音声認識用のマイクは4つ内蔵している。

 販売形態は、3in1のOrbi Voice本体単体の「Orbi Voiceサテライト」(別途、メッシュWi-Fiに対応したルーターが必要。通常のWi-Fiルーターとの組み合わせは不可という。ただし有線LAN接続は可)と、Orbiルーターがセット(2台)になった「スターターキット」の2種類となる。

Orbi Voiceサテライト
型番:RBS40V-100JPS
価格:オープン(想定市場価格¥39,800前後)
概要:Orbi Voiceサテライトの単体モデル(Orbiルーターが別途必要です)
WiFi規格:802.11ac/n/g/a/b
WiFiスピード:866 Mbps (5GHz-1) + 866Mbps (5GHz-2) + 400Mbps(2.4GHz)
有線LAN:ギガビット(10/100/1000Mbps)× 2
サイズ:218.4×164.6×124.5 mm
重量:1.81 kg
同梱物:Orbi Voice本体(1), 電源アダプター(1), その他付属品

Orbi VoiceメッシュWiFiシステム スターターキット
型番:RBK50V-100JPS
価格:オープン(想定市場価格¥59,800前後)
概要:Orbiルーター「RBK50」とOrbi Voice「RBS40V」のセット
WiFi規格:802.11ac/n/g/a/b
WiFiスピード:Orbiルーター「RBK50」1,733 Mbps (5GHz-1) +866Mbps (5GHz-2) +400Mbps(2.4GHz)
有線LAN:ギガビット(10/100/1000Mbps)× 3
インターネットポート:ギガビット(10/100/1000Mbps)× 1
サイズ:170.1×78.9×225.8mm
重量:0.89 kg
同梱物:Orbiルーター(1), Orbi Voice本体(1), 電源アダプター(2), その他付属品

画像1: ネットギアジャパン、Amazon Alexa対応のメッシュWi-FIシステム「Orbi Voice」を4月に発売。Harman kardon製のオーディオシステムも搭載し、音楽配信をいい音で楽しめる

 また、Wi-Fiルーター 「Nighthawk AX8」は、Wi-Fi6(11ax)に対応した製品(従来の11ac/a/b/g/nとの互換あり)。スター・トレックかNASAのXプレーンズに出てきそうなデザインは、角(?)の部分の最適な位置にアンテナを内蔵した機能性を体現した形状で、ユーザーがアンテナ角度などを調整しなくても、つねにベストな状態を保てるよう設計されているそうだ。

画像2: ネットギアジャパン、Amazon Alexa対応のメッシュWi-FIシステム「Orbi Voice」を4月に発売。Harman kardon製のオーディオシステムも搭載し、音楽配信をいい音で楽しめる

 ルーターとしては、Wi-Fi6に対応することで、接続台数は従来の4倍、速度は40%アップ、エリアは50%広くなっているという。

 また、同社はこれまで主に法人に向けた業務を展開していたが、メッシュWi-Fi市場でのトップブランドという地位を活かして、個人向け商品の展開も強化していく旨、冒頭会見に登壇した同社社長 杉田哲也氏よりコメントがあった。取り扱う商品についても、ハードだけでなくソフト(アプリ)の拡充や、販売方法もネット通販メインから、リテール業務、つまり量販店での販売にも注力していくという。

画像: ネットギアジャパン社長 杉田哲也氏

ネットギアジャパン社長 杉田哲也氏

画像: 発表製品とともに写真に納まる、ネットギアジャパン社長 杉田哲也氏

発表製品とともに写真に納まる、ネットギアジャパン社長 杉田哲也氏

 その他、スマートアートキャンバスとして、3万点以上の絵(絵画など)を表示できる「Meural」の、年内の新製品の投入もアナウンスされた。これも、先述した個人向け市場開拓の一環として行なわれるもので、アートを通じてライフスタイルを豊かにする製品を、今後もラインナップしていくという。

画像: スマートアートキャンバス「Meural」

スマートアートキャンバス「Meural」

 なお、同社ではe-Sports市場へも積極的に参加しており、「Nighthawk Pro」ブランドで、ゲーミングWi-Fiルーターやゲーミングスイッチを展開しているが、現在サポートしているプロゲーミングチームの「SCARZ」に加え、「ぷよぷよ」を得意とするプロeスポーツ選手「Tema」の新規サポートを行なうことも併せて発表された。

画像: ネットギアジャパンがスポンサードしているSCARZ代表の友利洋一氏と、今回新たにスポンサードすることになったTema選手

ネットギアジャパンがスポンサードしているSCARZ代表の友利洋一氏と、今回新たにスポンサードすることになったTema選手

画像3: ネットギアジャパン、Amazon Alexa対応のメッシュWi-FIシステム「Orbi Voice」を4月に発売。Harman kardon製のオーディオシステムも搭載し、音楽配信をいい音で楽しめる
画像: 会見後には、Tema選手のエキシビジョンマッチも行なわれた

会見後には、Tema選手のエキシビジョンマッチも行なわれた

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