本日1月23日(水)、ステレオサウンドは、東京・代官山のレストラン「リストランテASO」にて、「ステレオサウンドグランプリ2018/第34回HiViグランプリ2018授賞式」を開催した。これは、2018年に発売された各種オーディオ&ビジュアル機器、および技術やソフトの中から、各誌の選考委員が選出した製品(メーカー、商社)へ、記念の盾を贈るセレモニーだ。各賞の詳細は、現在発売中の「Stereo Sound No.209」、および「HiVi 2019年2月号」に掲載しているので、ぜひお手に取ってご確認いただきたい。
今回のステレオサウンドグランプリ2018では25の製品が、第34回HiViグランプリ2018では20の製品と、3つの技術・企画が選出されており、式典には国内外から144名ものゲストが来場する盛況ぶりだった。
開会の挨拶を行なった弊社会長の原田勲は、冒険家三浦雄一郎氏を例に出し、「氏の持つ“あくなき探求心”と同じく、我々も本格オーディオ、ビジュアルを、より良く、より楽しく、味わうという向上心を求めてやまない人たちのDNAを刻み込んだ雑誌として、『Stereo Sound』『HiVi』を発行しています。加えて、そうした製品の購入動機に火をつけるものとして、優秀なプログラム(ソフト)の重要性も理解しており、各種プログラムの企画・発売に加え、それらを体験する場として『SSライブ』を全国で展開しています。来月には社屋も移転しますが、移転を機に、時代に即したスマートさを身につけつつ、さらに熱烈なオーディオ、ビジュアルのファンを大きくしていきたい」と、力強く意欲を語った。
ステレオサウンドグランプリは、2年連続でソナス・ファベールに
ステレオサウンドグランプリ2018の授賞式では、選考委員長の柳沢功力氏、同委員の傳信幸氏、三浦孝仁氏、和田博已氏、小野寺弘滋氏、およびステレオサウンド誌 編集主幹・原田勲、同編集長・染谷一らが登壇。選考委員長 柳沢氏の挨拶に続いて、表彰に移った。
まずは、グランプリの最高峰となるゴールデンサウンド賞を獲得したソナス・ファベールのスピーカー「AidaII」の表彰から。壇上に上がったのは、昨年と同じく同社PresidentのJeff Poggi氏、およびChief of Acoustic R&DのPaolo Tezzon氏の二人。「大変な名誉を感じている」(Poggi氏)、「現状に妥協することなく、常に高みを目指して開発してきた製品を認めてくれて、大いに達成感を味わっています」(Tezzon氏)と、それぞれ喜びのコメントを発していた。
第34回HiViグランプリ2018は、8Kを牽引するシャープが獲得
続いては、第34回HiViグランプリ2018の授賞式に移る。壇上に上がったのは選考委員長の麻倉怜士氏、同委員の潮晴男氏、高津修氏、藤原陽祐氏、小原由夫氏、山本浩司氏、およびHiVi誌 編集統括・辻潔、同編集長・柿沼良輔ら。選考委員長の麻倉氏より、「8K時代は、HiViが追い求めてきた(スペックではなく)官能性を元にした感動が、より本格的になっていく」とコメント。8K時代の到来が引き寄せるトレンドについて解説していた。
表彰は、Gold Awardを獲得したシャープの8Kディスプレイ「8T-C80AX1」から行なわれ、同社取締役 副社長執行役員の石田佳久氏が麻倉氏から盾を受け取り、「2011年に8Kディスプレイの試作機を公開し、それから7年。ようやくチューナー内蔵テレビの商品化にこぎつけ、それをこうして表彰してもらえて感無量です」とうれしさを爆発させていた。