金沢美術工芸大学とスカパーJSATは、9日(金)〜11日(日)の3日間、六本木のAXISギャラリーで「これからのエンターテイメント展」と題した展示会を開催している。
これは、両社による産学連携プロジェクトの成果を発表する場となる。「これからのエンターテイメント」というテーマについて、金沢美術工芸大学の製品デザイン専攻の3年生16名が4つのグループに分かれてそれぞれが思うアイデアを形にしたものだ。それぞれのグループにプロのデザイナー(倉本仁氏、鈴木啓太氏、北川大輔氏、上町達也氏)が学生へのデザインメンターとして参加し、方向性を探っていったという。
金沢美術工芸大学は、数多くのクリエイターを輩出している学校でもある。工業デザイン分野は当然として、イラストレーターやCMディレクター、ゲームクリエイターとして活躍している面々も多い。StereoSound ONLINE読者にはアニメーション監督の細田守氏や米林宏昌氏が馴染み深いのではないだろうか。
会場内にはそんな大学で学ぶ学生が考えた回答が展示されている。それらを生み出すに際して学生たちは、「エンターテイメントとは何か?」という原点に立ち帰って考えたそうだ。その結果会場には、アウトドア的発想から人とのつながりを志向した提案、VRを取り込んだシステムまで、普段“あたりまえ”の中で過ごしている者には思いつかない素敵な提案が並んでいた。
今回の提案から、ホームエンタテインメントを楽しく、快適にしてくれる技術が誕生したら素晴らしいことだ。金沢美術工芸大学とスカパーJSATは今後もこの取り組みを続けていくとのことなので、これからの展開に期待したい。
スカパー×金沢美術工芸大学 これからのエンターテイメント展」
●日時:11月9日(金)〜11月11日(日)11:00〜20:00(最終日は18:00まで)
●会場:AXISギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F)
※協力:株式会社JIN KURAMOTO STUDIO/株式会社PRODUCT DESIGN CENTER/株式会社DESIGN FOR INDUSTRY/secca inc./株式会社第一興商