劇団ASSHの最新舞台「帝都探偵奇譚ジゴマ」が現在、池袋のシアターKASSAIにて上演中だ。これは、フランスの怪盗小説をベースに、数々の舞台でアクション演出を手掛けてきた松多壱岱がおくる大正浪漫も満載の大活劇作。ここでは、芸達者な女優陣の中でも、きらりと光る艶技を披露してくれた、探偵助手花崎役の花岡芽佳、土井しをり役の黒木美紗子にインタビューした。

画像1: 花岡芽佳、黒木美紗子/舞台「帝都探偵奇譚ジゴマ」で逞しく生きる大正ガールを熱演!

――ゲネお疲れさまでした。それぞれの役どころを紹介ください。
花岡&黒木 ありがとうございます。
花岡 おっちょこちょいな探偵助手の花崎繭子を演じています。
黒木 ちょっと訳ありな土井しをりを演じています。

――訳ありとは?
黒木 推定年齢10歳ぐらいで、捨て子だったのをチンピラに拾われて養われているんです。絵がうまいのと、ちょっとした特殊能力を持っていて、その能力が物語の展開に重要な役割を果たします。

画像2: 花岡芽佳、黒木美紗子/舞台「帝都探偵奇譚ジゴマ」で逞しく生きる大正ガールを熱演!

――名前の由来は?
花岡 登場人物の名前は、江戸川乱歩の作品からとっていて、花崎繭子は、花崎マユミから来ているんです。そうそう、黒木さんの土井は私が命名したんです。コナン・ドイルから、土井を取って、しをりは(演出の松多)壱岱さんが付けました。

画像3: 花岡芽佳、黒木美紗子/舞台「帝都探偵奇譚ジゴマ」で逞しく生きる大正ガールを熱演!

――花崎さんはおっちょこちょいで、天真爛漫でした。
花岡 そうなんです。でも、実は大正時代の人って、いろんなものから逃げていたそうで、繭子も、いろんなものから逃げた結果が役に反映されています。今回(ゲネ)は怪盗サイドだったので、探偵サイドを見ていただくと、繭子ちゃんの過去が全部分かると思います。

――見どころをお願いします。
花岡 衣装係の壺阪さんが作ってくださった太宰イズム的な、退廃的なデザインを堪能してほしいです。書かれている文言は、ジゴマの口上なので、じっくり見て(読んで)ほしいです。とにかく大正は15年と短い割には激動の時代で、当時の世相が舞台上に再現されているので、当時はこうだったんだなーと思いながら、見てほしいです。
黒木 たくさんの登場人物がいますが、きちんと一人ひとりにドラマがあるんです。全員が(舞台上で)生きているので、みんなに注目できるすごく面白い作品になっています。ぜひ、見に来てください。

--告知があればお願いします。
花岡 11月21日から舞台「ToRow~二匹の狼~」(@コンカリョーニョ札幌)に出演します。よろしくお願いします。
黒木 11月29日から舞台「君死ニタマフ事ナカレ零_改」(@CBGKシブゲキ!!)に出演します。本作と同じ壱岱さんの作品です。お願いします。

ASSH Annex #2「帝都探偵奇譚ジゴマ」
~原作・フランス怪盗小説・レオン・サジイ『ジゴマ』より~

<公演日程>
10月24日(水)~29日(月) 全11公演
<劇場>
シアターKASSAI
公式サイト https://assh-annex.wixsite.com/zigomar

花岡芽佳 https://twitter.com/meika_hanaoka
黒木美紗子 https://twitter.com/96ki33ko

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