九州発のガールズユニット・九州女子翼が7日、ファーストアルバム「TAKE WING」のリリースイベントのファイナルステージを、池袋のライブスポットSpace emoで、2部構成(13時/16時)で開催。7月から始まった今回のリリイベのラストを飾るに相応しいアグレッシブなパフォーマンスで、イベントを締めくくった。ここでは、16時からの2部の模様を紹介したい。
オーバーチュアー(fly high!)の段階からファンの声援も大きく会場に響き、東京(関東)にも多くのファンが根付いてきていることが如実に分かるほど。また、オーバーチュアー中にパフォーマンスを披露するグループは、それほど記憶にないが(ミライスカートかTPDあたり)、その切れ味は益々冴えわたり、これから始まるステージへの期待を大いに高めてくれる。
オープニングナンバーの「TAKE WING」からパフォーマンスも全開で、この2ヵ月半にわたって行なわれたリリイベのラストを飾るに相応しいアグレッシブなもの。TIF出場を決め、各地での対バンを、リリイベをこなした先にたどり着いた境地を、存分に見せつけるかのようなステージだ。
その勢いのまま、持ち曲を次々に披露していくが、その熱量は、曲ごとに上がっていくのが存分に感じられ、グループコンセプトでもある、熱さや激しさを自ら体現していくかのようなステージとなっていた。
実玖は顔芸(失礼)を昇華した妖艶な表情を見せ、愛理はエアージョーダンを彷彿とさせる空中芸を実演し、香苗は高域まできれいに伸びる歌声を聴かせ、瑠菜はまん丸笑顔と指先までびしっと決まるダンスパフォーマンスで観客を沸かせ、詩絵里は上背を活かしたダイナミックなダンスがさらにアグレッシブになり、個々人の進化が、全体としてまた一段上へと、パフォーマンスを押し上げているかのようだ。
先月末に地元で披露された新曲「赤の流れ」も、東京で(1部に続いて)披露された。これまでの持ち歌に新たな枠組みを与えるミドルテンポの楽曲で、ダンスフォーメーション、歌唱ともに、ソロにフィーチャーした印象を受ける仕上がり(ダンスの振りにアプガを感じた笑)。
新曲を含め、持ち歌全6曲を歌い終えていったんステージは終了するが、アンコールに応えてメンバーは再度登場。2度目の「fair wind」で会場を大いに盛り上げ、一つにまとめ上げ、2ヵ月半にわたって行なわれてきたリリイベを締めくくった。最後に、メンバーのコメントを紹介したい。
鈴川瑠菜 長いようで短い2ヵ月半でした。リリイベを通してたくさんの方と出会うことができ、ほんとにほんとに感謝しています。もっともっと九州女子翼を好きになってくれる方が増えるように、これからもどんどん頑張っていきます。
詩絵里 一年前は、自分がCDを出すなんで想像もしていませんでした。デビューして一年も経たずにこうしてCD(アルバム)を出すことができて、本当にうれしいです。皆さんの期待に応えていけるように、もっとたくさんの方に(歌を)届けられるように、頑張ります。これからも私達から目を離さずに、応援お願いします。
山本愛理 こうしてアルバムを出すことができてほんとうにうれしいです。携わってくださった方々、ファンに皆さんに感謝して、もっともっとたくさんの方に、九州女子翼を広めていけるように頑張ります。DVD付のほうは、天才愛理(先月の定期公演でソロ曲「愛理は天才」を披露したことを受けてのコメント)の姿がたくさん見られます。
新谷香苗 自分の声の入ったCDを出すことができてほんとうにうれしいです。もっともっと大きなグループになります。これからもついてきてください。
実玖 (I’S9、I’S wing含めて)5回目のリリイベになりますが、今回が一番あっという間に感じました。いっぱい悩んで、いっぱい喜んで、そうした感情を九州女子翼としてステージに立って感じることができて、ほんとうに幸せです。これからも、感謝の気持ちを伝えていけるように頑張ります。
曲目
・fly high!(オーバーチュアー)
・TAKE WING
・絶対零度
・私だけのArmor
・Maybe Darling
・赤の流れ
・fair wind
・fair wind(アンコール)
九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW?lang=ja
実玖 https://twitter.com/itr_miku?lang=ja
新谷香苗 https://twitter.com/itr_kanae
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna