福祉の国 デンマークのワイデックスから登場した
音にこだわるハイテク補聴器
ワイデックス(株)は、補聴器の世界的ブランド「ワイデックス」(本社・デンマーク)の新製品セミナーを仙台(9/3)、福岡(9/5)、大阪(9/7)、東京(9/11)に開催し、ワイデックス の新製品「EVOKE(イヴォーク)」を発表。補聴器販売店を中心とした関係者が全国から集まった。
9月11日に東京で開催された同セミナーの冒頭、同社代表取締役社長 塩野 紀子氏は、全国の補聴器販売店の地道な仕事は人々の生活の手助けをするすばらしい活動であると感じている。一般的に、きこえのレベルが下がっていくことを自覚するのは難しく、また補聴器がきこえをサポートし、生活を豊かにするものであることも理解されにくい。多くの人に補聴器についてもっと知って欲しいと願っていると挨拶。そしてこの度、福祉の国デンマークのワイデックスから出た新製品は、もの凄くハイテク製品であるが、ワイデックスの音にこだわる製品でもあると語った。
ここではワイデックス新製品の概要について紹介する。
好みの音に成長するAI補聴器「EVOKE」
ワイデックス(株)から発表された新製品「EVOKE(イヴォーク)」の特徴は大きく2つある。ひとつはAI(人工知能)機能を搭載したこと。もうひとつは音質(WIDEXの音質)である。
AI機能には「サウンドセンスアダプト」と「サウンドセンス ラーン」の2つの調整機能があり、スマートホン専用アプリや専用リモコンから、利用シーン毎にユーザー自らが調整することで、自分好みの音に進化させていけるというもの。自分好みに調整した音をひとつの「お気に入りプログラム」として登録し、さらにGPSで場所を登録することで自動的に切り替わる。
また、WIDEXの音質は、EVOKE新技術「フリュイド サウンド テクノロジー」の搭載により、「サウンドクラス」機能(音環境により切り替わる音設定)の質が大幅に進化。さらに従来搭載されていた「サウンドクラス」8種類に、〈グループ〉(複数人での集まりに最適な設定)と〈クラシック〉〈ポップス・ロック〉(音楽をよりよい環境できく設定)が追加され、「サウンドクラス」は11種類の音環境を搭載、クラシック音楽の小さな音で演奏される信号もきき易くなったという。発売日は9月11日。価格は次の通り。
WIDEX EVOKE
耳かけ型(5タイプ/F2(Z-F2)、FM、FA、FP、PA)
●価 格:片耳 ¥240,000〜¥560,000/両耳 ¥430,000〜¥1,000,000
※Z-F2タイプのみ充電セットあり
片耳 ¥277,200〜¥597,200(税込)/両耳 ¥477,400〜¥1,047,400(税込)
●グレード:220/330/440の3グレード
●カラーバリエーション:10色
※補聴器本体は薬機法で定められた医療器機のため非課税対象商品となります。
ワイデックス株式会社 https://japan.widex.com