香港発のオーディオブランドJabees(ジャビーズ)。世界70カ国で展開しており、日本でも完全ワイヤレスイヤホンでありながら防水仕様の「BTWins」が昨年夏に発売され、話題となった。
そんなJabeesから、新作完全ワイヤレスイヤホン「Jabees 12027」(以下Jabees)が登場した。といっても、発売はこれから。本日8月23日までクラウドファンディングサイト「kibidango」で支援を募集している。すでに目標額に達しているが、今なら支援することで本機を想定市場価格¥12,800(税込)より安く(8月23日のAM時点で受付中のプランが¥10,800税込み)手に入れることが可能だ。
実機を手にしてまず感じたのが、とってもコンパクトだということ。ノズルを除いた本体の奥行きは実測で約14mm。装着した祭に耳から飛び出る部分がなく、見た目がとってもスマートだ。また、ノズルが耳の奥まで入るうえ、イヤーチップによってしっかりとホールドされるため、外れにくかった。
音が途切れにくかったことも印象的だった。使う環境によって左右されるので一概には言えないが、街中で歩いた場合も、電車の中も、ほとんど途切れることはなかった。途切れたとしても一瞬で、頻度も少ない。
また、右のイヤホンを2回クリックすると、音楽を聴きながら外音を取り込める「アンビエントサウンドモード」に切り替わる。自分の周囲1~2mくらいの範囲のあらゆる音を中心に拾っている印象だが、人の声(に近い周波数帯の音)は多少離れていても届けてくれた。音がないと危険な駅のホームで多用した。
電池の持ちがいいのも驚異的。スペックの再生時間は本体のみで4時間、充電ケースと合わせて合計16時間とのことだが、その数値に偽りはない。私は片道1時間、往復2時間の通勤時間だが、充電ケースごとフル充電して1週間は余裕で持った。また、本体の電池がなくなっても、たった10分の充電で2時間聴ける急速充電にも対応する。試用期間中に使う場面はなかったが、外出の多いアクティブ派の人には重宝するだろう。
気になる音質は、価格以上のクォリティ。グラフェン振動板を採用しており、音の立ち上がりが早くキレがあった。また、フラットな傾向でありつつ、低域がほどよく強調されているため、外で使っても周囲の騒音に負けない。ロックやアニソンを、芯のあるサウンドで楽しめた。
最初にも触れたが、本機を安く入手できるのは本日8月23日の23:59まで。クラウドファンディング終了後も、一般販売後に購入できるがちょっと割高になる。迷うくらいなら、本機を支援しておいて損はない。