パイオニア(Pioneer)から、カロッツェリア (carrozzeria)のディスプレイオーディオ「DHM-SZ500」が6月に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥55,000前後となる見込みだ。
本機最大の特長はApple CarPlayとAndroid Autoにワイヤレス接続対応した点だろう。いつものアプリをディプレイオーディオで操作し楽しむことができるのは便利なものの、USBケーブルで繋ぐのは煩わしさや配線を邪魔に感じる方もおられたことだろう。その声に応えての機能実装だ。
6.8V型の画面は、ショートカットボタンが並ぶエリアと、レイアウトをカスタマイズできるエリアを設定しており、より使いやすいUIとしている。
利用できるメディアはAM/FMのラジオチューナーのほか、USB経由でメモリーに格納された動画や楽曲の再生、Bluetooth、Apple CarPlayとAndroid Autoではサブスクサービスが楽しめる。加えてWeblink対応アプリを利用可能だ。同社がリリースする車載用Wi-Fiルーターと組み合わせると、動画アプリでも存分に楽しめそうだ。
またサウンドチューニング機能としてはタイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザー、周波数や遮断特性を細かく調整できるフィルター機能も搭載しており、外部パワーアンプを使ったシステムアップもできるライン出力端子も備えている。
内蔵するパワーアンプは、パワーMOS FET採用の最大50W×4chを発生する。
多くの人がスマートホンを活用する時代、使いやすくて音がいいディスプレイオーディオの需要は増えて行くだろう。本機がその選択肢として加わることを歓迎したい。