トライム(TRUIM)から、イタリアのカーオーディオブランド、オーディソン(Audison)の最上級シリーズTHESIS新型スピーカーが発売された。

TH1.5II violino 38mmトゥイーターユニット ¥125,000(ペア)
TH6.5II sax 165mmウーファーユニット ¥180,000(ペア)
価格は税別

 オーディソンTHESISシリーズは、同ブランドが誇る最上位モデルラインナップ。スピーカー、パワーアンプとも、長年カーオーディオファンの憧れの的である。このたびモデルチェンジを果たしたのは、トゥイーターとウーファーの2モデル、いずれもモデルナンバーに「II」が与えられたマーク2となった。保持力の高いN48(Hグレード)を採用したという。

 トゥイーターユニットのTH1.5II violinoは、38mmドームダイアフラムを採用した高音用ユニット。磁気回路には強力なネオジウムリングマグネットを搭載している。ユニットのハウジングや振動板前面のガードはすべて金属パーツで構成する。振動板はテトロンを採用したソフトドーム、ボイスコイルは34mmのシングルレイヤーが組み込まれる。インピーダンスは6Ω、耐入力は最大で200W(1.8kHz/-12dB/oct.ハイパスフィルター使用)。再生周波数帯域は800Hz~26kHzをカバーする。出力音圧レベルは93dBを誇る。

画像: 38mmソフトドーム型トゥイーターTH1.5II violino。

38mmソフトドーム型トゥイーターTH1.5II violino。

画像: メタルハウジングの中には、リング型マグネットを使った外磁型スピーカーが収められている。

メタルハウジングの中には、リング型マグネットを使った外磁型スピーカーが収められている。

 透明な樹脂(TPX)コーンが特長的なウーファーユニットのTH6.5II saxはモーター部に50mmカッパークラッドアルミリボンボイスコイルを採用、磁気回路はシミュレーターによる磁界形成を検討のすえに完成されたもので、センターポール形状をはじめ、アルミショートリングを組み込んでのひずみ低減を狙うなど、精密な設計がされているとのこと。4本スポークのバスケットはアルミニウム合金製、ボイスコイルのクーリング効果を上げつつ堅牢な構造を実現しているという。耐入力は定格150W、最大300W。インピーダンス4Ωで、出力音圧レベル87dB。再生周波数帯域は40Hz~4.5kHz。

画像: 幅広の黄色いスパイダーが透けて見えるウーファーユニットのTH6.5II sax。

幅広の黄色いスパイダーが透けて見えるウーファーユニットのTH6.5II sax。

画像: 複雑な構造を持つ磁気回路は、強力なマグネットの磁力を効率よくボイスコイルギャップに集約させるため、ヨーク形状やショートリングの採用など、精密に設計されたという。

複雑な構造を持つ磁気回路は、強力なマグネットの磁力を効率よくボイスコイルギャップに集約させるため、ヨーク形状やショートリングの採用など、精密に設計されたという。

 TH1.5II violinoとTH6.5II saxは2ウェイ構成で使用することを想定して開発されており、同ブランドのフラッグシップスピーカーとして象徴的な存在となる。

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