芸人・作家のピース又吉直樹が、自身の朗読会で読むテキストとして書いた「失恋カルタ」(絵札はイラストレーターのたなかみさきの書き下ろし)。失恋の孤独や恋愛の瞬間が描かれており、その共感性の高い“句”を原案に作成したオリジナルドラマ『失恋カルタ』。
梅澤美波、西垣匠、加藤小夏のトリプル主演でTVドラマ化となり、3月31日(火)より、ドラマイズム枠にて24:59~MBS/ 25:26~TBS 「失恋カルタ」の第1話の放送がスタートし、放送後はTVerで無料見逃し配信・FOD見放題独占配信も始まります。
初回OAを目前とした3月24日(火)19:00より、東京カルチャーカルチャーにて1話先行試写&トークイベントが行なわれ、トリプル主演の梅澤美波、西垣匠、加藤小夏が登壇した。
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ドラマイズム「失恋カルタ」(ドラマイズム枠にて毎週火曜24:59~MBS/25:26~TBS)の1話先行試写&完成披露トークイベントが3月24日、東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーで行なわれ、トリプル主演の梅澤美波(乃木坂46)、西垣匠、加藤小夏が出席した。
芸人・作家のピース又吉直樹が、自身の朗読会で読むテキストとして書いた「失恋カルタ」(絵札はイラストレーターのたなかみさきの書き下ろし)。本作は失恋の孤独や恋愛の瞬間が描かれており、その共感性の高い“句”を原案に作成したオリジナルドラマとなっている。
本作への出演オファーを受けた際の心境を尋ねられると、恋も仕事も一生懸命の恋多き女性というキャラクター・夏野千波役を演じる梅澤は「まず又吉さんの句を読ませていただいた時に、本当にすてきな言葉たちが並んでいたので、これがどういう風にオリジナルドラマとして出来上がるんだろうと思いました。カルタからできるので、可能性は無限大じゃないですか。だからそれがすごく楽しみでしたし、トリプル主演を務めるお2人も同世代ということで、ここでいい関係性を築けたらいいなと思いながら撮影に挑みました」とコメント。
同棲中の恋人の陸(伊藤絃)との関係系に悩むキャラクター・馬路光役を演じる西垣は「脚本を読ませていただいて、シンプルにすごく面白いなと思いましたし、最終話まで読む手が止まらなくて、特に光と陸との関係性を考えながら読んでいたんですけど、最後にはうまくいくのか、あるいはタイトルの通り失恋に繋がってしまうのか、それが最終話までわからなくて、そこも含めて“すてきな作品に出会えたぞ”という気持ちでした」と目を輝かせ、恋愛を冷めた目で見ている少し不器用な女性というキャラクター・野田彩世役を演じる加藤は「私も句を見た時からすごく胸が締め付けられて、どんな苦しい物語がここから広がっていくんだろうと思いました。私も同じになりますが、美波と匠ちゃんと一緒にやるのがすごく楽しみで仕方なかったです」と声を弾ませた。
また、ぞれぞれのキャラクターを演じた感想を求められると、梅澤は「1つの大きな失恋をきっかけに、恋愛に前向きに一生懸命に進んでいくんですけど、千波ちゃんの中で芯は持ちつつ、全部が適当なわけでも、誰でもいいわけでもなくて、ちゃんと一生懸命に向き合っている愛おしさみたいなところがこの役から感じられたので、素直に私も千波ちゃんに向き合えたらいいなと思いましたし、そんな一生懸命さが愛されるようなキャラクターにできたらいいなと思いながら演じていました」と吐露し、加藤は「台本を読んだ時に、千波ってめちゃくちゃなやつだなと思ったんですけど、美波がやることによって、すごく説得力があるというか、真っ直ぐさが伝わってきてすばらしいなと思いました」と絶賛。
加えて、共感できたポイントを聞かれた梅澤は「千波ってすごくバカだしめんどくさいし、頑固なところがあって、そういうところが私に似ているなと思いました」と打ち明け、「それは恋愛している時よりは、仲のいい友だちと一緒にいる時とかにより出てくるのかなと思うんですけど、私も仕事はすごく真面目に頑張るんですけど、仲のいい子たちといる時はいじられキャラだったり、『頑固だね』って言われることが多いので、そういうところは自分と近かったなと思いました」と語った。
一方、西垣は「光というキャラクターは、この3人でいる時とかはクールというか、ズバッと意見を言ったりするんですけど、自分の中に哲学があって、それを他人の目とか気にせず言える人なんですけど、いざ恋人のことになってしまうとすごく不安になってしまうというか、重くなってしまう人で、友だちに見せる顔と、恋人に見せる顔の使い分けみたいなところを意識しながら演じていました」とこだわりを明かし、梅澤と加藤は、西垣演じる光が恋人に見せる顔を完成した映像で初めて見て驚いたそうで、西垣は「意識して変えたところもありますし、好きな人といる時って一番かわいいよねというところを表現できたらいいなと思っていました」とにっこり。これに梅澤と加藤から「すばらしい!」と声が飛んだ。
そして、加藤は「(恋愛に対して)冷めているというか、冷めざるを得なかった感じでもあるんですけど、向き合いたくても、向き合ったって意味ないみたいなところがあったり、彩世自身そんなに恋愛経験が多くないので、自分の中で自分というものを全然わかっていないところがあって、この3人で過ごしている時は素だし、思ったことをちゃんと言語化できるんですけど、他のところに行っちゃうと、自分でも思っていないことをいっぱい言っちゃうみたいなことがあって、心の中で整理ついていないままベラベラ喋っちゃうんですけど、私も日常で『あれ、私、何言ってるんだろう』みたいなことがあって、彩世に似ているかなと思いながら演じていました」と打ち明けた。
そして、2月にクランクアップしたそうで、撮影現場での思い出やエピソードを聞かれると、梅澤は「はじめましてとは思えないくらい、この2人と打ち解けられました。クランクインの日が3人でこたつに入っているシーンだったんですけど、初日で“この現場、きっと楽しくなるだろうな”と思えたのが大きかったかなと思います」と声を弾ませ、加藤も「早く3人での撮影ないかなと思いながら過ごしていました」とにっこり。
これに「ねっ!」と共感した西垣だったが、加藤から「(本当にそう)思ってるの?」と詰められると、西垣は「思ってる! 本当に楽しかったです。合間にボードゲームしたり、控え室で喋ったり、最初のほうに3人のシーンを多めにスケジュールを組んでもらったので、その分、仲良くなるスピードも速かったですし、“本当に仲いいんだろうな”というのがドラマに映っていてよかったなと思います」と笑顔で語った。
そんな西垣は「陸とのシーンは、自宅のシーンだったんですけど、家で撮るシーンは基本的に感情の波がすごくあるところで、それをまとめて撮るので、次は泣かなきゃいけないのか、笑わなきゃいけないのか、幸せな時なのか、落ち込んでいる時なのか、そういうのがすごく忙しくて、2人で相談し合いながら作っていったのが思い出です」と回顧し、加藤は「現場で消え物(劇中でのお菓子など)が出た時に、撮影の合間に3人で食べすぎて、スタッフさんに『もう食べないでください』ってよく怒られていましたね……」とほっこりエピソードを明かした。
さらに、本作のタイトルの“カルタ”にちなみ、3人が一句を読む企画が行なわれ、梅澤は“(て)出会うべき人と、出会う人生なんだと思う。”と答え「撮影期間を経て思ったことなんですけど、人生で出会える人の数って決まっているだろうなとも思うし、この現場での出会いって決まっていたんだろうなって。この人たちに出会って、こういう感情をいただいてというのをもらった現場だったので、私の中ではすごく特別で、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、みんなで一生懸命に作品を作って、楽しみながら悩みながらやってきたので、私にとっては大切な思い出として残っています」としみじみと語った。

次に、「文章は違いますけど、みんな同じ内容になっていると思います」と前置きをした西垣は、“(む)りしなくていいね相変わらず”と答え「適度な距離感すぎると、気を遣って喋ったり、無言の時間が怖かったりすることがあるじゃないですか。でもここではそれがなくて、2月に終わって1か月ちょいぶりぐらいに3人で会っているんですけど、昨日クランクアップしたぐらいの仲のよさというか、何も変わっていない感じがいいなと思いました」と笑顔。
加藤は“(そ)れならばシーズン2で会うんです!”と答え「絶対にシーズン2で会いたいんですよ、私は! 彩世の家とかも居心地がよくて、クランクアップした日も『これはシーズン2やらないといけないんじゃない?』みたいな話をしていたんです。まだ皆さんは1話しか観ていないと思うんですけど、そう思っております」と続編に期待を寄せた。
最後に、本作の見どころを聞かれると、加藤は「私は1話と2話を見て、主人公が被害者みたいなポジションになりやすいイメージがあるんですけど、今回は人間のいいところも悪いところもすごくにじみ出ていて、恋愛においてどっちが悪いとかはないんだなってことをすごく感じて面白かったので、ぜひ最終話まで皆さんついてきてくれたらうれしいなと思います」と呼びかけ、西垣は「この3人それぞれが自分の恋愛と向き合う話なんですけど、この作品をやってみて、人間って恋からは逃れられない生き物なんだなと思いました。愛し方とか人それぞれあって、その人と合う合わないとかもたくさんあるんだなと思いましたし、タイムリーにそういう悩みがあったり、みんな恋の悩みっていろいろ持っていると思うので、誰かしらに共感できると思いますし、そういう人たちに元気を与えられる作品になっていると思いますので、毎週楽しんでいただけたらうれしいなと思います」とアピール。
梅澤は「全話見ていただいたらわかると思うんですけど、このドラマに出てくる人は、誰一人きれいに生きられていなくて、きれいに生きたいと思っても全然きれいに生きられなくて、でもその泥臭さ、人間臭さみたいなのが私はすごく愛おしいなと、千波を演じていて思いました」と吐露し、「千波はたくさん失恋していくかもしれないんですけど、その中で失恋が全部ネガティブなほうに行くわけではなくて、千波自身の成長になったり、プラスのことも与えてくれたなと感じたので、皆さんも忘れられない失恋とかあるかもしれないんですけど、皆さんのそんな恋の思い出が、この作品を見てクスッと笑えるようなものになったらいいなと思っております。一生懸命に生きる私たちをどうか見守っていてください。よろしくお願いします」とメッセージを残した。
ドラマイズム「失恋カルタ」
●全体のあらすじ
大学のボードゲームサークルを通して出会った、千波(梅澤美波)、光(西垣匠)、彩世(加藤小夏)の3人。今日もまた、お酒を飲みながらボードゲームをして、あーだこーだ言いながら過ごす毎日だが、それぞれ違った“拗らせた恋愛の悩み”を抱えている。永遠に終わらない恋=“結婚”がしたい千波は今日も彼氏から振られてしまう。一方、光は同棲中の彼氏の陸と「ラブラブです!」と順調な様子だが…。そんな恋愛に振り回されている2人を「くだらない」と冷めた様子の彩世だが、彼女もまた恋愛に真っ直ぐ向き合えない理由があって──。
●放送情報
2026年3月31日(火)初回放送スタート
MBS:3月31日(火)より 毎週火曜 24:59~
TBS:3月31日(火)より 毎週火曜 25:26~
出演:梅澤美波(乃木坂46) 西垣匠 加藤小夏
若林時英 伊藤絃 荒井啓志 桜木雅哉(原因は自分にある。)
阿部顕嵐 深水元基
原案:『失恋カルタ』句 又吉直樹 絵 たなかみさき
監督:井樫彩 富田未来
脚本:開真理 牧五百音
プロデューサー:米田理恵 尹楊会 村山えりか
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
製作:「失恋カルタ」製作委員会・MBS
(C)「失恋カルタ」製作委員会・MBS
公式HP
https://www.mbs.jp/shitsuren/
配信
TVerで一週間の見逃し配信あり
※加藤小夏さんのインタビューは、オンエアに合わせて掲載予定です

