HUAWEIから、音楽や動画を楽しむだけでなく、装着したままで周囲の人との会話もストレスなく行なえるセミオープン(インナーイヤー)型の完全ワイヤレスイヤホンHUAWEI FreeBuds 6が登場した。デュアルドライバー搭載による音質の向上をはじめ、装着感やノイズキャンセル機能もさらに進化させて、使い勝手を高めたという注目の製品。さっそく取材機をお借りして、その音質はもちろんのこと通話性能など、同機が備えるフィーチャーをいろいろと試してみた。

ファーウェイ
完全ワイヤレスイヤホン
「HUAWEI FreeBuds 6」
市場想定価格¥21,780(税込) 2025年6月3日発売

画像: 【PR】HUAWEIから軽快な装着感でカナル型に迫る音質を備えた、セミオープンタイプの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 6」が登場。その音質を速攻レビュー

HUAWEI FreeBuds 6の主な仕様
タイプ:インナーイヤー型
通信規格:Bluetooth 5.2
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、L2HC
ドライバー:11mmデュアルマグネットドライバーユニット+平面振動板ドライバー
再生周波数帯域:14Hz~48kHz
連続音楽再生時間:イヤホン単体 約6時間、充電ケース併用 約36時間
満充電時間:イヤホン単体 約25分、充電ケースのみ 約45分(有線充電)
充電方式:USB Type-C/ワイヤレス充電
通話ノイズリダクション:対応(片側2マイク+VPU+DNN)
マルチポイント:〇(最大2台同時接続可能)
ヘッドモーションコントロール:〇
装着検知機能:〇
タッチコントロール:〇
イコライザー機能:〇
防水規格:IP54
質量:イヤホン単体 約4.9g、充電ケースのみ 約40.5g
付属品:クィックスタートガイド、USB Type-Cケーブル、イヤーチップ

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快適に使えるセミオープン型の利便性とカナル型の高音質を兼ね備えた

 今や音楽を聴くだけでなく、スマホでの通話にも使われるイヤホン。ワイヤレスで使える無線タイプが主流となって、さらに多様化が進んできている。音楽を聴くだけでなく映画も観られるし、仕事の連絡やネットを使ったリモート会議などでも活躍している。イヤホンを使うシーンが増えてきているので、日常的にイヤホンをつけっぱなしにしている人も多いだろう。しかし、どんな場面でも使いやすいモデルというのは決して多くはない。

 カナル型は耳栓のように耳を塞ぐので、音質的には有利だ。しかし、人と会話する時には外す必要があるし、周囲の音が聞こえにくくなるので、屋外で使うには周囲に注意しないといけない。最近増えている耳を塞がないオープン型は、装着したままで会話もできるし、周囲の音も聞こえるが、そのぶん、音質的には不利になる。

画像: 曲線を多用したデザインは前モデルを踏襲するが、新製品では装着性を向上させるために、ドライバーを内蔵する部分のデザインを吟味することで、より安定した装着を可能としている

曲線を多用したデザインは前モデルを踏襲するが、新製品では装着性を向上させるために、ドライバーを内蔵する部分のデザインを吟味することで、より安定した装着を可能としている

画像: 快適に使えるセミオープン型の利便性とカナル型の高音質を兼ね備えた

 すると、オープン型の使いやすさで、音質もカナル型に迫るものが欲しくなるはず。そんな欲張りなニーズに応えるのが、今回ファーウェイが発売するHUAWEI FreeBuds 6だ。完全には耳を塞がないセミオープン型(インナーイヤー)なので、屋外・屋内を問わず使えるし、装着感も軽快。それでいて音質もカナル型に迫る実力を備えている。さっそく試してみることにした。

セミオープン型(インナーイヤー)では珍しいデュアルドライバーを搭載

 HUAWEI FreeBuds 6は、同社セミオープン型としては初の、2つのドライバーを搭載するデュアルドライバー構造を実現。中低音域を受け持つダイナミック型(11mm口径)に、新たに高音域を受け持つコンパクトな高音域振動板(平面)ドライバーを追加したのだ。さらに、ダイナミック型については、デュアルマグネット構造とすることで、より迫力のある低音の再現を可能にした。一般的なイヤホンと比べると軽量でコンパクトになるセミオープン型は、筐体内部の空間が小さくなるので、これまでデュアルドライバーの搭載は困難と思われていた。しかし、ファーウェイはよりコンパクトなドライバーを開発することで、これを克服したのだ。

画像: 筐体が小さくなりやすいインナーイヤー型に、デュアルドライバーを搭載

筐体が小さくなりやすいインナーイヤー型に、デュアルドライバーを搭載

 さらに、リアルタイムで音量を自動調整してくれる「AIスマート自動調整」により、ユーザーの耳の穴の特徴や使う場所に合わせた、最適な音量で楽曲が楽しめるのも大きな特徴。前作の「HUAWEI FreeBuds 5」と比べてもさらに調整の幅が広がり、さまざまなシーンでより使いやすくなっているという。

 そして、セミオープン型ながらもノイズキャンセル機能を装備。周囲の騒音を低減して音楽を聴きやすくしてくれるだけでなく、通話時でも相手の声が聞きやすくなる。さらに相手へ伝える自分の声もよりクリアになった。これは新搭載のVPU骨伝導マイクにより通話者の声を正確に識別し、それ以外の騒音を効果的に低減してくれるから。さらに「AIマルチチャンネルDNNノイズリダクション」で、ノイズ低減のアルゴリズムをさらに改善。複数のマイクが拾った音を比較してノイズを低減することで、不要な騒音の低減効果を高めている。音楽鑑賞、通話、送話のどれも聞きやすいノイズキャンセルが可能になり、通勤などの電車での移動、旅行、スポーツ、また室内でのオンライン会議やゲームなど、さまざまな状況で快適な通話が可能になっている。

 さらに、バッテリー持続時間も、イヤホン単体で約6時間、充電ケース込みで最大36時間を実現。5分間の充電で2.5時間音楽再生ができる急速充電にも対応している。

装着感と音質が大きく向上し、低音やディテイルがより感じられるようになった

 では実際に試してみることにしよう。比較用として前作のHUAWEI FreeBuds 5も用意した。FreeBuds 5とHUAWEI FreeBuds 6は一見するとよく似ているのだが、じっくり比べてみるとずいぶん違う。イヤホン自体はより小さく軽くなっているし、なにより装着感がまったく違う。

画像: 新製品の「HUAWEI FreeBuds 6」(右)と「HUAWEI FreeBuds 5」。似ているようで実は、形状にはかなりの変更が行なわれていて、装着性は格段に向上している

新製品の「HUAWEI FreeBuds 6」(右)と「HUAWEI FreeBuds 5」。似ているようで実は、形状にはかなりの変更が行なわれていて、装着性は格段に向上している

 FreeBuds 5もセミオープン型なので、耳に挿入する感じがなく軽快なのだが、歩いたり階段の上り下りでズレることがあり、ちょっとした動作でも外れてしまいそうという不安感があった。音質的にはセミオープン型ということもあり、低音の量感や、高域の伸び、細かな音は少し弱めに感じるが、イヤホンを指で押さえて聞く(密着させる)と、音質そのものは決して悪くない。装着の不安定さがあって、その良さが実感しにくかった、とも言える。

画像: 新製品の「HUAWEI FreeBuds 6」(右)では、ドライバーを内蔵する部分の形状や角度が大きく変更されている。これによって耳へのかかりが格段によくなり、結果として装着性が大きく向上することになった

新製品の「HUAWEI FreeBuds 6」(右)では、ドライバーを内蔵する部分の形状や角度が大きく変更されている。これによって耳へのかかりが格段によくなり、結果として装着性が大きく向上することになった

画像1: 装着感と音質が大きく向上し、低音やディテイルがより感じられるようになった

 しかし、HUAWEI FreeBuds 6は耳にピタリと収まり、装着感が明らかに違う。それでいてカナル型のように耳の穴の奥にギュッと押し込むわけではないので、耳への負担はほとんどない。長時間つけっぱなしにしていても耳が痛くなるようなことはない。しかし、確実に耳にフィットしているので、外れてしまう不安もない。

画像: 実際に屋外に持ち出して、装着感やノイズキャンセル機能の効果を試してみた

実際に屋外に持ち出して、装着感やノイズキャンセル機能の効果を試してみた

 その結果、低音がしっかりと耳に届き、より楽曲を楽しめるようになった。ノイズキャンセル機能についても、カナル型のように外界の音をシャットアウトしてしまう感じではないが、音楽の邪魔になる騒がしい音を確実に低減してくれるので、細かな音まで楽しめるようになった。結果として、音質的にもかなり満足度の高いイヤホンと言える。これはなかなか良さそうということで、室内だけでなくいろいろな場所で試してみることにした。プレーヤーには、Androidスマホ、アステル&ケルンのA&Futura SE300を使用した。

画像2: 装着感と音質が大きく向上し、低音やディテイルがより感じられるようになった

 カラヤン指揮ウィーン・フィルによる「ホルスト/組曲「惑星」より「木星」を聴いた。クラシック曲は音量の変化が大きいので、弱音部では周囲の音が聴こえてしまいがちだが、実際に駅のホームや電車の中で使ってみても、騒音は数メートル遠ざかっている印象で、音楽の邪魔はしない。セミオープン型のノイズキャンセルとしてひじょうに優秀だ。

 音質的にも細かな音もよく聞こえるし、木管のしっとりとした高音と金管の輝くような音色の質感の違いもよく分かる。AI自動調整のような機能はともすると不要な強調感が気になることもあるのだが、不自然な音色の強調などはなく、自然で質感の高い音を再現してくれる。曲のクライマックスですべての楽器が一斉に音を出すような部分では低音もしっかりと鳴って、頭の中にオーケストラの姿が浮かぶようになる。エネルギー感も充分で、なかなかスケールの豊かな演奏を聴かせてくれた。

 また、「ジェニファー・ウォーンズ/ハンター」では、声量豊かな彼女のボーカルをニュアンスたっぷりに楽しめた。伴奏のドラムやベースのリズムも歯切れよく響き、オープン型で感じる低音が抜けたようになる雰囲気はいっさいない。

 これは確かに、カナル型に迫る音質と言っていい出来の良さだ。もちろん、厳しく聴き比べればカナル型との音質の差もあるのだが、装着したままで周囲の人と会話できてしまう快適さでこの音質を楽しめると考えれば、セミオープン型のHUAWEI FreeBuds 6の方が、より使いやすいと感じる場面が多いと思う。

 また、ユーザーの多いiPhoneとの組み合わせも試してみた。接続コーデックはAACになり、音質的にはそれなりの差があるものの、基本的にクセのない自然な音質なので、不満を感じることはない。便利だったのは「HUAWEI AudioConnect」アプリ(現状iOSのみ)。ペアリング時にポップアップが自動で立ち上がってくるので、素早く接続できて快適だった。

画像: アプリはこれまでの「AI LIFE」に加えて新たに「AudioConnect」も用意された。AudioConnectでは、HUAWEI FreeBuds 6を見つけると自動でポップアップが立ち上がり、接続操作を簡単にしてくれる。LDACコーデックは、「音質」の項目で「音質を優先」にチェックを入れると使えるようになる

アプリはこれまでの「AI LIFE」に加えて新たに「AudioConnect」も用意された。AudioConnectでは、HUAWEI FreeBuds 6を見つけると自動でポップアップが立ち上がり、接続操作を簡単にしてくれる。LDACコーデックは、「音質」の項目で「音質を優先」にチェックを入れると使えるようになる

イヤホンらしからぬおしゃれなデザイン。アクセサリーのように使いたい

 さまざまな場所で気軽に音楽を楽しめて、しかもリモート会議や電話などを含めてビジネスの現場でも活躍できるセミオープン型イヤホンは、今もっとも注目度の高いアイテムと言えるだろう。そのなかで今回試したHUAWEI FreeBuds 6は、装着感や使い勝手、なにより音質の面でもかなりの実力を備えたモデルだと分かった。

画像: モデルを務めてくれたのは、「ミライスカート+」としてライブ活動をしている児島真理奈さん。パープルの色味とオシャレなデザインにうっとりとしていた

モデルを務めてくれたのは、「ミライスカート+」としてライブ活動をしている児島真理奈さん。パープルの色味とオシャレなデザインにうっとりとしていた

 水滴のような独特のフォルムは、一見してイヤホンとは思えないこともあり、ちょっとしたアクセサリーのように使うこともできる。光沢感のあるブラック、ホワイト、パープルの3色が選べるので、男性だけでなく女性が日常的に使うのにも良さそうだ。見た目だけではデザイン優先で音は後回しというイメージを持つかもしれないが、すでに述べた通り、音質についてもかなりの実力を備えている。日常的にイヤホンを使っているが、いつでもどこでもつけっぱなしで快適に使えるモデルはまだ決して多くはない。より快適なイヤホンを探している人はぜひとも、ファーウェイのHUAWEI FreeBuds 6に注目してほしい。

提供:ファーウェイ・ジャパン

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