昨今、テレビの在り方が変わってきている。単に放送番組を見るだけでなく、ネット配信やVOD対応といったクロスメディアが当たり前になってきたのだ。いわゆる、スマートテレビ化である。そんな時代にテレビはどんな立ち位置であるべきか。パナソニック/ビエラを眺めていると、そのイメージが見えてくる。

『ホームビューイング!』をスローガンに、さまざまなコンテンツに対して最適なパフォーマンスを視聴者に提供しようと、パナソニックのビエラは持ち前のテクノロジーとメソッドを駆使して完成度を高めてきた。その最新の成果が、有機ELテレビのビエラTH‐65JZ2000には傾注されている。

 ビエラの有機ELテレビといえば、何といってもディスプレイモジュールの独自構造である。本機に搭載される第二世代の独自ディスプレイの構造は、有機ELセルの背後に配置されるバックカバーとインナープレートを一体化した構造を採用するとともに、新素材を用いた貼りつけ構造を実現した点が画期的だ。これによって高いコントラストと安定した明るさを維持することができ、明部から暗部に至る明るさを忠実に映し出すことが可能となった。

 これに加えて、ディスプレイ側の進化にあわせて独自のディスプレイ制御技術「Dot ContrastパネルコントローラーPro」も進化。輝度と色を分離して高精度なコントロールを行なうことに加え、本シリーズでは新たにエリアごとの入力信号情報を解析してパネル制御に反映されるように制御も進化。有機ELディスプレイとディスプレイ制御技術の両方が進化することにより、光と色の表現がより豊かになっているという。

 これと併せて、色信号のオリジナル処理技術「ヘキサクロマドライブプラス」にもメスを入れ、新技術ハイブリッドトーンマッピングを追加搭載。輝度に対して最適なHDR信号処理を行なう従来方式に、色再現に特化したトーンマッピングを新たに追加。異なる色空間を使った処理を都度掛け合わせることで、明部においても色抜けせず、鮮やかでリッチな色再現が実現できたのである。

 

画像1: 独自ディスプレイの高画質とAI技術を相乗!パナソニック 4K VIERA「TH-65JZ2000」

4K OLED DISPLAY PANASONIC TH-65JZ2000
オープン価格

● 画面サイズ:65型
● 解像度:水平3840×垂直2160画素
● 内蔵チューナー: 地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×2
● アンプ実用最大出力: 125W
● 接続端子: HDMI入力4系統、ビデオ入力1系統(3RCA、ビデオ入力兼用)、デジタル音声出力1系統(光)、USB タイプA 3系統、LAN 1系統、他
● 寸法/質量:W1,448×H916×D350mm/約28.0㎏(スタンド含)
● ラインナップ:TH-55JZ2000(55型)
https://panasonic.jp/viera/

 

 

シーン認識アルゴリズムによるオートAI画質・音質

 以上記したように、TH‐65JZ2000のアピールポイントは、新規に設計を見直した独自ディスプレイの構造面と、輝度/色再現に踏み込んだ新しい要素技術である。今回はそれらと相まって、コンテンツがどのようなシーンであるかや映像信号の内容、視聴(照度)環境に合わせて自動的に画質/音質を最適化する「オートAI」とのコンビネーションにも注目したい。

画像2: 独自ディスプレイの高画質とAI技術を相乗!パナソニック 4K VIERA「TH-65JZ2000」

オートAI画質・音質とは

オートAI画質・音質は、AI技術を活用して生成した「シーン認識アルゴリズム」によって、パナソニックが考えるところの人間が観たい、聞きたいと感じる画質・音質を自動で実現するという機能。再生した映像に合わせて、自動で色や輝度、ディテイル情報を調整。さらに自動で音質も調整する

 

 ビエラのオートAIは、放送や映画など100万を超える映像のシーンから構成した学習用データベースをディープラーニングを活用してAIが学習し、生成したシーン認識アルゴリズムを元に、映像の情報を解析してその中身を認知し、シーンに合わせて最適なパフォーマンスとなるように画質・音質を処理するというもの。これは色や輝度、ディテイル情報などを最適に調整するだけでなく、コンテンツのシーンに応じてあらゆる調整機能を総合的にコントロールする。すなわち、画質・音質をリアルタイムで最適に調整してくれるのである。

 AIを活用した画質・音質の調整機能は、現在各社のテレビに搭載され始め、いわば最新トレンドのひとつのフィーチャーといってよい。メーカーごとでそれがどう差別化されているかという点については、実際にパフォーマンスを目と耳で確かめるしかない。

 私が感じるパナソニック/ビエラのそれは、これみよがしというところのない自然体の雰囲気だ。違和感のない色再現は、肌色の赤みや黄色みなどが偏りのない中庸な表現だし、ディテイルが際立ったカリカリの絵ということもない。ナチュラルな奥行感とパースペクティブを感じさせる映像なのである。また、ダイナミックレンジの圧倒的な広さを感じさせるのは、暗部をいたずらに引き込みすぎず、APLの低い映像でも微妙な階調をしっかりと描き出すから。もちろんハイライトも頭打ちすることなく、スムーズに推移してピークでピカッと伸びているのだ。

 絵と音の双方に効くオートAI。すなわち映画には映画の、スポーツ中継にはスポーツ中継それぞれにふさわしい(適した)立体音響で楽しめるわけだ。これまた違和感を抱くことなく、画面に則した自然な臨場感が得られている。

 視聴者の手を煩わせることなく、さまざまなコンテンツを最適な映像と音でいつでも楽しめる新しいビエラ。それはまるでテレビの中に、貴方に忠実な執事が居るかのような感覚なのである。

提供:パナソニック

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