連載22年を迎える、克・亜樹原作の大人気コミック「ふたりエッチ」を実写化した、『映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~』が、4月12日(金)よりシネマート・新宿ほかにて公開となる。

 本作は、奥手な新婚カップルが試行錯誤を重ねながら、気持ちよくなるエッチを学んでいくというラブコメディの金字塔。男子羨望の奥手な新妻・小野田優良を演じるのは、Iカップバストを武器に、グラビアのみならず、アイドル、女優、タレントとマルチに活躍している青山ひかるだ。初主演作の公開を控えた今の心境をインタビューした。

――出演おめでとうございます。まずは決まった時のことをお聞かせください。

 ありがとうございます。もうタイトルを見た時に、五度見して確認するぐらいびっくりしました(笑)。あのふたりエッチの優良さんを私がするの!って。うれしい反面、プレッシャーも大きかったですね。

――優良の役作りは?

 過去に映像化された作品も拝見しましたけど、森下(悠里)さん版みたいなエロスは出せないので(笑)、私なりに、優良のかわいいところを前面に押し出そうと思って、かわいさメーターを全開にするよう心掛けました。

――具体的には。

 まずは声のトーンを変えましたね。地声だと、優良よりも妹の梨香になってしまうので、優良さんの持つ、お淑やかさや奥ゆかしさを感じてもらえるように、そして私の中にある一番かわいいところを出すようにしました。ただ、大きな声を出すと強くなってしまうので、終始小声気味で話していたのは、音声さんには申し訳なかった点です。

 加えて、(旦那の)真さんを包み込むような母性を出そう、とも思いました。と言ってもお母さんではなく、奥さんのですけどね。ちょうど、映画の撮影期間は、お母さん役の舞台の稽古期間と被っていたので、両者が混じらないようにするのはたいへんでした。

 そうそう、撮影期間中は、優良さんの気持ちを理解するため、というかなりきるために、ずっと結婚指輪をはめて、新婚気分を高めていたんです(笑)。けど、普段はアクセサリーをつけないので、指の違和感はハンパなかったですね。

――優良さんは一途なのに、真さんはいろいろと暴走気味です。

 そうなんですよ。でも、それもとても面白く描かれているので、楽しんでもらえると思います。ホントに、優良さんはずっと真さんだけを見ているんですけどね。

――その真さん役の佐々木道成さんはいかがでしたか?

 現場では真さんそのものでしたね。ただ、佐々木さん自身毛の濃い方で、「真さんって、毛の薄い印象があるから」って、一日3回朝昼晩って毛を剃っていたのが印象的でした(笑)。スネも綺麗にしていたんですけど、監督が「(汚いから)ボツ」っていうのを聞いて、もう「佐々木さんどんまい」って心の中で応援していました。

――汚いと言えば……。

 おかげさまで、ファンのみなさんからたくさん石鹸をいただいて! お尻は綺麗になりました。残念ながら、本編には映ってないんですけど。

――そうそう、暴走と言えば、妹(梨香・吉田早紀)も、暴走していました。

 そうなんですよ。アレを目の前で見られて、すごく面白かったですよ。

 撮影の時も、こうしたらいいですかねとか、ああしたらどうでしょう、なんて監督と意見を出し合っていて、とても楽しそうでした。最後は監督もノリノリになってきちゃって、「(アレをしている時の梨香は)カメラ目線にしよう」って。ぜひ、劇場でチェックしてみてください。

――ところで、初主演で臨んだ現場はいかがでした?

 正直、こんなにがっつり出ている映像作品は初めてでしたので、映画の難しさを改めて感じました。とても、勉強になった現場でした。

――2013年の舞台『デジタル ホムンクルス』以来、舞台への出演も多いですね。

 やはり、舞台とは全然違いますよね。舞台なら、ある程度自由に動きまわれるんですけど、映像作品ではカメラに映る範囲=画角が決まっているので、常にそれを意識していないといけませんから、今回の現場では動けなくなってしまって……。それは自分にとって大きな反省点でしたので、その経験を活かして次につなげたいです。

――そして、「ふたりエッチ」ですから、当然エッチなシーンもあります。

 恥ずかしさよりも、表現できるのかなっていう不安のほうが大きかったですね。ただ。絡みのシーンでは、森下さんのようにエロスに振るよりも、優良の奥ゆかしいところを活かそうと思ったので、真さんに身を委ねるようにして、初々しさとか、恥じらいを出しつつ、“健康的な”エロスも感じてもらえる仕上がりになったと思います。

――ラストシーンのお風呂場の撮影は?

 もう一番たいへんでした。あの空間に、私と真(佐々木)さん、カメラマンさん、音声さん、助監督さんなどなどたくさんのスタッフが入って! 結構上せやすい体質なので、シャワーはぬるめにしてもらって、スモークを焚いて、頑張って撮ったので、注目してほしいです。

――そんな初出演作も公開が迫ってきました。青山さんの見どころをお願いします。

 まず1作目の「~ラブ・アゲイン~」は、作品の原点となるお話なので、二人の始まりを見てほしいですし、ラブ&エロスでありながら、コメディ色も強いので、ほっこりした気分を味わいながら、思いっきり笑って楽しんでほしいです。自分でも大笑いしちゃいました。健康的なエロなので、カップルでも楽しめるはずです。たくさんの方々に見てもらいたいです。

 あと、中学生ぐらいの子たちには、いろいろな資料も出てきますので、参考にしてほしいなって思います。図版とか資料のバックの絵がもう笑えるんですよ。

――そして、5月10日には第2弾となる「~ダブル・ラブ~」も公開となります。

 そこでは、真さんに危機が訪れるんです。それを優良さんが解決しようとして、いろいろと奮闘します。ネタバレにならない範囲でお話しすると、コスプレをするんです。スタッフさんも一押しの衣装もあるので、ご期待くださいね。そうそう、今までのグラビアイメージでは披露したことのない衣装もあるので、グラビアファンの方々にも楽しんでいただけるはずです。

――最後に、原作の中で再現したいエピソードはありますか?

 たくさんありますけど、一番は赤ちゃんが生まれるところですね。シリーズ化して、そこまで映像化したいです。頑張ります。

映画「映画版 ふたりエッチ ~ラブ・アゲイン~」

4月12日(金)より、シネマート新宿にて公開

映画「映画版 ふたりエッチ ~ダブル・ラブ~」

5月10日(金)より、シネマート新宿ほかにて連続公開

<キャスト>
青山ひかる 佐々木道成 吉田早紀 大島正華 相良朱音 石田隼 久保瑛則 森本のぶ
 ~ラブ・アゲイン~ 水樹たま 窪寺昭
 ~ダブル・ラブ~ 澤井まどか 八條院蔵人 霜月めあ 武藤令子

<スタッフ>
原作:克・亜樹
監督・脚本:近藤俊明
製作・配給:AMGエンタテインメント
(C)2019 克・亜樹/白泉社・AMGエンタテインメント

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