渡部亮平監督の商業デビュー作となる『哀愁しんでれら』の完成報告会が1月19日、都内で行なわれ、主演の土屋太鳳、共演の田中圭、石橋凌、COCO、そして渡部監督らが出席した。当日は、新型コロナによる緊急事態宣言下にあり、会は残念ながら無観客・配信という形で行なわれた。

画像1: お伽話サスペンス『哀愁しんでれら』の完成報告会が開催。主演「土屋太鳳」は、「幸せとは何か?について、改めて考えてもらえる作品になりました」

 本作は、土屋演じる真面目な女性・福浦小春が、次々と襲い来る不幸に追い詰められてしまい、最後には……というサスペンス作。演じるにあたって気を付けたことは? と司会に質問された土屋は、次々と襲い来る不幸によって、「普通でいることや、幸せになりたいと思うのと同じぐらい我慢しないといけないことがあって……。でも、それを押し殺さないといけない……」、そうした時に湧いてくるいろいろな感情を考えながら、「本当にごく普通に演じた」と、その役づくりについてコメントしていた。

 その(土屋の)演技を見た田中は、「カメラが回っている時と、回っていない時のギャップが凄かった」と評していた。

 一方、土屋演じる小春の結婚相手の連れ子であるヒカリを演じたのは、今回が演技初挑戦となるCOCO。「初めてのシーンはちょっと緊張したんですけど、皆さんが優しくサポートしてくださったので、次のシーンから楽しく演技をすることができました」としっかりとしたコメント。それを聞いた土屋は、「凄いねコッチン(と、現場では呼んでいたそう)」と感嘆していた。

 ちなみに、現場でのエピソードで覚えていることは? という質問には、「休憩時間に皆で似顔絵を描いたことが、楽しくて記憶に残っています。一番お上手だったのは、タオちん(と呼んでいたそう)でした」と、嬉しそうに話していた。

 最後に監督は、「生きているといろいろな願望があると思いますが、それらが知らないうちにプレッシャーになって、苦しむこともあるかもしれません。映画では、そうしたことを小春の物語として描きました。ただ、観ていただく皆さんには誰でも、自分のことと感じてもらえると思います。楽しみに観てほしいです」というメッセージを送っていた。

 一方、主演の土屋は「登場人物はみんな個性的ではありますけど、もしかしたら身近にいるかもしれない……というストーリーになっています。人を愛するとは、幸せとは何かについて、改めて考えてもらえる作品になったと思います。ぜひ、ご覧いただいた感想を聞かせていただきたいです」と笑顔を見せて終了となった。

画像4: お伽話サスペンス『哀愁しんでれら』の完成報告会が開催。主演「土屋太鳳」は、「幸せとは何か?について、改めて考えてもらえる作品になりました」

映画『哀愁しんでれら』

2月5日(金)より全国公開
<キャスト>
土屋太鳳 田中圭
COCO 山田杏奈 ティーチャ 安藤輪子 金澤美穂 中村靖日 正名僕蔵 銀粉蝶 / 石橋凌 ほか
<スタッフ>
監督:渡部亮平
配給:クロックワークス
TSUTAYA CREATOR’S PROGRAM FILM 2016 グランプリ受賞作品
(C)2021『哀愁しんでれら』製作委員会

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