画像1: 【ラックスマン株式会社】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

今冬の各社注目製品

残念ながら2020年度の開催が中止となった「東京インターナショナルオーディオショウ」。
しかしながら、今年も各社から魅力的な製品の数々がリリース予定。そこで、Stereo Sound 217号(12月10日発売)では、楽しみにしていたオーディオファイルの方々に向け、「誌上TIAS2020」と題して、メーカー/輸入商社ごとに各社の《この冬の注目製品》をご紹介する特集企画を用意。今回は誌面に先立ち、WEB上でその内容を一部、先行公開する。

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ラックスマン株式会社編

 

 

往年の大ヒット作を彷彿させる95周年記念モデル

 2020年9月に発表されたラックスマンのL595A Limitedは、今年登場した国産アンプのなかでも、ひときわ美しい佇まいを備える“必見”の製品と言えるだろう。同社製品開発責任者の長妻雅一氏と、L595A Limitedの技術設計を担当し、音質の追い込みも行なった田村通浩氏に、開発のポイントや音の狙いについてうかがった。

 

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長妻雅一(ながつま まさかず)氏
取締役 開発部部長

 

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田村通浩(たむら みちひろ)氏
開発部 設計課課長

 

 

デザインモチーフは1989年のL570

 近年の同社アンプとは異なるこのデザインは、どうような経緯で誕生したのだろうか。

 「角型スイッチが並ぶこのデザインのモチーフになったのは1989年発売のL570で、円形ノブを含むそれぞれの配置はほぼ踏襲されています。社長の末吉には副社長だった頃からL570のデザインを復活させたいという思いがあり、95周年の今回、ようやくそれを実現することができました」(長妻氏)

 3機種つくられた純A級50WのL570シリーズは、同社製としてはこれまででもっとも売れた半導体のプリメインアンプだという。では、約30年を経てデザインが復刻されたこのアンプの内部には、現代のどのようなテクノロジーが詰め込まれているのだろうか。
 
 「歪成分だけを検出しフィードバックするODNF回路の最終完成形、電子制御アッテネーターの新LECUA 1000、プリアンプ出力段のディスクリート・バッファー回路など、近年のセパレートアンプで培ってきた最新技術を投入し、最高のクォリティに仕上げました。従来以上のノイズ対策をしたうえで、ボディ感があり力強さも備わった音にするのが狙いで、電源部のブロックコンデンサーや最終段階で採用を決めた金メッキ仕様のピールコート基板なども、音質の向上に大きな役割を果たしてくれました」(田村氏)

 L595A Limitedの国内向け生産数は300台のみ。実売数の推移とは関係なく、来年中にすべての生産を終える予定だという。

 「2021年中に全数の製造を終える予定です。この先、金属加工をする熟練技術者の人材確保が困難になり、それに伴ってフロント面の外装部品の品質と仕入れ価格の維持も難しくなる可能性があるためです」(田村氏)

 作り込まれた角型スイッチ、奥から音量値がほのかに照らされるボリュウムノブ……。同社アンプのファンのみならず、多くのオーディオ愛好家に、実際に見て聴いてほしい、この冬最注目のプリメインアンプである。

 

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プリメインアンプ
ラックスマン L595A Limited ¥980,000・税別
2020年10月発売

 

 

https://www.luxman.co.jp/presspro/l-595al

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