パナソニックの全自動ディーガの最上位モデル、DMR-4X1000は、BS4K/110度CS4Kチューナー2基を含む11チューナーを内蔵し、最大8チャンネルの全録が可能なレコーダーだ。全録レコーダーを駆使して、毎週膨大な映画やアニメ番組を視聴している筆者が、最新の全録レコーダーを実際に使用してその魅力をレポートする。

 

画像1: 快適4K録画!全自動ディーガのフラッグシップ
パナソニック「DMR-4X1000」

4K RECORDER

PANASONIC DMR-4X1000 オープン価格

● 再生対応ディスク:UHDブルーレイ、BD、ブルーレイ3D、DVD、CD他
● 内蔵HDD容量:10Tバイト
● 内蔵チューナー数:11(BS4K/110度CS4K放送/地上デジタル放送/BSデジタル/110度CSデジタル放送×2、地上デジタル放送/BSデジタル/110度CSデジタル放送×4、地上デジタル放送専用×5)
● 接続端子:HDMI出力2系統、USBタイプA 3系統、LAN1系統、他
● 寸法/質量:W430×H66×D239mm(突起部含まず)/約4.3kg
● ラインナップ:DMR-4X600(6TバイトHDD)
http://diga.jp

 

 全自動ディーガの最大の特徴は、選択した放送局の番組を24時間ほぼすべて録画すること。11チューナー内蔵でHDD容量10Tバイトの4X1000なら最大8チャンネルを最大28日間も録り貯めできる。そんなにたくさん録画しても見るヒマがないと思われるだろうが、一番のメリットは見たい番組がいつでも見られるということだ。録画予約の必要もなく、話題になったニュースや番組をいつでも再生できるのはとても便利だ。

 たとえば、10月はテレビ放送の番組改編期で、ドラマやアニメの新番組が次々とスタートしている。この時期の録画予約が大変というのはテレビ録画派にはつきものだが、全自動ディーガなら録画予約は基本的に不要。もちろん、録り逃しもない。そのうえ、よく見る番組は新着番組としてお知らせしてくれるのも便利。ジャンル別に新着番組を確認できるので、見逃してしまう心配もない。また、オンエアの番組を見ていても、番組の最初に戻って見直すことも簡単にできる。自由度の高いテレビ視聴ができるのだ。

 しかも、4X1000は4K放送の全録も可能だ。NHK BS4Kは9月下旬から4K版『ウルトラセブン』の放送が開始されていて、ぼくにとっては録り逃しは禁物の番組。このほかにも、UHDブルーレイや動画配信サービスでは見られない、過去の名作の4K版が数多く放送されていて、さまざまなドキュメンタリー番組やドラマ番組と合わせて永久保存級の番組の宝庫となっている。これらも予約なしで自由に楽しめる。

 

画像2: 快適4K録画!全自動ディーガのフラッグシップ
パナソニック「DMR-4X1000」

4X1000のチャンネル録画例。好みに合わせたチャンネル録画を事前に設定できる。内蔵ハードディスク容量(10Tバイト)の割り当ては、使い方にあわせて「チャンネル録画/通常録画」のパターンから選択が可能

 

全自動レコーダーとして抜群の画質・音質

 しばらく、4X1000を自宅でも使ってみたが、実に快適。4K放送の全録はDRモードのみとなるが、BD保存をしたい番組が多いので、DR録画でなんの不満もない。BD-Rへのダビング時に長時間モードへの変換ダビングもできるので、2時間近い番組も片面1層BDにまとめることもでき、実用上困ることはない。4K放送の長時間録画の画質は2〜3倍録のモードなら画質劣化はほとんど気にならない。5倍録モードでわずかながら細部が甘くなったと感じる程度だ。それ以上の長時間モードはBD保存には向かないが、ノイズ発生をよく抑えた見やすい映像になっているのも好ましい。

 しかも画質・音質もなかなか優秀。自宅では4K放送の録画用にDMR-4W400を使っているが、それと比べても映像の精細さや色のりのよさ、ワイドレンジで迫力のある音は一線を画するものがある。借用時に放送されていた『ターミネーター2』や『未知との遭遇』などを見たが、ひじょうに質が高くて驚いた

 そして、レコーダーでは本機のみが備える同社の高級プレーヤー、DP-UB9000譲りの高画質機能も頼もしい。HDRコンテンツのための「HDRトーンマップ」や「システムガンマ調整」が盛り込まれ、HDR作品をより優れた映像と音で楽しめる。UHD BDの『1917命をかけた伝令』を見てみたが、立体的な映像の見通し、暗部の階調性の豊かさなど、DP-UB9000に通じる品位の高さがある。そして音も質も立派で、サラウンドの空間表現の広がりや激しい銃撃音の力強さなど、レコーダーとしては抜群の実力と言っていい。全自動ディーガのような多チューナー搭載機はノイズの影響も大きくなるので、ノイズ対策が厳重になっている。そして大容量HDD内蔵なので電源部にも余裕があることが、画質や音質にも効いているのだろう。

 実に快適な地デジの全録に加え、4K放送も全録できる利便性の高さだけでも4X1000は魅力的だが、これに加えてDP-UB9000に迫る画質・音質であることが素晴らしい。4K放送をはじめとするテレビ放送を存分に楽しみ尽くすためのモデルだ。

提供:パナソニック

 

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