監督・水島努×シリーズ構成・横手美智子のオリジナル TVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』。本格的な空戦描写と迫力の音響が話題を呼んだ本作が、『荒野のコトブキ飛行隊完全版』となって、 2020年9月 11日より、全国各劇場で放映される。

 その公開にさきがけて、8月22日(土)TOHOシネマズ池袋にて完成披露上映会が開催された。本編上映前にはリモートで、メインキャスト陣による舞台挨拶が行なわれ、キリエ役の鈴代紗弓さん、エンマ役の幸村恵理さん、ケイト役の仲谷明香さん、レオナ役の瀬戸麻沙美さん、ザラ役の山村響さん、チカ役の富田美憂さんらが登壇。それぞれの自己紹介では第4話でキリエが歌っていた「コトブキ飛行隊の歌」のフレーズを入れながら会場のファンに向けて挨拶。

 その後、完全版がついに上映されることについて聞かれると、鈴代さんは、『TVシリーズの第1話先行上映会を劇場で観たときから、毎週劇場で観たいと思っていたので、こういう(大スクリーンや 7.1chといった)素晴らしい環境で皆様の前にご覧になっていただけるのが本当に幸せです』とコメント。

 仲谷さんは『私は純粋なコトブキファンとして公開を待っていたので、今すぐ皆さんのいる劇場に行きたいくらいです』と熱い思いを語ってくれた。約 15分追加された新作カットについて幸村さんは『一番の見どころは小さいころのエンマちゃんで、とても可愛いんです』と話し、事前の試写会でも思わず『エンマちゃん可愛い……』と盛り上がったという裏話を披露してくれた。

 アフレコについて山村さんは『久しぶりの収録でしたが、テンポの速い会話もすぐ体が思い出して、スッと役に入れましたし、みんなとのチームワークをすごく感じました』と収録時のエピソードを話してくれた。

 完全版の見どころについて瀬戸さんは、『撃墜された富嶽が穴に吸い込まれるシーン』と答え、『動が静に切り替わる瞬間を観てください』と見どころを紹介。富田さんは『チカとキリエのケンカシーン』を挙げ、『劇場の音響だと、二人がケンカ中に何を言っているのかよくわかると思います』と、劇場ならではの楽しみ方をおすすめしてくれた。

 また本作は、座席の動きや匂い、スモークなど五感全体で楽しめる MX4Dでの上映もされる。これをいち早く体験した鈴代さんからは、『皆さんも気になっているパンケーキの匂い、ぜひ嗅いでいただきたいです』とアピール。幸村さんは『機体によって振動の仕方が違うので、よりイジツの世界に没入できると思います』と、その魅力を語ってくれた。

画像: 水島努監督最新作レシプロ戦闘機アクション!映画『荒野のコトブキ飛行隊完全版』、完成披露上映会舞台挨拶開催! 「通常の劇場とMX4Dと音響自慢の劇場で3回観て欲しい!」

 最後は本作にかける思いや見どころを改めてキャスト陣に語ってもらった。『新規カットは各キャラクターにスポットが当たっているので、より愛着がもてて、コトブキ飛行隊が好きになると思います』(富田)、『こんな長い間ザラを演じられて、コトブキ飛行隊のみんなと空を飛び続けられることを本当に嬉しく思います。みなさんもコトブキ飛行隊の一員となって楽しんでいただければと思います』(山村)、『完全版というと終わってしまう感じがしてしまいますが、エンディングの映像を見ていると、まだまだ続いていくんじゃないかな?と思えてきますので、ぜひ最後まで楽しんでください』(瀬戸)、『個人的に続編が観たいので、ファンの方たちに感想を SNSなどに書いていただいて、盛り上げていただければと思っています。またスタッフさんが通常の劇場と MX4Dと音響自慢の劇場で3回観て欲しいと言っていましたので、ぜひ3回観て欲しいです』(仲谷)、『新作カットだけでなく、どのシーンも楽しめる作品だと思います。ぜひ3回と言わず、5回くらい観て欲しいです。エンマちゃん、本当に可愛いです』(幸村)、『劇場版になるというのが、今日になるまで現実味がなかったのですが、実現したのはファンのみなさまのおかげだと思います。細部までスタッフの熱が入った作品です。まずはまっさらな気持ちで、とにかく楽しんでいただければと思います』(鈴代)と、それぞれ本作への熱い思いを語り、舞台挨拶は幕を閉じた。

映画『荒野のコトブキ飛行隊完全版』情報

(※上映時間:119分)
【公開日】 2020年 9月 11日(金)
【配給】バンダイナムコアーツ、ショウゲート
【宣伝】クロックワークス

画像: 映画『荒野のコトブキ飛行隊完全版』情報

【スタッフ】監督・音響監督:水島努/シリーズ構成:横手美智子/脚本:横手美智子、吉野弘幸、檜垣亮/メインキャラクター原案:左/キャラクターデザイン:菅井翔/ミリタリー監修:二宮茂幸/ミリタリー設定:中野哲也、菊地秀行、時浜次郎/設定協力:白土晴一/3D監督:江川久志/テクニカルディレクター:水橋啓太/総作画監督:中村統子/美術監督:小倉一男/色彩設計:山上愛子/撮影監督:篠崎亨/編集:吉武将人/音楽:浜口史郎/音響効果:小山恭正/サウンドミキサー:山口貴之/エンディング主題歌:コトブキ飛行隊「翼を持つ者たち」/制作:デジタル・フロンティア/アニメーション制作: GEMBA/作画制作:ワオワールド
(C)「荒野のコトブキ飛行隊完全版」製作委員会

【キャスト】キリエ:鈴代紗弓 エンマ:幸村恵理 ケイト:仲谷明香 レオナ:瀬戸麻沙美 ザラ:山村響 チカ:富田美憂 マダム・ルゥルゥ:矢島晶子 サネアツ:藤原啓治 アンナ:吉岡美咲 マリア:岡咲美保 アディ:島袋美由利 ベティ:古賀葵 シンディ:川井田夏海 ナツオ:大久保瑠美 ジョニー:上田燿司 リリコ:東山奈央

【イントロダクション】一面荒野が広がる世界、“イジツ”――。ある日、空に“穴”が空き、そこから色々なものが降ってきた。中でも“ユーハング ”がもたらしたものの影響は大きく、とりわけ飛行機の存在によって人々の生活は激変。以降、世界の潮流は空へと移っていった。時は流れ――、空には商船とその用心棒、荒くれ者の空賊など、さまざまな人々が飛び交っていた。オウニ商会の雇われ用心棒“コトブキ飛行隊”は、空を飛ぶことが大好きな、女の子だけのスゴ腕パイロット集団。彼女たちは愛機である隼一型とともに、イジツ全体を巻き込む大きな戦いへと立ち向かっていく――。

【公式サイト】https://kotobuki-anime.com/
【Twitter】https://twitter.com/kotobuki_PR

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