「恋つづ」でブレイク中の毎熊克哉&「ワカコ酒」武田梨奈がW主演の破天荒なロードムービー「いざなぎ暮れた。」。金に困った新宿のホストと恋人のキャバ嬢が、ホストの故郷・松江市美保関に弾丸ドライブ。旅の目的は、ホントの親戚にオレオレ詐欺をすることだった……。よしもと地域発信型映画として作られたこの映画は、ご当地映画にあるまじきブラックな要素が満載!

 当初15分程度の計画だった作品は、濃厚な内容と魅力に心動かされた撮影地の松江市、美保関の方々の熱い思いや製作スタッフ・吉本興業の尽力により、72分の長編作と変身、とうとう劇場公開にまでたどりつきました!!

 2月21日(金)には、島根県松江市の松江東宝5にて先行上映が開始され、主演の毎熊克哉・武田梨奈を含む3名が登壇し、初日舞台挨拶を実施。さらに監督・出演者計6名は、「これからもどんどん松江をPRして!」とまさかの松江観光大使にも委嘱され、同劇場で委嘱式セレモニーも行なわれました。

画像1: 世界中で評価の高まる映画「いざなぎ暮れた。」、撮影地での先行公開スタート。出演者・スタッフが、松江市長から観光大使に任命!

 会場には普段めったに見られない旬の俳優たちにぜひ会いたいと、平日の昼間にも関わらず大勢の観客が詰めかけました。なかには「おかえり(ハートマーク)松江」「毎熊LOVE(ハートマーク)」と手作りの文字入りのウチワ持参のかたも。期待と和みムード満点の公開初日舞台挨拶となりました。以下、舞台挨拶の模様を抄録します。

登壇時一言挨拶
●吉本興業ホールディングス・よしもとエリアアクション・新田あつお代表取締役副社長(製作元代表として):
弊社は47都道府県に芸人を住まわせ地域とともに活動し盛り上げる応援をする「住みます芸人プロジェクト」を行なっております。また毎年「沖縄国際映画祭」を開催し、そのなかの企画「地域発信型映画」は地域で撮影された映画を上映し、映画を通じて全国を盛り上げようと取り組んでいるものです。昨年この松江市の「いざなぎ暮れた。」が完成、沖縄国際映画祭を経て、このたび松江・東京にて公開されることになりました。ぜひこの映画の魅力をSNSなどで発信していただきたいと思います。
●毎熊克哉:ノボル役を演じました毎熊です。本日はご来場ありがとうございます。(会場から「毎熊く~ん!!」の声)あっ、ありがとうございます!(一同笑)今日の舞台挨拶に映画の衣装で来てくれと言われて、こんなスーツにサングラスまでしてきたんですが……来てみたら僕たけこのカッコで(笑)。ちょうど1年前美保関で撮っていて、まさかこんなふうに劇場で上映したりだとか、海外の映画祭で出品されるなんで思っていませんでした(参考:現在、海外で10以上の賞を受賞中)。またこうやってこの松江・美保関に戻ってくることができてうれしいです!

●武田梨奈:完成してからいつ上映されるかと心待ちにしていて、ようやく皆様の目に触れることができてすごく嬉しいです! いちばん最初に島根県の皆さんに観ていただきたかったので実現して嬉しいです。

●青山フォール勝ち:今回は芸人としてではなく、俳優として来たわけですが、初めての上映が松江でよかったです(参考:青山氏は松江市出身)。ここから多くの人に観ていただけるよう、自分たちも宣伝を頑張りたいと思います。

画像3: 世界中で評価の高まる映画「いざなぎ暮れた。」、撮影地での先行公開スタート。出演者・スタッフが、松江市長から観光大使に任命!

質疑応答
――今回、島根県・美保関での撮影での気に入った場所とかエピソードなど-
●毎熊克哉:僕は広島出身なので島根自体は過去何回か訪れていました。でも美保関は初めてで、すごくちっちゃいところだよ、と聞いていましたが、ほんとにちっちゃくて(笑)。滞在時間3日くらいで少なかったんですが、この短い間にほぼこの美保関は制覇したかなと。よそ者ですが、ちょっと知っちゃった気になりましたね~(笑)。美保関灯台は高いところにありそこからいろんな景色が見られます。そこで劇中に出てくる写真と見比べたりしていました。急に雨が降ってきたり、その次の瞬間はカラッと晴れたり……普通に考えるとおかしいなと思う現象でも、あの場の持つ力からしたら不思議じゃないなと思えました。ロケで使わせてもらったお醤油屋さんの醤油をつけたお刺身とかもめちゃくちゃ美味しかったです。

――キャバ嬢役という役作りで苦労されたことや心がけたこと
●武田梨奈:以前キャバクラのお店でのシーンを演じたことはありますが、今回は全く店内でのシーンなどはなく、ノボル君とのお互いの会話だけでキャバ嬢の雰囲気を作らないといけなかったのが難しかったですね。

――この役作りの為に「髪を金髪にした」とか?
●武田 シーンのなか「(髪の毛の)根元、黒くなってるじゃん」という台詞があるのですが、それを「プリンみたいになってるじゃん!」と変えてみたら、それに対し毎熊さんが「プッチンプリンみたいで可愛いよ」とアドリブで返してくださいました(笑)。

●青山フォール勝ち:お二人と違って、僕は一語一句台本通りでした。(笑)アドリブ0、そんな余裕はなかったです! でも、毎熊さんと武田さんと一緒だと、演技の力に引っ張られて気持ちよく演じきることができました。

――かなりの好演だったとスタッフ中でも話題になったが、これを気に役者業に転身などもありえる?
●青山フォール勝ち:いやいや! 芸人をもう辞めさせないでくださいよ(笑)! 憧れは確かにありましたが、今回やってみてその気になって普段のしゃべりもちょっとクールぶってたみたいで、相方に注意されました。「声がちっちゃい!」俳優気取りになってたみたいで(笑)。これを機会に俳優の仕事もやってみたいです。

ここで皆様へ今回の映画での協力企業様より、プレゼント
中浦食品株式会社様より「どじょう掬いまんじゅう」⇒青山さんに食べてもらう
●青山フォール勝ち:僕の知ってる懐かしい味、子供の頃に良く食べていました。今、お茶がほしいです!

株式会社海産物のきむらや様より「あかもく」
●武田梨奈:お酒のおつまみに合いそう。ごはんにのせてもおいしそう!

――本映画は人生をやり直すことができる「セカンドチャンス」というテーマがあり、ご自身の「セカンドチャンス」についてのエピソードがあれば。
●毎熊克哉:まさに今回の主演映画が自分にとってのセカンドチャンスでした。短編だったものが主演で劇場公開となり、できればこれからもサードチャンスなどに広がっていったらいなと思います。

●武田梨奈:私は、映画の世界に入りたくでオーディションを受けていたのですが、落ち続けていたとき、アクションの仕事をいただいて。もともと空手をやっていたのでそれが活かせ「私にはアクションがある!」と。それが大きなセカンドチャンスでしたね。

●青山フォール勝ち:僕も俳優になりたくてこの世界に入って(ウソつけ!とツッコミが。会場笑)。まあ、僕も大学までレスリングをやっていたのですが、芸人になり、いろんな段階を踏んでここまでこれたと。

――皆様へ最後のご挨拶
●毎熊克哉:東京でも3月から公開が始まります。言い方がちょっとどうかと思うんですが、そんなにまだ誰も知らない映画だと思うんですね。もともとは短編で劇場公開予定もなかったものが、縁あってこのような形になり、今日から映画が世に出ていくので、僕らも東京に帰ってたくさんの人に観てもらいたいなあと思ってPRしていきます。この地方で撮られた映画なので、皆さんも今日観られたときの「熱」を持ち帰っていただいて、自分の故郷への愛をできるだけたくさんの人に広めていっていただけたらすごく嬉しいです。

●武田梨奈:映画は「作って終わり」ではなく公開して終わりでもなく、やはりたくさんの方に観ていただいてやっとひとつの映画が完成すると思っています。沖縄や海外の映画祭で上映しましたが、ここからが正式な公開、という形になります。その第一人者の皆さんは同じ製作、というかファミリーだと思っているので、一緒にこの映画を育てていってくれたら嬉しいなと思っています。パズルでいえば、残り1ピースがまだ埋まっていないのでそこを一緒に埋めていっていただけたら嬉しいです。Twitterやインスタグラムに一言でもいいから何か感想など書いていただけたら、ぜんぶチェックして読ませていただきます!

●青山フォール勝ち:今年僕は「キングオブコント」決勝に初めて進むことができたのですが、なんか違うことしたっけなあと思ったら……この映画を撮るにあたってはじめて(ロケ地にある)「美保神社」に参拝して。それからけっこう新しい仕事が来るようになりました。この美保神社は「芸事の神様」でもあるということで、僕はこれは美保神社のおかげだと思っているんですよ! キングオブコントは、ずっと決勝にあがれなくて、ぶっちゃけ今回もそんなにネタ強くなかったのに(笑)。だから皆さんも美保神社まで行かなくても、この映画を観るだけでも、もしかしたらご利益があるかもしれませんよ。まさに「ご利益のある映画!!」だと思いますんで。ハイ(笑)! 皆さんの「もう一歩」というところを、この映画で乗り越えてください!

映画「いざなぎ暮れた。」監督・出演者 松江観光大使委嘱式
委嘱式開始
松江観光大使とは国際文化観光都市松江の魅力を国内外に情報発信していただくことを目的としています。

画像4: 世界中で評価の高まる映画「いざなぎ暮れた。」、撮影地での先行公開スタート。出演者・スタッフが、松江市長から観光大使に任命!

「ネルソンズ 青山フォール勝ち様」、「毎熊克哉様」、「武田梨奈様」に加え、監督の「笠木望様」、そして「ネルソンズの和田まんじゅう様」と「岸健之助様」・・合わせて6名のかたに委嘱を行ないます。

皆さまは、昨年の映画撮影時の松江滞在で、美保関町の歴史や文化、市民の方々や風光明媚(ふうこうめいび)な景色に触れて頂いたことがきっかけで本日の観光大使委嘱に繋がりました。

<松江市長・松浦正敬様から委嘱状・名刺の交付>
委嘱状を手渡す市長の口から、毎熊さんを見つめて「おお、カッコいいなあ!」と感嘆の声が!

映画祭のためモナコにいる笠木監督・及び東京の岸&和田とテレビ電話を繋ぐ。→スクリーンに映写、だが時差なのか? 電波が弱いのか? 途切れ途切れの音声を聴きながら場内から笑いが。

笠木監督への委嘱状は代理で矢加部プロデューサーが授受。

委嘱ご挨拶
●松浦松江市長:・・・3人ともカッコいいですよね! 今日は監督を含め6名に観光大使委嘱をしました。この映画は松江市美保関の素晴らしい景観や人と人との人情を織り交ぜていただき、海外でも映画祭での上映を通じPRいただけるのはありがたいこと。大使の皆様が今後いろいろなところで活躍するのとあわせて松江を紹介していただきたいです。

●毎熊克哉:まさか観光大使に任命されるなんでびっくりです。何が僕にできるかと考えると、仕事をさらに頑張って紹介する意味がある人間になることではないかな、と思っています。ありがとうございました!

映画『いざなぎ暮れた。』
松江東宝5にて公開中!
3月20日より新宿テアトル(東京)にて公開

●出演:毎熊克哉  武田梨奈
青山フォール勝ち(ネルソンズ) 岸健之助(ネルソンズ) 和田まんじゅう(ネルソンズ) 奥村隼也 山口提樹(メンバー) 潮圭太(メンバー) どさけん 江西あきよし 大皷長次 蒼央 小池澄子
●監督:笠木望
●製作:「いざなぎ暮れた。」製作委員会
●制作:レフトハイ
●配給・宣伝:吉本興業
(C)2018 「いざなぎ暮れた。」製作委員会 

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