大人気の恋愛アプリゲームを実写映画化した「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」が、10月4日(金)より公開となる。ハイスペックな超イケメン10名の中から、自分の直感と観察眼を信じて、ただ一人の真実の相手を見つけるというのが大まかなストーリー。外見からは想像もつかない“ウソ”にまみれたオトコたちを見事粉砕できるのか!? 主役・香菜役には、本作が初主演となる堀田茜を起用。初々しさの中にも、凛とした強さを感じさせる見事な芝居を披露してくれた。ここでは公開に先駆けて、初主演の感想の感想を聞いた。
――映画初主演おめでとうございます。実感はありますか?
ありがとうございます。まだ公開されていないので、あまり実感がないのが正直なところです。けど、公開されたら観た方がどんな感想を持たれるのか? ドキドキしています。
――作品はご覧になった?
はい! アプリのゲームを実写映画化するのが面白いなって思いましたし、ストーリーの展開が早くて、どんどん進んでいくので、引き込まれちゃいました。
――ダウトポーズもノリノリでした。
ゲームの世界観の中で繰り広げられるお話なので、リアリティを出すというよりは、動きやセリフ回しをその世界観に合わせていくのがとっても楽しくて! やっていくうちに違和感がなくなって、最後のほうは楽しみながらやっていました。
――ポーズにはこだわりが反映されていると聞きました。
腕の角度や位置、高さ、体の向きなど、カメラ前に立ちながら監督とずいぶんと話し合って微調を繰り返していったので、ビシッと決まっていると思います。ヒーロー並みの決めポーズですから、ぜひ見てほしいです!
――香菜の役づくりはいかがでしたか?
年も私と近いし、共感できるポイントや自分と近いなと思う部分もたくさんあったので、結構すんなり入ってきて、想像しやすいキャラクターでした。冒頭の失恋するところ、中盤の婚活に一所懸命なところ、ネタバレになるのであまり話せませんが、ラストのところなど、パートパートでいろいろな表情を楽しんでいただけるんじゃないかなって思います。
――香菜はとある事情があって婚活に焦りますが、共感できますか?
まあ、私自身が結婚に焦っているわけではありませんけど(笑)、若い女の子特有の焦りは、観てくださる方も、あー分かる分かるって、感じてもらえると思います。しかも、10人もの超ハイスペックなイケメンに告白されるという非日常的というか、ギャップな部分も、面白いです。
――ギャップと言えば、香菜の自宅と外とのギャップもすごいですね。
女の子ですから、外出する時はシャキッとしますよ。まあ香菜には、10人もの男性から告白される美しさがなければいけないので、その表現というか雰囲気づくりは苦労しました。逆に、自宅のシーンは、プライベートの私に近いなって思いながら、リラックスしてできました。
――10人もの男性、しかもイケメンに告白されるのはいかがでした?
うれしいというより、プレッシャーのほうが先にきましたね。初めての主演なのに、さらにそんなハイスペックな女子を演じないといけないわけですから。ゲームがベースとは言え、そこはリアリティを持たせないといけませんから、凛とした女性像を演じられるように頑張りました。
――ちなみに、堀田さんなら10名の男性から誰を選びますか?
そうですね、見た目も性格も着飾っていない人がいいですね。ありのままの感じがいいので、その意味では稲葉さん演じる唯川さんは好印象でした。
――香菜は、その10人(9人)の嘘を暴いていきますが、堀田さんなら?
いやぁ分からないですよ。でも、唯川さんの分かりにくい優しさには、気付ける人でありたいなと思います(笑)。
――こんな嘘は嫌だというのは?
基本、全部嫌ですよ(笑)。中でも、●●のDVは怖いし、本当に嫌ですね。演じられた●●さんのお芝居が真に迫っていたので、現場にはみなさんが圧倒されるほどの緊迫感が溢れていました。
――水石さん演じるイケメンの医者・志賀とのシーンでの初々しい反応はリアルでした。
水石さんは年下なのに、役に入るとグッと大人っぽくなって、見た目も雰囲気も原作の志賀にそっくりだったんです。それもあって、撮影の時はすごくドキドキしていて、その状態でおでこを触られたので、リアルにビクッとしちゃいました。
――その10人には入っていませんが、鶴見辰吾さんもいい味を出していました。
鶴見さんって、ホントはオネエなの!?って感じてしまうほど、すごく自然なお芝居をされていて、とても勉強になりました。現場での振る舞い方や、キャラクターの作り方など、ご一緒させていただいて、いい経験ができました。
――さて、婚活パーティが終わると、(相手を)見極めるためのデートが続きます。
●●さん演じる●●は、まじめで男らしくて、デートもスマートに誘ってくれるので、素敵だなって思いました。そうそう、ご本人と役のギャップも大きかったので(笑)、そこも魅力に映りました。
――印象に残っているのは、やはりあのシーンですか?
そうですね、誘拐されるシーンはとてもたいへんだったので、強く記憶に残っています。(誘拐されて)気を失っているので、動けないし、呼吸も最低限にしないといけないし。そんな状況下でさらに、スプリンクラーが働いて上から水が降ってきて、冬の撮影で寒いのに、冷たい水を我慢して……。リアルに気絶しそうでした。
――終盤には驚きの展開もありました。
基本は原作通りなんですけど、流れが微妙に異なるので、どうなるんだろうって、ドキドキしながら見てもらえると思います。
――最後には、冒頭に張られた伏線もきちんと回収されます。
勘のいい方なら、あっそうかって気が付くかもしれませんね。その時の香菜の表情は、すっごく難しかったので、特に注目してほしいです。香菜の感情のすべてを詰め込みましたので、ぜひ!
――ラストシーンはいかがでしたか?
私も、●●さんも初めての撮影(シチュエーション)でしたけど、本当に涙がこみあげてくるんだねって、話ながら演じていました。最高にハッピーなシーンになったので、それまでの苦労が全部吹き飛んで、物語のいい締めを作れたなっていう自負があります。そこも見どころの一つですので、お楽しみに。
――今回初主演に加えて、初キスシーンも披露しました。
緊張はしましたけど、相手役の●●さんがすごく落ち着いていたので、思ったより自然にできました。
映画「ダウト~嘘つきオトコは誰?~」
10月4日(金)よりシネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
<キャスト>
堀田茜/稲葉友/西名駿 岩永徹也 佐伯大地 三津谷亮 藤田富 牧田哲也 水石亜飛夢 永山たかし/久保田悠来/鶴見辰吾
<スタッフ>
監督:永江二朗
脚本:鹿目けい子
配給:キャンター
(C)Voltage (C)映画「ダウト-嘘つきオトコは誰?-」製作委員会
<メイク&スタイリストクレジット>
HAIR&MAKE=大島清子(Lila)
STYLIST=津野真吾(impiger)