演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「降臨Hearts＆Soul」が現在、池袋のシアターKASSAIにて上演中だ。連日、熱い芝居と殺陣があの狭いKASSAIステージで披露され、集った観客の心に熱い感動を降臨させている。ここでは（すみません、すこし遅くなりました）ゲネで強い印象を残した、高杉晋作役・山本真夢、石田三成役（月）・原田瑛梨佳の二人にインタビューした。
――ゲネお疲れ様でした
山本 ありがとうございます。やはり照明や音響がつくと気持ちが引き締まりますし、「武将降臨」っていうジングル（？）が流れると、こっちのテンションも上がりますね。加えて、今回は初舞台の子も多いんですけど、とっても生き生きとしていて。本番が楽しみです。
原田 ありがとうございます。思っていたよりも段差の壁が大きくて、アクションは苦労しましたけど、自分が思っているよりは上手にできたんじゃないかなって思います。
――殺陣は相当激しかったです。
山本 刀を使う殺陣の経験はありましたけど、三味線ですからね。かっこよく見せるのは難しいですね。
原田 三味線かっこよかったです。自分のことで言えば、反省点も多かったので、改善して、本番ではもっといいものをお見せできるようにがんばります。
――お二人ともかっこよかったです。
山本 原田 ありがとうございます。きっと怖い怖い須貝さん（振り付け担当）のおかげですね。
――原田さんは、会見で話されていた通り、爆発していました。
原田 はいっ！ 思いっきりできましたし、そのときが一番演じやすかったですね。まあ普段の自分に近い雰囲気でもあるので、注目してほしいシーンだなって思います。
――えっ、そうなんですか
原田 はいっ！ 普段の石田三成の真面目そうな感じよりは、爆発したほうが、（私の）素に近いので、（芝居は）寄せやすかったです。
――山本さんはいかがですか？
山本 高杉は、男気溢れる感じですけど、私もそういう雰囲気のほうが演じやすかったですね。ゲネは自分でも、生き生きできたかなって思います。ただ、最近は女の子っぽい役が多かったので、ココ（男っぽい）に戻ってくるのがたいへんでした。稽古中は（演出担当の）扇田さんに、たくさんアドバイスをいただきました。
――見どころ、見せ場をお願いします。
原田 もう、爆発シーン一択です。ガラッと性格とか雰囲気が変わるので、注目してほしいです。
山本 やはり、三味線を使った殺陣と技を繰り出すところには注目してほしいです。あとは、私を呼び出す高杉しずか（橘はるか）との関係性や、シンクロしている部分も見てほしいなって思います。
――シンクロで言えば、原田さんはコールマスター・若松さんはいかがでしたか？
原田 最初はすごく怖い人なのかなってビビッていたんです……。
――怖い人ですよ。
原田 でも、すごく優しくて、ギューんみたいにしてくれて！ 若松さんとペアが組めてとっても嬉しいです。
山本 一番怖いのは、須貝さんだよねー。
――殺陣は？
原田 やはり、すてらさんがすごいですし、増田さんもヤバいです。あれは惚れちゃいます。めちゃくちゃかっこいいです。
――今後の告知があれば。
山本 ８月に主演舞台があります。よろしくお願いします。
原田 本番中はなかなかできないんですけど、落ち着いたら毎日ショウルーム配信頑張りますので、もう少しお待ちください。
舞台「降臨HEARTS＆SOUL」
5月6日まで、池袋シアターKASSAIにて上演中
＜キャスト・シングル＞
若林倫香、水城夢子、鶴田葵、三浜ありさ、橘はるか、古野あきほ、山本真夢、沖田桃果、若松愛里、花梨、横尾莉緒、須田理夏子、結城夕夏、長谷川麻由、結城美優、高瀬川すてら、木下桜、みきちゅ
＜キャスト・ダブル月＞※本記事では、月組が出演
岡野里咲、大澤実環、川端美結、小太刀瑞姫、高藤小夏、原田瑛梨佳、平塚あみ、琉河天、三枝百合絵
＜キャスト・ダブル星＞
都筑あやめ、中島明子、山中ゆうこ、川端千音、綾瀬美悠、河井友莉亜、宮ノ尾美友、増田悠那、須貝汐梨
