スクウェア・エニックスが展開する美少女タップアクションRPG「プロジェクト東京ドールズ」を舞台化した「舞台プロジェクト東京ドールズ」の公開ゲネが2月27日、報道陣に公開された。これは、未知の驚異「ピグマリオン」と戦うために結成された「DOLLS」(ドールズ)の活躍を、総合監修・脚本:なるせゆうせい、演出:松多壱岱によって舞台化した、松多アクションもたっぷりな作品。
DOLLSたちは普段、アイドルグループとしてライブなどの活動を行なっているが、その実態は国家所属の戦闘組織。自らの肉体を強靭にするオーパーツ「ギア」を心臓に埋め込み、人知を超えた身体能力と各種武器を駆使して、ピグマリオン殲滅をはかるべく、日々、熾烈な戦いに身を投じている女の子たちだ。
物語はそんな彼女たちのライブから始まる。それを楽しみに会場を訪れたサクラ(天音みほ)は、盛況の公演を楽しみ、帰途につこうとした際、ピグマリオンの攻撃を受け瀕死の状態に陥ってしまう。助かるには「ギア」を使うしかない。「死にたくない……」、ギアを受け入れた彼女は、新たなドールズとして再生を果たすのだった……というのがストーリー。以後は、各地に出没するピグマリオンとの戦闘、それぞれに濃いキャラ付けがなされたドールズメンバーのオン(戦闘組織)、とオフ(アイドル)の顔、各種武器を用いた激しい松多アクション、そしてアイドルグループ・DOLLSとしてのライブステージと、見どころもてんこ盛り状態!!
中でも、シオリ役の舞川みやことヤマダ役の雛形羽衣、そしてナナミ役の西葉瑞希の芝居には注目だろう(舞川、雛形は別途インタビュー記事をアップ予定)。特に西葉については、愛らしい顔つきから炸裂してくるハードなキャラが素晴らしいもの。ぜひ、その芝居を、展開を、劇場で確認してほしい。
以下、ゲネ後の会見での各キャストのコメントを紹介します。
七木奏音
ゲネらしいゲネだったなと思いますので、これから初日へ向けて、気合を入れて頑張りたいです。
天音みほ
裏で着替えるのがバタバタで……。本番では、ゆっくりと落ち着きを持ってやっていきたいです。
富田麻帆
女の子たちだけで、こんなに激しい殺陣があるのが見どころです。ゲームを知っている方にも十分楽しんでいただける作品になったと思います。
舞川みやこ
座組では、演じたシオリと同じ立ち位置で、みんな頑張れ、って思いながら見ていました。ゲネでの輝きは、本番ではもっと強くなると思います。
堀越せな
武器のクォリティも高いし、プロジェクションマッピングによる表現も素晴らしいので、ぜひたくさんの方に見てほしいです。
雛形羽衣
本番に入っても、だらだらをもっと究めていきたいです。
長谷川里桃
三つあるチームそれぞれに魅力的なキャラがギュッと集まっているので、チームごとの関係性をすごく見てほしいです。私のいるチームBでは、他の二人がすっごくネタを仕込んでくるんです。どこかの公演で爆発させたいので、全通してください。
錦織めぐみ
殺陣、歌唱、ダンスが、それぞれしっかりとあって、ゲームの世界観がきちんと表現されているので、この舞台で初めてゲームのことを知った方でも楽しめる要素がたくさん詰まっています。よろしくお願いします。
西葉瑞希
キャストだけでなく、スタッフさんたちの頑張りもすごくて、ピグマリオンが映像ではなくちゃんと出てくるんです。そうしたところも見どころなので、ぜひ。
星守紗風
ゲネを通して、ゲームの世界観をリアルに体験できて、ドールたちが召喚された感じを味わえました。この調子で意識を高めながら全16公演、ドールとして必死に生きていきたいです。
あまりかなり
説明セリフが多い役なので、作品を知らない方にもきっちりと理解してもらえるように、状況説明を頑張ります。加えて、本作でゲームを知った方に、やってみたい! と思ってもらえるようにも頑張りたいです。
中江早紀
子供役なので、子供の声が出せるように頑張りたいです。あと、唯一舞台(ステージ)を客席から見られる役なので、ほんとうにうれしかったです。来てくださる方にも、同じように楽しんでもらえるよう頑張ります。
もものはるな
香奈はドールズのお姉さん的存在なんですけど、私は、今回が初舞台だったので、皆さんに支えてもらいながら頑張ってきました。また、皆さんの熱い稽古を見て、すごくパワーももらいました。本番は、そうした気持ちを受け止めながら、頑張っていきたいです。
「舞台プロジェクト東京ドールズ」
3月10日まで、新宿村LIVEにて上演中
<キャスト>
七木奏音、天音みほ、富田麻帆、舞川みやこ、長谷川里桃、堀越せな、西葉瑞希、星守紗風、雛形羽衣、あまりかなり、錦織めぐみ(W)、奥野香耶(W)、もものはるな、中江早紀
<アンサンブル>
韓佑華、須貝汐梨、笠松実夕、柏木美樹、宮ノ尾美友、村上晴香