福岡を拠点に活動している5人組のガールズグループ九州女子翼が2月26日、秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場での定期公演「第十四片 in TOKYO」を開催した。

 今回の1部のお題はなんと「漫才!」。メンバーも初の試みとあって緊張していたのか、本公演では1部と2部の順番を入れ替え、まずは通常2部のソロカバーコーナーからスタートだ。

 トップバッターの香苗は、メンバーを従えてアノ名曲を歌唱。高域全開の香苗ボイスに会場は癒されっぱなし。衣装は不思議の国のアリスというか、赤ずきんちゃんというか、普段は愛理が着ているような可愛らしい衣装であり、まさに香苗ワールドを全身で体現していた。

 続く(鈴川)瑠菜は、今回は一転、ザ・平成のアイドルという出で立ちで、愛らしさも全開! そしてダンスパフォーマンス・歌唱力が格段に進化しているのが実感できるほどの成長っぷりを披露。まさにアイドル覚醒という様相で、レイズナーで例えればV-MAX発動状態(笑)。詩絵里は安定感も抜群で、歌詞に描かれた情緒が眼前に広がるよう。瑠菜とのシークエンスも哀愁を掻き立ててくれた。

 愛理は、超サイヤ人ならぬ、超愛理がもう一段進化した超愛理2が発現。ひとりでこぶしを入れまくり、踊りまくり、飛びまくり、昨年のTIFで涙を飲んだ音程、発声の強弱、声量すべてにおいてアップグレードを果たしていた。実玖も普段とは一転、まさにアイドルアイドルな雰囲気に妖艶さが加わり、無想転生を手に入れたかのよう。最後は揃ってオリジナル曲「ぎゅっと手を繋いで」を披露して終了だ(今回は、衣装が特に素晴らしい)。

 そして、期待の漫才がスタートだ。ペアは下記の通り(登場は記載順)。
・詩絵里+実玖(ボケ)
・瑠菜+愛理(ツッコミ)
・香苗+愛理(ボケ)
 愛理は2チームに出場し、ボケとツッコミの両方を担当するという大活躍。くじ運も強いようだ。始めるは弱気なコメントもしていたが、どちらもチームでも愛理ワールドを全開。特に香苗とのペアでは、驚異的な身体能力を駆使したツッコミに、会場は大喝采。結果、見事にMVPを獲得して大喜びしていた。

 最後の第3部は九州女子翼が全開のライブ本編であり、曲目は別記の通りだが、耳目を惹いたのは、メンバーの著しい成長だろう。実玖と詩絵里の絶対の安定感に、瑠菜と愛理のパフォーマンスアップが相乗効果となって、ソロパートの充実感とコーラスの厚みは見事の一言。今月は先週のminiTIFで北海道にも上陸を果たしており、各地でのライブ展開と、地道な練習の積み重ねが、着実に各メンバーの成長、グループとしての安定感につながっているようだ。

 が、実玖のボケはいつも以上で、各メンバーが語る北海道の想い出――「雪がすごい」「背よりも高く積もってる」「全部本物なんだって感動」「フェイクスノーじゃないんだ」――を聞きながら「ふぇいくすのーと って?」と、横綱級の発言で会場の笑いをさらっていた。
<曲目>TAKE WING~赤の流れ~私だけのArmor~Fruits MUSIC~Maybe Darling~絶対零度~fair wind~(アンコール)fair wind

 次回の東京定期公演は3月24日(日)。第十四片inTOKYOでは、会場に集うファンも確実に増えており、各自「次回は絶対にソールドアウト(完売)させたい!」と意気込んでいた。

九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW?lang=ja
実玖 https://twitter.com/itr_miku?lang=ja
新谷香苗 https://twitter.com/itr_kanae
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna

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