演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アドリブ心理劇 ドナー・イレブン」が12月19日より、池袋シアターKASSAIにて上演される。ここでは、王子支部に所属するドナー・桃原牡丹を演じる須山朱里に話しを聞いた。
――出演おめでとうございます。役について教えてください
ありがとうございます。王子支部に所属するドナーの桃原牡丹を演じます。沈着・冷静で、任務を忠実に遂行する女の子です。かつて親友をバイツに殺されていて、とても憎んでいます。
――アドリブは得意なんですか？
アドリブのほうが強いんですけど（笑）、今回は須山ではなくて牡丹としてのアドリブが求められるので、いまそこが苦戦しているところです。
――牡丹の役作りは？
それもあって、自分がアドリブしやすいように、自分に寄せながら行なっている感じです。そして、沈着冷静な中にも、優しさや愛のある役を目指しています。
――今回は珍しく一つの役に3人があたる、トリプルキャストです。
そうなんです。でも、3人で話し合わなくても、それぞれの個性が反映されていて、同じ役なのに全然違うんです。ずば抜けている人もいるし、終始冷静な人もいるので、私はその間を保った牡丹ちゃんを演じたいと思います。
――最終兵器（花岡）がいますからね（笑）。
半端ないんですよっ！ 私の想像する牡丹ちゃんとはまったく違うので、本当に同じ役なのかなって思うぐらいなんです。けど、牡丹ちゃんの基本は押さえているので、そういう読み取り方もあるんだなっていう気づきを与えてくれます。
――今回はゲーム要素もありますが、得意なんでしょうか？
いえ、まったく……。こういう人狼的なゲームってしたことがなかったので、まずルールを覚えるところから始まって、いま稽古を重ねてようやく、こうしたらいいんだっていうポイントを把握できてきた感じです。ただし、ゲームをすることがメインではなく、お客さんに見せるゲームなので、勝ち負けにこだわらず、バラエティ性を前面に出していけたらいいなって思っています。
――勘がいい人は？
うーん、そこは役の設定によりますね。誰かをかばうために、フェイクを買って出ることもありますし。お芝居としては、元気系の役割を持つ子たちが場を盛り上げて、冷静な役柄の子たちが締めて、まとめて、流れをお客さんに伝えるという感じでしょうか。個人的には場をかき乱すのが好きなので（爆）、頑張ります。
――簡単に自己紹介ください。
普段は声優の活動をしています。フリートークも得意なので、とにかく場を盛り上げて、盛り上がったらほっとくタイプです（笑）。司会もできます。今回の舞台では、司会進行役もありましたけど、私は牡丹として、ゲームをひっかき回したいと思います。
――クリスマスは？
うふふ、舞台に出演しています。ぜひ、KASSAIに会いに来てください。
――少し早いのですが、来年の抱負を。
舞台だけでなく、司会とかもどんどんやっていきたいです。そして、お仕事の幅を広げていきたいです。1月には、念願の朗読劇にも出演させていただく機会を得ましたので、頑張ります。
舞台「アドリブ心理劇 ドナー・イレブン」
12月19日～30日まで、池袋シアターKASSAIにて上演
＜キャスト＞
夢月、梅原サエリ、大滝紗緒里
八角瑛子、花岡芽佳、須山朱里
鈴木友梨耶、新谷姫加、花梨
夏野香波、中江早紀
針谷早織、鈴木真梨耶、宮崎優衣
天音、日下部美愛、佐藤ゆうき
優衣、カワイレナ
白宮奈々、黒木美紗子、池澤汐音
花園えりい、寺田真珠、雛形羽衣
若松愛里、草場愛、横尾莉緒
太神陽、藤﨑佑莉、國井紫苑
西田薫子、真野未華
新木美優、あまりかなり
舞川みやこ、野中美智子、西田薫子
須山朱里さんの出演は21、23、24、26、29、30日
