劇団ASSHの最新舞台「帝都探偵奇譚ジゴマ」が10月24日より、池袋のシアターKASSAIで幕を開ける。初日を迎える午後には、怪盗サイドのゲネプロが行なわれ、各キャスト、本番へ向けた最後の調整に心血を注いでいた。

 ジゴマとは、フランスの怪盗小説シリーズであり、大正時代(1911年)に映画化され、大ヒットを飛ばした作品。今回、脚本・演出・を担当する松多壱岱は、その原作から着想を得て、怪盗ジゴマと、彼を追う天才探偵 三笠夢之介というW主演による、大正浪漫溢れる大活劇を作り上げた。

 時代は大正12年(1923年)、世界を巻き込んだ戦争も終わり、平和を享受できる世の中がようやく来た……と思いきや、庶民は不景気に喘ぎ、不満が募る日々を送っていた。

 探偵の三笠(服部武雄)は日々の糧を得るために、助手の花崎繭子(花岡芽佳)とともに探偵家業とは程遠い雑務に追われていた。ようやく今回の依頼内容である迷い犬を探し当て、依頼主の元へ届けに行くと、女性の悲鳴ととともに、マント姿の男で出くわしてしまう。その男はジゴマと名乗り、これから世直しを行なっていくという。果たしてジゴマとは何者なのか? その目的とは?

 W主演の男性キャスト二人のアクションは、さすが松多壱岱と言える仕上がりで、彼の期待に応えた素晴らしい殺陣を披露してくれる。ジゴマの部下(仲間?)である月代手衣(雛形羽衣)、須永時子(小倉江梨花)も、さすがの剣劇で楽しませてくれる。

 女性キャストも実力者揃いで、ジゴマとは対をなす怪盗として蜥蜴(安達優菜・芝居が素晴らしい)は気品と怪しい雰囲気をまとい、場を彩ってくれる。また、物語の展開に重要な役割を果たす歌手・安藤絢子を演じる澤田真里愛は、ほれぼれとするような歌声を聞かせてくれる(歌唱シーン以外にも歌声を聴けるシーンがあるので注目!)。

 さらに、アリスインの最新作で見事な芝居を見せた黒木美紗子(役名:土井しをり)、ASSHの一員としてめきめきと頭角を現してきている花岡芽佳(役名:花崎繭子)も、持ち前のコミカルさを存分に表現した芝居で楽しませてくれる。

 物語は大正浪漫溢れる展開で、細かい所作ひとつひとつに当時を彷彿とさせる気品が漲っており、さらに、シーンシーンの構成(構図)は、往年の映画のように、そのまま切り取って一枚の写真としても成立するほどの美しさを兼ね備えている。松多アクション(殺陣)とともに、ぜひご覧いただきたい。

ASSH Annex #2「帝都探偵奇譚ジゴマ」
~原作・フランス怪盗小説・レオン・サジイ『ジゴマ』より~

<公演日程>
10月24日(水)~29日(月) 全11公演

24(水) 19時~☆
25(木)14時~★/19時~☆
26(金)14時~☆/19時~★
27(土)13時~★/18時~☆
28(日)13時~☆/18時~★
29(月)12時~★/17時~☆

☆怪盗サイド
★探偵サイド
※怪盗、探偵サイドでは一部キャストがWキャスト、エンディングが変わります。

<劇場>
シアターKASSAI

<出演>
ヒロヤ(ASSH)
服部武雄

門野翔(@emotion)
海老原優花(アイドルカレッジ)
雛形羽衣(劇団☆ディアステージ)
田中宏輝
安達優菜
澤田真里愛
輝海
荘司真人
黒木美紗子
織田俊輝
上堂地かんき
小田切正代
梅原サエリ
たつや優

花岡芽佳(ASSH)
小倉江梨花(ASSH)
丸山雷電(ASSH)

【Wキャスト】
☆怪盗サイド☆
飯原優
大田早紀(ASSH-Next)
足利至

★探偵サイド★
梅田祥平(ASSH-Next)
甲斐千遥
小田峻平(ASSH-Next)

<チケット>
【 A席 4800円 】
○平日昼割:4000円
・A席のみ
・当日精算のみ
○学割:3800円
・A席のみ
・当日精算のみ
・要学生証(18歳以下のみ)

<リピーター特典>
※すべてキャスト選択ができます。
3回=非売品ブロマイド(L版)
6回=非売品ブロマイド(2L)
10回=個別コメント&サイン入りパンフレット

<スタッフ>
原作:フランス怪盗小説・レオン・サジイ『ジゴマ』より
脚本・演出:松多壱岱
舞台監督: 田中聡
照明:村山寛和(マーキュリー)
音響:田中慎也
舞台美術・衣装:壺阪英理佳(ASSH)
衣装補助:花岡芽佳(ASSH)
ヘアメイク:青山亜耶
小道具:ヒロヤ、丸山雷電(ASSH)
演出助手:大塚侑子(ASSH)
殺陣振付:門野翔(@emotion)
振付:小倉江梨花(ASSH)
メインテーマ作曲:金蔵直樹
主題歌歌唱:ANNA
WEB制作:梅田祥平(ASSH)
宣伝美術:尾花龍一(MONSTERS,INC)
記録:高橋満徳(Hakua)
制作:岡田万佑佳
プロデューサー:松多壱岱
https://assh-annex.wixsite.com/zigomar

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