演劇カンパニー アリスインプロジェクトの最新舞台『最果ての星~アリスインデッドリースクール外伝~』が本日より、池袋のシアターKASSAIにて上演開始となった。

 物語は、先週まで上演されていた正伝となる『アリスインデッドリースクール 楽園』から3ヵ月後の世界を描いた後日談。世界を一変させたあの驚異を生き延びた女の子たちが遭遇する新たな悲劇が、松本陽一氏の手によって残酷に紡がれる。

 校外学習に来ていた県立北洋高校の生徒たちは、あの惨劇を生き抜き、いまでは森に囲まれた美術館の屋上で日々を過ごしていた。あれから3ヵ月、そろそろ食料も尽きかけ、季節も移り変わり、新たな補給路を考えないといけない時期にきていた。

 美術館の隣に建つプラネタリウム。あそこに行けば、新たな食糧や衣服が入手できるはず……。そんな考えが巡る中、別の地域でサバイバルしていた私立ステルラ学院女子の生徒たちが美術館の屋上に逃げ延びてきた。その裏で起こる新たな悲劇、新たな出会い。果たして少女たちは、それを乗り越えることができるのか? 最果ての星というタイトルに込められた意味とは?

 ここではゲネ後に行なわれた会見の模様を紹介します。

酒井萌衣 絶対に笑えないという役は、結構たいへんでした。でも、いまではだいぶ慣れてきたので、このまま千秋楽まで頑張りたいです。今回はパネルを使った演出が多くてあたふたしてますが、最後まで怪我なくやりたいです。

八坂沙織 4日前まで『~楽園』を上演していて、いい雰囲気を劇場に残していってくれたなって感じています。ファンの皆さんの作品への期待も高く、プレッシャーも強く感じていますが、デッドリーとこの座組が持つパワーをたくさんの方に見ていただけるように頑張りたいです。(昨年の氷鏡役を振り返って、多佳を演じるのは)やっと人間になれたなっていう感覚です(笑)。

新藤まなみ 女子高校生たちに降りかかってくる新たな悲劇に葛藤する姿には、強く共感してもらえると思うので、涙がからからになるまで泣きはらしてください。

針谷早織 久々にすごく遊ばせてもらえる役をいただきました。日々、屋上で生きてる実感を得ています。

山本柚月 110分のストーリーの中にはいろいろなことが起きるので、一つひとつの出来事をたいせつにして、全16公演を頑張っていきたいです。

栗生みな 二つのお話に参加して、座組(メンバー)が違うとかなり雰囲気が違うんだなって感じています。最果てキャストは力強いメンバーが揃っているので、3ヵ月間生き抜いてきた感じも説得力を持って描かれているなと思います。そこに起こる悲劇を受け、キャストたちがどう受けとめていくのか、を見てほしいと思います。

がーな 『~楽園』の時は物語の中に生きている感覚があったんですけど、こっちでは傍観者というか、世界の枠の外から見ているように感じて。同じ劇場なのに、こんなにも感じ方が違うのは面白いなって思います。悲劇の受け取り方も、『~楽園』を思い出しながら感情を練っているので、それが『~楽園』をご覧になったお客さんにも伝わればいいなと思います。

舞川みやこ 倫(酒井)の回想シーンにしか出てこない役なので、出来上がった『最果ての星』の空気に染まらないようにするのはたいへんでした。ラストは自分で演じていても泣きそうになりました。話のカギになる美知子のアレが克服できることをずっと思い続けているのは、難しかったです。

松本陽一 とってもいいゲネでした。重厚な物語を作れたんじゃないかなっていう自負があります。キャストが心と体を全力でぶつかって表現しているので、それはぜったいにお客さんに届くと思います。めちゃくちゃ泣ける感動作になっているので、たくさんの方に見ていただきたいです。

「最果ての星~アリスインデッドリースクール外伝~」

9月2日(日)まで、池袋シアターKASSAIにて上演中
<キャスト・シングル>
酒井萌衣、八坂沙織、新藤まなみ、針谷早織、ゆうの、渡辺菜友、千歳ゆう、山本柚月、安達優菜、栗生みな、がーな
<キャスト・ダブル月組>
岡ちひろ、そら・るる、小西梨花、若松愛里、花岡芽佳、秋吉あや
<キャスト・ダブル星組>
松本奈々、梅原サユリ、黒木美紗子、田中奈月、天音、南条あかね
<キャスト・日替わり>
舞川みやこ、秋元美咲、若林倫香

画像: 「最果ての星~アリスインデッドリースクール外伝~」

公式サイト:http://alicein.info/
公式サイト:http://alicein.info/saihate.html

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