演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新作となる「アリスインデッドリースクール 楽園」が本日、8月8月より池袋にあるシアターKASSAIにて上演される。

 4度目の公演となる今回は、演出にボブジャックシアターの扇田賢氏を迎え、また新たな群像劇を紡ぎだす。

 「デッドリーの上演も4度目になりますが、毎回、今度はこうしようと思ってやっているわけでなく、大枠だけ決めて、あとはキャストのバランスをみながら、みんながどんな芝居をするのかを把握しながら、演出を固めていくスタイルをとっているんです。設定上の主役は信、優の二人になりますが、彼女たちにより強いスポットライトを当てているというより、キャストたちが屋上で生きている(生きていく)群像を描く中で、最終的にその二人が立つという仕上がりになっています」(扇田)

 今回の座組(キャスト)については、「演出の意図を伝えると、それをすぐに理解して、お芝居が変わっていく子がすごく多いんです。なので、本番までにどこまで変わっていくのか!? いまは全体のバランスをとりながら、方向性を詰めていっている状況なんです」と、扇田氏も、稽古を通じてその成長を実感している様子。

 なお、シリーズとして初の日本語サブタイトル(楽園)が付けられたことについては、「アダムとイブの楽園……ということを盛り込んだわけではなく、かといって明るい楽しいという意味でもありません。屋上のシーンの中で、みんなの希望が少し膨らむであろう演出をひとつ追加したんです。それが“楽園”なのかなと思っています」と今回の演出のキーについて教えてくれた。

 ただし、「その後の展開は、みんなは演じていて、より辛くなるんじゃないかなと思っています」。実際、稽古ではその落差に、辛そうに演じるキャストが多いのだという。

 今回主役の墨尾優(遠藤瑠香)、百村信子(石川凜果)を演じる二人は
「(物語がハードな割に)稽古場の雰囲気は和やかですね。休憩中もお芝居について話している子が多くて、とても刺激になる座組だなって感じています」(遠藤)
「まだ自分の中で信ちゃん像が固まっていないんですけど、稽古場ではみなさんにたくさんの刺激をもらいながら、本番までに私なりの信ちゃんを頑張って作っていきたいです」(石川)

 また、昨年に続きデッドリーに出演。今回は、紅島役を演じる栗生は「デッドリーが皆さんに愛される理由を発見したんです。最初はバラバラな方向を向いているキャラたちが、最終的に「優・信」頑張れ!って一つにまとまるところが、その理由なのかなって。いまは、そこに向かって、辛い世界を認識したうえでの面白さを、もっともっと突き詰めていきたいなって思います」

舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」

8月8日から8月19日まで、池袋シアターKASSAIにて上演
<キャスト・シングル>
遠藤瑠香、石川凜果、栗生みな、日下部美愛、真野未華、工藤亜耶、がーな、佐藤ゆうき、西村美咲、朝比奈南、森山小百合
<キャスト・ダブル光組>
久木田かな子、渡壁りさ、丸山祐花、光利、三村遥佳、折笠衣緒、鈴木綺良々
<キャスト・ダブル風>
二木二葉、最上みゆう、國井紫苑、横山慈雨、岩﨑千明、島崎未来、音羽奈々
<キャスト・日替わり>
長橋有沙、八坂沙織、須山朱里、小野塚愛美

公式サイト:http://alicein.info/rakuen.html

画像: 楽園キャスト

楽園キャスト

画像: 楽園シングルキャスト

楽園シングルキャスト

画像1: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像2: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像3: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像4: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像: 楽園ダブル光組

楽園ダブル光組

画像: 楽園ダブル風組

楽園ダブル風組

画像5: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像6: 舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
画像: 8/23より上演の「最果ての星」キャスト+「楽園」キャスト

8/23より上演の「最果ての星」キャスト+「楽園」キャスト

This article is a sponsored article by
''.