福岡を拠点に活躍していたアイドルグループ・I’S9(アイズナイン)が6月23日、解散から一年、一夜限りの復活を果たし「I’S9一期一会」と題した2部構成のライブをガスホールで開催した。
出演したのは、李砂、涼香、裕梨、阿貴、愛梨咲、実玖、愛理ら7人。
最終曲「私は確かにここにいた。」のメロディにのせ、昨春、TIF出場へ向けた各種イベントでも披露された、彼女たちの楽曲タイトルを使った詩が朗読され(アルバム『私は確かにここにいた。』のライナーノーツに収録)、解散ライブの風景が瞼に浮かんだころに、純白の衣装に身を包んだメンバーが登場する。
オープニングナンバーはもちろん「私がアイドルになった日」だ。メンバーがセンターに立って歌い始めるや、一年のブランクを感じさせないコールが巻き起こり、会場は一気にあの時に戻ったかのよう。
そのままの勢いで「キラキラ数えに行こう」、「お待ちしてます!」を一気呵成に歌い切り、会場のテンションはマックスに。
MCコーナーでは、久しぶりのネクスト!自己紹介が行なわれ、愛理のいぇあが炸裂。
再びのライブコーナーでは、グループの始まりの曲でもある「キミがいるから」、「お願い、ギュっとして」を聴かせ、しっとりとした雰囲気を醸成し、一年のブランクもなんのその、ファンのコールはパーフェクトに極まり、気分はもう(永久)復活である。
MCコーナー2では、各自がグループの想い出を語る。司会は懐かしの阿貴だ。裕梨は「2週間の東京遠征」(2015年の夏)、愛理は「私が加入してはじめて出したCD」(私が私であること)、李砂「アソビットでリリイベをしたときに、お客さんが入りきれなかったこと」、阿貴「毎年の生誕。特に17歳の時」(2015年)(他のメンバーは2部に)。
ライブ3では、活動中期のメイン曲「芽生えの春。」で、会場にわくわくを届け、2015年春の劇場ツアー・東京公演で初披露された「光れっ!」も、いまでは難なくこなすほど、各メンバーは大きな成長を遂げている。「GO-ZERO GO!GO!」は久しぶりの李砂によるリードボーカル。現役IsTaRメンバーでもあり、その澄み切った歌声は今なお健在だ。2014年、初の大型ホール公演となった「私がアイドルになった日」(@福岡市民会館)で初披露され、グループの代表曲ともなった「羽ばたくんだ」も一年ぶりに歌唱され、I’S wingや九州女子翼にもつながる、見事な飛翔を見せてくれた。
ライブ(1部)はわずか1時間のステージであったが、解散はしてしまっても、当時在籍していたメンバーたちの中には、いつも全力での魂は確実に根付き、今なお息づいていることが感じられる、極上のステージとなっていた。
※2部の模様は後日アップします。
李砂 https://twitter.com/itr_risa
涼香 https://twitter.com/szk_94_
実玖 https://twitter.com/itr_miku?lang=ja
愛理 https://twitter.com/itr_airi