劇団ナイスコンプレックスのフリーカル『YAhHoo!!!!』2021が、本日6月4日(金)から6日まで東京新宿シアターサンモールにて上演される。
フリーカルとは、「誰もが歌っていい、参加してもいい音楽劇」を示す、同劇団が独自に作ったジャンル。『YAhHoo!!!!』は東日本大震災の原発被害により強制退去させられた福島県浪江町を舞台に、残された動物たちと故郷に戻れない人間たちの葛藤を、歌と祭と演劇で描く内容で、今回が3度目の上演になる。2007年に旗揚げしたナイスコンプレックスで脚本・演出・役者を務めるキムラ真(仙台と浪江の間くらいの場所で育った)が体験した風景が物語に登場する。
「震災から10年、風化させないために伝えたい」、「報道ではあまり伝えられない、地元民が抱える真実を知ってもらいたい」、「悲劇だけを伝えるのではなく、希望を見せたい」等、さまざまなメッセージを抱えながら、約2時間30分(10分の休憩をはさむ)にわたる“リアルファンタジー”が繰り広げられる。
主演・ヤンスケ役(犬の妖怪)には柏木佑介(『おそ松さん on STAGE』シリーズ等)、ヤンスケの飼い主・優治役に浅倉一男、優治の婚約者には富田麻帆、その他、人気実力を兼ね備えたキャストが揃う。新宿公演を経て、6月12日(土)と13日(日)には福島県チームスマイル・いわきPITで公演が開催される。
【カメラ:鏡田伸幸】
【テキスト:原田和典】
舞台「フリーカル『YAhHoo!!!!』2021」
6月6日まで、新宿 シアターサンモールにて上演中
【福島公演】
6月12、13日 チームスマイル・いわきPITにて上演
<キャスト>
柏木佑介、浅倉一男、富田麻帆、三上俊、松本寛也、早乙女じょうじ、後田真欧、赤眞秀輝、濱仲太
Aチーム
わかばやしめぐみ、野口真緒、安孫子宏輔、林千浪、石川志織、彩未理加、片山浩憲
Bチーム
紅林里美、夏目愛海、渡部大稀、大久保悠依、北野くるみ、早野実紗、キムラ真
主催・企画制作:ナイスコンプレックス