人気ヴォーカル・デュオ、WHY@DOLLの浦谷はるなが4月1日、東京・渋谷Gladにて「WHY@DOLL 浦谷はるな 24th Anniversary LIVE」を開催した。昨年の生誕ライブではバンド演奏をバックにサックス吹奏も聴かせたが、今年は松浦碧の鍵盤(電気ステージピアノ)だけをバックに、いっそう親密感のある音楽世界を展開。ヴォーカリストとしてのさらなる躍進と成長をしっかりと伝えた。

画像1: WHY@DOLL/浦谷はるなが誕生日当日にバースデーライヴを開催。ピアノだけをバックに、ヴォーカリストしての進境を示す

 披露されたのは、仮谷せいらや上野優華など盟友たちのカヴァーも含む全15曲。しかもすべてフルコーラスだ。さらに、11曲では鍵盤ハーモニカも吹いた。「サックスは音量が大きいので家で練習すると近所迷惑になるし、時間ができたからといって急に練習場所を見つけるのも難しいこと」、「アイドル以外(のライブ)もよく見に行くのだが、そのうち2回のライブに鍵盤ハーモニカが使われていて、それがかっこよかったこと」等を理由にあげた。“同期”は一切なし。松浦碧とアイコンタクトをとりながら、ピアノの響きにリズムを合わせ、ひとつひとつの曲をていねいに歌いあげていく。昨年の生誕の歌唱で時おり感じられた気負いはすっかり取れているし、音と音のつながりも実にスムーズだ。歌い手として、本当に充実の時を迎えているのだろう。

画像2: WHY@DOLL/浦谷はるなが誕生日当日にバースデーライヴを開催。ピアノだけをバックに、ヴォーカリストしての進境を示す

 ステージ背後にはファン有志によるバックドロップ(垂れ幕)がかかり、この日の主役を待つ雰囲気は高まるばかり。オープニングはメロウな「マホウノカガミ」だ。椅子に座って歌う姿が珍しいとか、大きなイヤリングがポップだなとか考えているうちに、ミラーボールが回っていることに気づく。アルバム『WHY@DOLL』ではタイトなスネアやスラップ・ベースが印象的だった「忘れないで」も、ピアノとのデュオになると哀感のこもったメロディ・ラインがいっそう強調される。浦谷にとって記念すべき初ソロ・初作詞曲でこのところ人気急上昇の4ビート・ナンバー「Notice me」(生誕Tシャツにも、この曲のタイトルが大きく記された)も、もちろん登場した。

 立ち上がって振り付きで歌った「ケ・セラ・セラ」では、ファンが一斉に折り紙(太陽を模した)を掲げて振り、文字通り場内が一体に。アンコールではWHY@DOLLの相方である青木千春(1月21日に生誕が行なわれた)が登場、バースデーケーキ、花冠、アルバム、24本のバラの花束を次々と手渡した。ラスト・ナンバーは、楽しさいっぱいの「It's all right!!」。ファン有志による黄色いサイリウムが光り、場内がひまわり畑のように明るく照らされた。

画像3: WHY@DOLL/浦谷はるなが誕生日当日にバースデーライヴを開催。ピアノだけをバックに、ヴォーカリストしての進境を示す

 「今年も誕生日当日に、みんなで過ごすことができて本当に幸せです。今後もスポンジのように何でも吸収しながら、音楽を通じて幸せを届けていきたい」。

 4月9日からはWHY@DOLLの新ライヴ・シリーズ「WHY@DOLLレギュラー公演~Two sides glowing up~vol.1」がGladで始まる。

WHY@DOLL http://www.whydoll.jp/
青木千春 https://twitter.com/aokichiharu
浦谷はるな https://twitter.com/humhum0401

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