演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「Dance!Dance!Dance!オルタナティブ」が現在、池袋のシアターKASSAIにて上演中だ。ここでは、テニス部員・長弓公子役として、可憐で剛毅な芝居を披露しているカワイレナ(最強)に話を聞いた。
――ゲネお疲れさまでした。
ありがとうございます。初日が3公演(ゲネ+本番2)、今日(10日)もゲネを含めて3公演なので、本当にたいへんです。でも、そんなことを吹き飛ばすぐらい力を入れて(お芝居が)できているので、楽しいです。
――今日のゲネは、初日のゲネよりも熱量がかなり上がっていました。
そうなんです。シングルの子たちの熱量もそうですけど、やはり初日に負けないようにっていう、みんなの想いがさらに強くなった結果だと思います。
――シングルは3公演目(二日目のゲネ)ですけど、初演となるWキャスト星組の子たちはたいへんですね。
そうですね。でも、私は今回が初シングルなので、Wキャストを含めて誰にも負けないぞっていう気持ちで頑張っています。
――演じている長弓公子は最強ですか?
あははは、そうなんです。でも、自分自身はそれとは反対に弱っちい感じなので、(強くなりたいと思って)名前に最強(カワイレナ(最強))と付けていますから、最強なキャラを演じられてうれしいです(笑)。自分がほんとうになりたい姿になれているようで、すごく幸せです。
――強さの表現は?
目線やオーラで(強さを)表現するようにしています。
――カワイさんご自身は、役とは真逆なんですか?
そうですね。普段は気弱です。だからこそ、そんな自分とは違う役になり切れるお芝居は、すごく楽しいですね。
――アイドルを卒業して、女優に専念して、変わったことはありますか?
日々レッスンがありますので、生活はそれほど大きくは変わりませんね。ただ、女優としては初めて経験することが多いので、日々学んで・吸収していくことがたくさんあるのが、違いと言えば違いでしょうか。あとは、アイドル時代は、日々やってきたことをさらに+にしていく感じでしたけど、女優は、演技を一から学んでいくという面も、違いになりますね。日々吸収していくことが増えるのは、本当に楽しいです。
――成長は感じていますか?
お芝居は、もともと0からのスタートなので、こうしてステージに立たせていただいて、しっかりと演技ができているのがうれしいし、今回シングルをいただけたのも、成長なんじゃないかなって思います。
――ところでなぜ「最強」なんでしょう?
半分は願望ですね。とにかく、弱っちい自分を脱ぎ捨てて強くなりたいので、ステージに立つときには「自分が最強」だ、「自分が主役」だと思ってやっているんです。負けず嫌いなのかな?
――今後の目標は?
なんでもできる人、どんな役も演じられる(なり切れる)人になりたいです。役柄では、自分がやりやすいものだけじゃなくて、やったことのないものとか、とにかくいろいろなことに挑戦していきたいです。
――ところでテニスの経験は?
嗜む程度ですけど、やったことはありますね。けど、それを演技やダンスの中に盛り込むのはたいへんでした。
――告知はありますか?
ソロアイドルとしてのイベントを開催します。オリジナル曲も披露する予定です。よろしくお願いします。
舞台「Dance! Dance! Dance! オルタナティブ」
2月17日まで、池袋シアターKASSAIで上演中
<キャスト・シングル>
横島亜衿、あわつまい、石川凜果、幸野ゆりあ、中野たむ、Rena、池澤汐音、草場愛、花梨、若松愛里、東條詩織、カワイレナ、天音、國井紫苑、郷咲あやね
<キャスト・ゲスト>
エリザベス・マリー、鶴田葵