演劇カンパニー・アリスインプロジェクトが初の試みを行ない話題となっている。それは、この8月、1ヵ月連続(2週間×2本立て)公演を開催するという内容。演出家・キャストの異なる2つの座組みで、ガ―ルズ演劇の名作「アリスインデッドリースクール」を正伝・外伝の2本立てで届ける。その第1弾「アリスインデッドリースクール 楽園」(演出:扇田賢、原作・脚本:麻草郁)は、8月8日から19日まで東京池袋のシアターKASSAIにて上演中。当コーナーでは自衛官・竹内珠子を好演している女優・長橋有沙に話を聞いた(8月12日18時、16日19時、19日12時の部に日替わりゲストとして登場)。
――「アリスインデッドリースクール楽園」での役どころについて教えていただけますか。
長橋有沙 自衛官の竹内珠子役を演じています。彼女はみんなを救いたいのに救えないキャラクターで、物語の舞台になっている「愛心学園」の卒業生でもあるんです。
――そして長橋さんも、2015年の「アリスインデッドリースクール ビヨンド」以来、3年ぶりに「デッドリー」に戻ってきました。
長橋 「ビヨンド」のときは保健委員の宍戸舞役でした。なので今回は、本当に“卒業生が戻ってきた”という感じがします。
――珠子を演じるにあたって、心がけたことは?
長橋 パニックになっている生徒のみんなを、とにかく「大人が来た」「社会人が来た」と安心させられるような人になれたらいいなと思って。安心感を与えることを、いちばん念頭に置いて演技しています。普段の私はけっこうワイワイ騒ぐのが好きなんですけど、だからこそ落ち着いた役は挑戦しがいがあります。やったことのない役にいっぱい取り組むのも私の目標のひとつです。「楽園」でも新しい私を見てもらえると思いますので、ぜひ会場に来ていただきたいです。
――「楽園」の中で、ここが特に見どころというシーンは?
長橋 「エリートギャグ」ですね。毎公演、そこは変わります。アドリブで行きます。この作品って女の子たちが本当に生き生きと描かれているんですよ。登場人物の生きざまみたいなものがすごくリアルに感じられるのが、「楽園」の凄さだと思います。ぜひ近い距離でご覧いただけたら嬉しいです。
舞台「アリスインデッドリースクール 楽園」
8月19日(日)まで、池袋シアターKASSAIにて上演中
<キャスト・シングル>
遠藤瑠香、石川凜果、栗生みな、日下部美愛、真野未華、工藤亜耶、がーな、佐藤ゆうき、西村美咲、朝比奈南、森山小百合
<キャスト・ダブル光組>
久木田かな子、渡壁りさ、丸山祐花、光利、三村遥佳、折笠衣緒、鈴木綺良々
<キャスト・ダブル風>
二木二葉、最上みゆう、國井紫苑、横山慈雨、岩﨑千明、島崎未来、音羽奈々
<キャスト・日替わり>
長橋有沙(12日(日)18:00/16日(木)19:00/19日(日)12:00)
八坂沙織、須山朱里、小野塚愛美
公式サイト:http://alicein.info/rakuen.html
長橋有沙:https://twitter.com/_aree39