ティム･バートンのコープスブライド【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『ティム･バートンのコープスブライド』2025年9月23日リリース

CORPSE BRIDE - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION

ワーナーから届いた4K UHD BLU-RAY『ティム･バートンのコープスブライド』（2005）リリース･アナウンス。35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア／HDRグレード。HDRはHDR10のみ。サウンドはリミックス･ドルビーアトモス･サウンドトラックを収録。

ホネまで愛してくれますか？

ご存じのように古くからディズニーの動画スタッフには、いつも可愛く美しいお伽噺ばかりを作ることに嫌気を差している連中がいた。こうした異端のアニメーターたちが陽の目を浴びることはほとんどなかったが、1993年、そのディズニーのアニメーターであったティム･バートンが奇妙で怪異な人形アニメーションを放ってみせた。それがバートン原案･製作の『ナイトメアー･ビフォア･クリスマス』である。その後『エド･ウッド』『スリーピー･ホロウ』『ビッグフィッシュ』などの監督を経て、『ナイトメアー～』の姉妹篇的味わいを持つ本作品を送り出した。『ナイトメアー～』では監督をヘンリー･セニックに任せていたが、本作品ではバートン監督自らが演出を務めており（共同監督）キャラクター･デザインから技術的クオリティに至るまで格段とアップグレードされている。舞台は19世紀ヨーロッパの寒村。富豪の息子ビクター（声：ジョニー･デップ）と没落貴族の娘ビクトリア（声：エミリー･ワトソン）は結婚間近のカップル。親同士が欲得ずくで決めた婚約であったが、初めて出会った瞬間からふたりは惹かれ合った。結婚式の前日、予行練習のために囁いた誓いの言葉によって死者を蘇えらせてしまう。それは地中深く埋もれながら、花婿の訪れを待ち続けていたコープスブライド（死体の花嫁／声：ヘレナ･ボナム=カーター）であった。

撮影監督は『ジャイアント･ピーチ』『コララインとボタンの魔女』のピート･コザチク。キヤノンEOS-1D、およびキャノン･デジタルSLR撮影。オリジナルカメラネガは富士フィルム･スーパーFシリーズ／F-125 8532。音楽はバートン作品にとって欠かせない存在のダニー･エルフマン。音響エンジニアは『007 カジノ･ロワイヤル』のマーティン･キャントウェル（サウンドデザイン）『インタビュー･ウィズ･ヴァンパイア』のエディ･ジョセフ（音響編集監修）『ロード･オブ･ザ･リング 王の帰還』ほか2度のオスカーの輝くマイケル･セマニック（リレコーディングミキサー）『キャプテン･フィリップス』のマイク･プレストウッド･スミス（同）。

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