この記事は、創刊60周年記念号 季刊『ステレオサウンド』第240号の巻頭企画「現代オーディオの到達点 いま聴きたい感動の音 60選+α」からの転載となります。7名のオーディオ評論家が選んだ、「自身が考える現代オーディオの到達点」を象徴する60機種の魅力をぜひ、ご覧ください。
GENELEC 8381A
プロの現場での長年のノウハウは伊達ではない。
エネルギー密度の統制とスピード感は圧巻
小原由夫
前面中央に同軸トゥイーター/コンプレッションドライバーを置き、対角状にドーム型ミッドレンジを4基配置するという独自の構造がまず目を引く。正面に見える38cmウーファーと、さらにその下のキャビネットの両側面にも38cmウーファーが2基。これだけの数のドライバーユニットを制御するテクニックにも驚かされるが、付属コントローラーとマイクによるルームアコースティック補正プログラム「GLM」の完成度の高さにも舌を巻く。駆動する専用パワーアンプはchあたり2筐体を擁して総出力5926W。
スタジオモニター(アクティヴ型)の最高峰をいくモデルであり、全帯域に渡るエネルギー密度の統制とスピード感は圧巻だ。さすがは録音/編集スタジオを長年支えてきたノウハウは伊達ではない。世界中のプロの現場でリファレンスとして稼働してきた実績は、日本のコンシューマー市場でもっと知られてもいい。導入から半年が過ぎ、私は今もって日々本機に驚かされている。
いま聴きたい感動の音60選+α <07>
LOUDSPEAKER
ジェネレック「8381A」
オープン(実勢価格10,000,000円前後・ペア)
●型式:5ウェイ8スピーカー・バスレフ型
※パワーアンプ独立アクティヴ型
リファレンス・コントローラー「9320A」付属
●問合せ先:ジェネレックジャパン https://www.genelec.jp/product-service/
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