その日StereoSound ONLINEの試聴室には、大小さまざまな黒い箱が並んでいた。黒い箱にはそれぞれ「TOP WING」のロゴがあった。
トップウイング(TOP WING)は1997年春に創業した有限会社組織で、オーディオ機器の輸入/販売とフォノカートリッジの独自開発/販売を行ってきた。昨2025年、独自開発のネットワークオーディオ周辺機器をデビューさせた。それらが、その日ステレオサウンドの試聴室にあった大小さまざまな黒い箱たち、であった。
新製品のスイッチングハブ「OPT REF SW」を中心に、様々なトップウイング製品を組みあわせた試聴を行った
トップウイング製の独自開発ネットワークオーディオ周辺機器は、よく練られた製品企画とお手頃な価格とで、話題のデビューとなった。わたしは発売直後の昨年7月から、オーディオ専用ルーターの「DATA ISO BOX」と、無線アクセスポイントの「OPT AP」を使い、続いて、メディア(SFP-LAN)コンバーターの「OPT LAN Bridge」と、オーディオグレードSFPモジュール「Silent Fidelity SFP」を使い始めて満足している。
試聴用機器の中心となるネットワークプレーヤーには、エソテリック(ティアック)「N-05XE」を使った。エソテリックがネットワークプレーヤーを製品化したのは案外と早く2015年のことで、本機の母体となった「N-05」が第一号機だった。その三世代となる「XE」版である本機は、エソテリック製品の上級機に搭載されている、ネットワークエンジン「G4」、汎用のDACチップに頼らず独自のディスクリート構成回路が独自のアルゴリズムで動作するディスクリートDACの最新版「Master Sound Discrete DAC G2」を搭載し、しかもクロックには「Master Sound Discrete Clock for Digital Player」を採用しており、抜かりがない。ペアとなるパワーアンプの「S-05XE」とペアを組むと同社独自の電流伝送接続が出来る。
試聴ではトップウイングが扱うイタリア製のストリーマー(ミュージック・トランスポート)のVolumio製「Rivo+」が用意されていた。しかし両モデルを聴き較べると、Rivo+はいかにもカラフルで楽しい音に仕上げられていると聴けて、微妙な音の違いを聴き分けるのが目的の本試聴にはN-05XEが向いていると判断、エソテリックN-05XEを使用した。
音源を入れたストレージ(オーディオ用NAS)は試聴室に常設されたリファレンス機DELA製のミュージックサーバー「N1」を使用している。
オーディオグレード・スイッチングハブ:TOP WING OPT REF SW ¥220,000(税込)
●LAN 5ポート、SFP 3ポート、SFP+/SFP 4ポート搭載
●Super TCXO MEMSクロック、低位相ノイズDPLL搭載
●徹底的な低レイテンシー化とファームウェアの最適化
●ポートノイズの最小化
●外部クロック入力(BNC、10MHz/50Ohm/1.0-5.0Vpp)搭載
●ダッシュボードから各種状態、設定の確認変更可能
●通信規格
LAN:Auto-negotiation 1000Mbps/100Mbps/10Mbps Full
SFP:1000Mbps Full
SFP+/SFP:10G/1000Mbps Full
●外部クロック入力:BNC, 10MHz/50Ω/1.0-5.0Vpp
●入力電源:12V/1.7A, 2.1mm/5.5mmセンタープラス(ACアダプター付属)
●寸法/質量:W335✕H42.5✕D130mm/約1.4kg
「OPT REF SW」は5系統のLAN(RJ45)ポートと7系統のSFPポートを搭載している。最近はSFPポートを備えたオーディオ用スイッチングハブも増えているが、ここまで充実しているのは本機くらいだろう
これから、トップウイング製の独自開発したネットワークオーディオ周辺機器をいろいろ聴いていくのだが、まず始まりには、トップウイング製独自開発のネットワークオーディオ周辺機器を何も使わない「素」の状態を聴いた。
「素」とはLAN環境に接続されたルーターをそのまま使う状態だ。StereoSound ONLINE試聴室では、バッファロー製のルーターを使っている。どこでも売られている、Wi-Fi機能を内蔵したありふれたルーターだ。こうしたありふれたルーターにはLANポート(RJ45)が複数個付いているものなので、初心者の場合は、このLAN端子を使ってネットワークプレーヤーを接続してしまうだろうと想定して、まず聴き始めたのだった……。
立派に音楽が聴ける。ひと月に千数百円の料金でQobuzを契約すれば、音楽が聴き放題出来るのだ。ところが、音質は疑問だ。音楽は充分に聴けるが、音質的に物足りないのだ。演奏者たちに元気がない、音が(演奏が)こぢんまりとしていて生彩がなく、音場の拡がりと奥行きが狭苦しい。音楽が縮こまっているのだ。後述するが、トップウイング製独自開発のネットワークオーディオ周辺機器をいろいろと聴いていった過程で、いったん「素」の状態に戻してみたところ、まるで洞窟の中で演奏しているかのように縮こまって聴こえてきたのにはビックリさせられた。
本文中の「素」の状態の接続。市販のWiFiルーター本体に搭載されたLANポート(RJ45)にネットワークプレーヤーのエソテリック「N-05XE」とミュージックサーバーのデラ「N1」をオーディオ用LANケーブル(メタル線)でつないでいる。
さて、今回の試聴の中核となるトップウイング製独自開発製品は、「OPT REF SW」だ。OPT REF SWのことを同社ではネットワークスイッチと名付けているが、要はスイッチングハブ(HUB)だ。
スイッチングハブとは、さまざまのネットワークオーディオ機器を接続する機器だ。
かつてわたしはスイッチングハブを軽くみていた。並列接続するパラボックス程度にしかみていなかった。さまざまなネットワークオーディオ機器を接続する「たこ足配線」のための道具、という程度の認識だったのだった。音質なんかには影響するわけがない、と思い込んでいたのだった。
ところが認識を改める事件があったのだった。JS PCオーディオという福岡にある2〜3人で運営している小さな会社製のスイッチングハブを入手した。音質を突き詰めた設計であり、電源部が充実しており、入念なシールド構成、優秀なクロック(OCXO)搭載というのが「売り」だった。
それまで使っていたハブと交換して音楽が鳴り始めた途端にたまげた。音の明瞭度が上がり音場空間が晴れ渡ったのだった。それまでのハブで聴こえていたのは、汚れたガラス窓の向こう側で繰り広げられる演奏のようだった。JS PCオーディオ製のスイッチングハブを即購入し(5万円弱だった)、それまで使っていた汎用ハブは燃えないゴミで捨てた。
大反省した。目からウロコ、じゃない、耳からウロコ……の体験だった。
以来、スイッチングハブには音質優先設計した製品──すなわちオーディオ用の製品──が続出してきたのを数多く試してきた。かつて、パラボックス程度、と思い込んでいたのが恥ずかしい。ネットワークオーディオ周辺機器のなかでスイッチングハブは、オーディオシステムの中のアンプに相当する大切な機器と、いまでは認識している。
ネットワークプレーヤー:ESOTERIC N-05XE ¥1,100,000(税込、シルバー)
●対応ファイルフォーマット:PCM、FLAC、ALAC、WAV、AIFF、MQA、DSD、MP3、AAC
●対応ファイルシステム:FAT32、exFAT または NTFS、シングルパーティション
●対応サンプリング周波数:PCM 44.1〜768kHz/16/24/32ビット、DSD 2.8/5.6/11.2/22.5MHz
●Bluetoothコーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、LHDC
●接続端子:LAN、SFP、USB、デジタル音声入力5系統(同軸✕2、光✕2、XLR)、アナログ音声入力✕2(XLR、RCA)、アナログ音声出力✕2(XLR、RCA)ヘッドホン出力✕2(6.3mmアンバランス、4.4mmバランス)、クロック入力(BNC)
●消費電力:30W(スタンバイ時0.3W)
●寸法/質量:W445×H131×D377mm(突起部含む)/13.6kg
今回はSFP接続が可能なネットワークプレーヤーとして「N-05XE」を準備した。本機はプリアンプ機能も備えているが、今回はボリュウムはバイパスモードで使っている
さて、トップウイングのOPT REF SWだ。トップウイング製のネットワークオーディオ周辺機器開発責任者の菅沼洋介さんが解説してくれた。
「スイッチングハブは、やって来たさまざまなデータを読み込んで、接続された各機器に割り振るのが仕事です。割り振る仕事を素早く行うように、(レイテンシ=時間遅れ)を低くするように心がけました。仕事が早すぎるとノイズが増えて音が大味になってしまうので、ちょうどいいところを探りました」
ふつうスイッチングハブの入出力端子は、RJ45と呼ばれる端子になっている。電話線の端子を大きくしたような端子だ。ケーブルは電線(メタルケーブル)だ。
いっぽう、電線での接続に対して、光ケーブルによる「光接続」がある。光接続の場合は、電線を通る電気信号を光信号に変換しなければならない。そのために使うのが光変換SFPモジュールという四角くくて細長い金属棒だ。
光変換SFPモジュールのケーブルはメタルケーブルではなく、当然、光ケーブルとなる。メタルケーブルの「電線」が銅などの金属で出来ているのに対して、光ケーブルは金属ではなくグラスファイバー製の「導体」となっている。
「電線」を伝わっている信号を「光」に変換するということは、電線の場合には絶えずつながっていたグランド(アース)の信号が途絶えることになるので、グランド線に乗って伝わって来るノイズが遮断されることになる。
プリ・パワーアンプにはアキュフェーズの「C3900S+A-300」を、スピーカーにはB&W「801 D4 Signature」を組み合わせている。エソテリック「N-05XE」はボリュウムバイパスにセットした
LAN接続に於ける「光接続(光変換)」は、この5年ほどネットワークオーディオに取り組む先進的なオーディオファイルたちの間では常識化してきている。しかしわたしは光接続(光変換)には否定的だった。光接続(光変換)に関してさまざまな製品を試したわけではなく、試した製品では、とういう結果に限定されるが……。
光接続(光変換)すると、音がシリシリ・シャリシャリと高音域がシャクレ気味に聴こえて来るし、音場をスピーカーの奥へ展開するように努力しているのに、逆に音像が前へ前へと出しゃばって来てしまうのだ。だから自分のネットワークオーディオシステムでは光接続(光変換)を採用せず、ルーターとスイッチングハブ間は6m長のメタルケーブルでずーっと接続していたのだった。
ところがだ、昨年、発売間もないトップウイング製のメディアコンバーターのOPT LAN BridgeとオーディオグレードSFPモジュールのSilent Fidelity SFPを試したらどうだ! 高音域がシャクレ気味に聴こえる音の嫌らしさがないし、音像がよけいに前へせり出してしまうこともない。それでいて音楽の背景が静まり返っていて、光接続(光変換)のよさだけが聴き取れるのだった。直ぐに購入して常用したのだった。
通常、光接続(光変換)用のSFPモジュールは発熱が大きい。長距離伝送のために大きめの電流を消費するからだ。トップウイング製のSilent Fidelity SFPはオーディオ用、即ち家庭用であるので、長距離伝送は不必要である。通常のSFPモジュールの1/2〜1/3程度の電流で動作させている。そのため発熱が小さい。これぞオーディオ用に作られていることを意味する。
ネットワークオーディオ周辺機器に並ぶRJ45端子と別に、背面に四角い穴が開いているのは、SFPモジュールを受け付ける(差し込む)スロットが口を開いているのだ。
このスロットに光変換SFPモジュールの金属棒を差し込めば、光接続(光変換)が行える。また、SFP接続(SFP入出力)では光接続(光変換)を行わず、SFP信号を電線(メタルケーブル:DACケーブル=Direct Attach Cable)で送る方法もある。
トップウイング製のスイッチングハブ、「OPT REF SW」には、メタルケーブル用のRJ45端子が5個に加えて、SFPのスロットが7個もある。このようにSFPのスロットが多いということは、光接続と、光接続でなくとも電線(メタルケーブル)でSFP信号を送る方法、つまりDACケーブルにも積極的である証拠だ。
オーディオグレードSFPモジュール:TOP WING
Silent Fidelity SFP ¥44,000(税込、ペア、3m専用ケーブル付属)
「Silent Fidelity SFP」は、写真左側の金属部部のモジュールで電気信号を光信号に変換・復元して伝送する仕組み。SFPモジュールと3mの付属専用ケーブルはSTコネクターで安定した接続を実現している
●独自光波長により短距離伝送に最適化
●ディスクリート構成で消費電力を徹底的に低減
●ST-Link採用により接続勘合性の向上
●光方式:双方向長波長マルチモード
●コネクター:STコネクター
●対応速度:1Gbps
※Silent Fidelity SFP専用オプションケーブル:¥5,500(1m、税込)、¥5,500(2m、税込)、¥5,500(3m、税込)、¥6,600(5m、税込)、¥7,700(10m、税込)、¥8,800(15m、税込)、¥9,900(20m、税込)
DACケーブルの「Direct Link SFP」は、SFPコネクターを使ってアナログ伝送を行う。SFPコネクター部分と専用ケーブルの接続には汎用性の高いUSB-Cを採用している
1G専用DACケーブル:TOP WING
Direct Link SFP 予価¥22,000(税込、ペア、専用ケーブル付属、近日発売予定)
●オーディオネットワークに最適化された1G専用DACケーブル
●発熱とノイズを抑えるため、受信部のみアクティブ補正を採用
●オリジナル細径銀メッキ銅線を採用した専用ケーブル付属(0.5/1.0/2.0m)
●SFPモジュールとケーブルの接続にUSB-Cコネクターを採用
取材時は、まずは汎用のルーターからメタルケーブルで配線しただけの「素」の状況で聴いた。試聴結果は前述のように不満足な音質であった。
そして続いては、トップウイング製のスイッチングハブ、OPT REF SWを加えて試聴していく。
OPT REF SWに、ネットワークプレーヤーのN-05XEとミュージックサーバーのN1をメタルケーブル(RJ45)で接続した。
ネットワークシステムにOPT REF SWを加えることによって音楽に生気が加わった。チェンバロの録音としてはマイクロフォンがON(近い)録音で、楽器が古典ではなく現代の作品である演奏の、粒立ちのいい音ときたら逸品であり、豊かな倍音が空間に浮遊した。音の粒立ちのよさと演奏に生気が感じられることによって、OPT REF SWがオーディオ向きに練られた造りのスイッチングハブであることが、ありありとわかったのだった。
「素」の状態にトップウイング「OPT REF SW」を追加し、オーディオ用LANケーブルでつないでみた。ネットワークオーディオ再生に配慮したスイッチングハブを経由するだけでも再生音の品質がワンランクアップしていることがよくわかった。
次いで、N-05XEとN1の接続をメタルケーブル(RJ45)から、Silent Fidelity SFP(光変換)に変更した。
音楽の背景が静まり返って暗黒のように静かになり、そのぶん、音像が、音楽がくっきりと浮かび上がってきた。透明な空気感が清々しい。たとえば、リスボン(ポルトガル)の教会にスタインウエイのコンサートグランドピアノを持ち込んで、2本だけのステレオペアのマイキングで響きをたっぷりと含んだ録音では、大聖堂の大空間に伸びて行くピアノの響き、若い女性ソプラノの可憐な歌声が大聖堂にこだまする。透明な空気感のおかげで高い天井の様子が目に見えるかのようだ。
ここでOPT REF SWを外し、N-05XEとN1をメタルケーブルでルーターに直接接続にもどしてみたら、どうだ。大聖堂での演奏のはずが洞窟での演奏のように狭苦しく感じられたのだった。OPT REF SWとSilent Fidelity SFPの効果がありありであったわけだ。
OPT REF SWを加え、N-05XEとN1をOPT REF SWに光接続すると、大聖堂の高い天井が戻って来た。映画『ロード・オブ・ザ・リング』の挿入歌をアイルランド女性が唄う「Edge Of Night」は、スタジオ録音だがやはり教会の大空間の長い長い響きを模している。OPT REF SWを光接続で加えて聴く「Edge Of Night」は空気感たっぷりで清々しい。
「OPT REF SW」に搭載されたSFPポートを活用し、「N-05XE」や「N1」との間を種類の違うケーブルでつないでみた。それぞれにどんなケーブルを使うかは、システム構成や再生する楽曲ジャンルなどでも違うので、ぜひご自分のお気に入りを探していただきたい。傅さんは接続AにDACケーブルを、接続Bには光接続ケーブルを使った時の印象がよかったとのこと。
ところでOPT REF SWの電源はアダプター型式となっている。ふつう、電源アダプターは非力であるので、慎重かつ重厚に作られた外部電源を使ってやると確実に音は進化するものだ。しかしOPT REF SWの場合、清々しい空気感を求めるには、付属の電源アダプターで充分であった。
清々しいのだが、女性ヴォーカルの実体感が少々薄く感じられる。大太鼓を模したシンセサイザーによる重低音が少々軽めな感じがする。このように感じられたらトップウイング製DCリニア電源「DC POWER BOX」が効果的ということになる。
空気感が清々しいほど、音像の実体感が薄まるということがあるものだ。空気感と同時に音像のボディが欲しいのだ。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の挿入歌「旗を揚げよ」は、バリトンが主体の男声コーラスが唄い上げる重厚で壮大な曲なのだが、少し軽い感じに聴こえる。やはりボディが欲しいのだ。
N-05XEとN1にあるFSPスロットは、SFPモジュールのSilent Fidelity SFPによって光伝送(光変換)するばかりではなく、FSP信号をメタルケーブル(DACケーブル)で取り出す方法がある。
光伝送(光接続)しない、メタルケーブルによるSFP伝送とは何か? ふたたび菅沼氏に説明してもらう。
「RJ45端子によるメタルケーブルでLAN信号を送受信する場合、データが壊れないように厳重に補正をかけています。すると信号処理に時間がかかるのでレイテンシが発生してしまいます。SFP信号(SFP+ではなくSFP)の送受信では補正自体がありませんので、信号遅れがありません。時間の芸術作品である音楽信号の送受信にリアルタイムなSFP信号伝送はぴったり向いているのです」
「OPT REF SW」付属のACアダプターは、求められる条件を考慮して選ばれており、この組み合わせでも充分なハイファイサウンドを聴かせてくれる
トップウイングでは1G専用DACケーブル「Direct Link SFP」を開発中で、今回はそちらも試聴した。Direct Link SFPを使うと、音像のボディが得られた。N-05XEとN1の両方の接続を光接続からDACケーブルにしてしまうと、空気感の清々しさが後退してしまう。そこでDACケーブルのDirect Link SFPをN-05XEとOPT REF SWとの間に使用し、光接続のSilent Fidelity SFPをN1とOPT REF SW間に使用したのが、音のバランス上よかった。
このように、ふたつの接続で音のバランスを整えることを、ネットワークオーディオ関連機器で行った。オーディオシステムでアンプやケーブルを吟味してシステムの音をチューンナップするのとおなじことをネットワークオーディオ関連機器で行ったのだった。
このことは即ち、ネットワークオーディオ関連機器の選択は、オーディオシステムの構築とおなじ感覚で選ぶべき(音をチューニングすべき)という教訓を得たのが、今回の試聴の成果であった。