Ray／レイ【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『Ray／レイ』2026年2月17日リリース

RAY - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION
4K DIGITAL RESTORATION

キーノ･ローバーから届いた4K UHD BLU-RAY『Ray／レイ』（2004）リリース･アナウンス。NBCユニバーサル･スタジオポストラボ主導による35mmオリジナルカメラネガからの4Kデジタルレストア／HDR･SDRグレード版（監督テイラー･ハックフォードが最終承認）。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはリマスター5.1サラウンドトラックを収録。

レイ･チャールズ ー 音楽、恋、そして人生。彼は、生きること全てにおいて<天才>だった。

『愛と青春の旅だち』『ホワイトナイツ／白夜』などで知られる監督ハックフォードが、ご存じレイ･チャールズの明るくポジティブな芸術性と苦悩に満ちた魂を鮮烈に描いた伝記映画。本作品で長編デビューしたジェームズ･L･ホワイトチャールズの脚本は、故郷ジョージアの貧しい家庭、7歳からの失明、人種差別との闘い、不貞、冷酷なビジネス上のやり取り、そして20年に及ぶヘロイン中毒に迫りながら、偉大なるレイ･チャールズの人物像とその音楽世界の奥深くまで入り込んでいく。レイに扮したのは、本作品で一躍スタアダムにのし上がったジェイミー･フォックス。フォックスの激しく、ユーモラスで、深い感情が込められたパフォーマンスは、まるで彼とレイが一体となって呼吸しているかのよう。「I Got a Woman」「What'd I Say」「Unchain My Heart」「Georgia on My Mind」といったお馴染みのナンバーではレイのボーカルとのリップシンクとなったが、かつて音楽学校の奨学生で熟練したピアニストであるフォックスは、音響効果などの技術的なバックアップなしの演奏でチャールズを圧倒してみせる。その年のアカデミー主演男優賞をはじめ数々の映画賞を受賞、俳優として不動の評価を獲得したのも頷けよう。

2004年 第77回アカデミー賞

撮影は『戦場のピアニスト』『カティンの森』のパヴェウ･エデルマン。ARRIアリカムXT、同アリフレックス35-ⅡCほか／球面レンズ／1:33:1フルフレーム撮影。上映アスペクトはソフトマット1.85:1ビスタサイズ。映画作品における初期のデジタルインターミディエイト（DI）作品。音楽は『ムーラン･ルージュ』『インクレディブル･ハルク』のクレイグ･アームストロング。音響エンジニアは『ボーン･アルティメイタム』『007 スカイフォール』でオスカーに輝くカレン･ベイカー･ランダース（音響編集監督）『アポロ13』『グラディエーター』『ボーン･アルティメイタム』および本作品でオスカー受賞のスコット･ミラン（リレコーディングミキサー）『スピード』『グラディエーター』『ドリームガールズ』と本作品で4度のオスカーを獲得したボブ･ビーマー（同）ほか。

SPECIAL FEATURES

DISC ONE - 4K BLU-RAY

DISC TWO - BLU-RAY

レイが視力を失う前のシーンでは、非常に彩度の高い色を使うことにした。彼の当時の記憶を、色彩と光に満ち、晴れやかで美しいものとして描くためだ。映画の残りの部分では彩度を落とし、コントラストを強めている。その映像トーンはチャールズの視覚を失った現実を反映しており、コントラストを高めることで、クラブ、ロードツアー、深夜のレコーディングセッションといった夜の世界の「汗や五感」を観客に感じてもらいたかったからだ。プリプロダクションの段階では、DIの要望を承認されていなかったので、フォトケム（現像所）でさまざまなレベルのブリーチバイパス（残銀処理）をテストした。DIが承認されるとフィルムを通常通り（主にKodak Vision2 500T 5218）現像し、DIを介してさまざまなカラースキームを実現した。大胆で一貫性のあるブリーチバイパスのトーンを作り出し、同時に回想シーンの彩度レベルも強調している。そこでは子供時代の象徴となるよう、土の赤を際立たせることも注意を払っている。撮影監督パヴェウ･エデルマ

DISC & FILM SPECS

NEW & BACK NUMBER