ミミック【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『ミミック』2026年1月13日リリース

MIMIC - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION
4K DIGITAL RESTORATION

キーノ･ローバーから届いた4K UHD BLU-RAY『ミミック』（1995）リリース･アナウンス。35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア／HDRグレード。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはリマスター･オリジナル5.1ch／2.0chトラックを収録（ライオンズゲート、およびパラマウントBLU-RAY収録のリミックス7.1chトラックは未収録）。105分劇場公開版と112分ディレクターズカットを収録。

近未来のニューヨーク。子供たちの命を奪うウイルス感染症が蔓延、CDC（アメリカ疾病予防管理センター）のピーター･マン博士（ジェレミー･ノーサム）は、昆虫学者のスーザン･タイラー（ミラ･ソルヴィノ）の協力を得てウイリスの根絶に乗り出す。スーザンは遺伝子の組み換えによって、ウイリスの媒介となるゴキブリを死に至らせるための新しい生物を生み出した。その結果、事態は収拾に向かい、彼女はこの生物を《ユダの血統》と名付けて学会で発表する。すべては科学の力で解決した･･･はずだった。『クロノス』で注目された若きギレルモ･デル･トロのハリウッド進出第1作。

撮影は『ジェヴォーダンの獣』『ジョン･ウィック』シリーズのダン･ローストセン。デル･トロとは『クリムゾン･ピーク』でコンビ復活、最新作『フランケンシュタイン』までの監督作の撮影監督を務めている。パナビジョン･パナフレックス／球面レンズ／1:33:1フルフレーム撮影。上映アスペクトはソフトマット1.85:1ビスタサイズ。クリーチャーデザインを『ハウリング』『遊星からの物体X』のロブ･ボッティン、タイトルデザインを『セブン』『ミッション：インポッシブル』のカイル･クーパーが担当している点にも注目。音楽は『クワイエット･プレイス』『フォードvsフェラーリ』のマルコ･ベルトラミ。音響エンジニアは『ライトスタッフ』『Mr.インクレディブル』でオスカーに輝くスカイウォーカーサウンドの重鎮ランディ･トム（サウンドデザイン）『ネバー･クライ･ウルフ』『ベイマックス』でオスカー受賞のロバート･シャウプ（音響編集監督）『ブラックホーク･ダウン』『シカゴ』ほか3度のオスカーに輝くマイケル･ミンクラー（リレコーディング）ほか。

SPECIAL FEATURES

DISC ONE - 4K BLU-RAY

DISC TWO - 4K BLU-RAY

DISC THREE - BLU-RAY

本作品はディメンション･フィルムズ製作、ミラマックス･フィルムズ配給で公開されたが、評価の面でも集客においても揮わなかった。その理由のひとつは、プロデューサーのひとりで、ディメンション／ミラマックスの社長でもあったボブ･ワインスタインの度重なる現場介入にある。さらにハーヴェイ･ワインスタインが加わり、ふたりとのクリエイティブ面での意見の対立から、デル･トロは劇場版を放棄し、最終的に編集権を手放すことになった。その後『ヘルボーイ』『パンズ･ラビリンス』を成功させたデル･トロは、2010年、本作品のディレクターズカット制作に着手制作中であることを明かし、2011年にBLU-RAYリリースしている（劇場スルー）。

ディメンション／ミラマックスのライブラリーはディズニーによって管理されていたが、ディズニーは2005年にディメンションを、2010年にミラマックスを売却、2016年にカタール企業のbeINメディア･グループがライブラリーを引き継いでいる。そして2020年、バイアコムCBS（現パラマウント･スカイダンス）は、beINからミラマックスの株式49%を購入、ミラマックス･ライブラリーと2005年10月以前のディメンション･ライブラリーの全世界配給権を取得した（パラマウントはディメンション／ミラマックスの資産に基づく将来のリリース権も取得）。その後、本作品はパラマウント＋で視聴可能となり、2021年にはパラマウントがBLU-RAYを再リリースしている。キーノ･ローバーはパラマウントからホームビデオの権利をサブライセンスしており、ディレクターズカットと劇場公開版を収めたUHD BLU-RAYリリース実現に至っている。

DISC & FILM SPECS

NEW & BACK NUMBER：世界映画Hakken伝 from HiVi