野生の島のロズ【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『野生の島のロズ』2024年12月3日リリース

THE WILD ROBOT - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS

ユニバーサルから届いた4K UHD BLU-RAY『野生の島のロズ』リリース･アナウンス。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。ドルビーアトモス･サウンドトラック収録。

「ご用件をどうぞ」
そのロボットは命令を待ち続けた　人間のいない島で嵐
の夜、無人島に流れついた木箱。その中には新品のロボットが入っていたが、無傷で無事だったのは、ROZZUM（ロッザム）7134、ロズだけであった。偶然スイッチが入り起動したロズは、島で生き抜くために、野生動物たちを観察しながらサバイバル術を学んでいく。はじめはロズを怪物と呼んで恐れていた動物たちだったが･･･。人間をサポートするためにつくられたアシストロボットが、想定外の環境の中でサバイバルしながら動物たちと交流を重ねていく姿を描く。原作はピーター･ブラウンのベストセラー児童文学『野生のロボット』。監督･脚本は『ヒックとドラゴン』『野生の呼び声』のクリス･サンダース。声の出演はルピタ･ニョンゴほか。日本公開は2025年2月予定。

撮影監督は『ターボ』『長靴をはいたネコと9つの命』のクリス･ストーヴァー。音楽は『グリーンブック』『カラーパープル（2023）』のクリス･バワーズ。サウンドデザインはオスカーを受賞した『ライトスタッフ』『Mr.インクレディブル』や『バックドラフト』『フォレスト･ガンプ 一期一会』などで知られるスカイウォーカーサウンドの重鎮ランディ･トム。

SPECIAL FEATURES

原作者ピーター･ブラウンは、アメリカの作家兼イラストレーターで、児童向けの絵本作家として知られている。ドリームワークスから演出を依頼された監督クリス･サンダースは、ディズニーの古典アニメ映画や宮崎駿作品にインスピレーションを得ながら、手書きスタイルを取り入れている。また本作はドリームワークス･アニメーション単独でアニメ化された最後の映画であり、今後スタジオは外部のベンダーに大きく依存するようになる。

絵本の無邪気な雰囲気と自然の表現には、現代のアニメ映画で標準的なCGIフォトリアリズムから逸脱した外観が必要だと感じた。 それはコンセプト画に似たようなビジュアルスタイルだ。これを実現するために、私たちはドリームワークスの『長ぐつをはいたネコと９つの命』や『バッドガイズ』（いずれも2022年）で使用したテクニックを応用した。これらのキャラクターはCGIの幾何学的形状で構成されているが、その表面は手描きの外観を持っている。この絵画的なビジュアルスタイルは、空や海や森といった自然の環境を含むあらゆる視覚要素に生かされている。ディズニーの古典的なアニメ映画や宮崎駿の作品も参考にした。ビジュアルスタイルにもっとも大きな影響を与えた作品は『バンビ』と『となりのトトロ』だ。様式化したCGビジュアルスタイルを、私は「宮崎の森のモネの絵画」と呼んでいるんだ。（監督クリス･サンダース）

FILM & DISC SPECS

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