DYNAUDIO JAPAN、ブライトーン(LUMIN、SOtM、WestminsterLab、GamuT) ガラス棟6F G608

▲両サイドの白いスピーカーがディナウディオのアクティブスピーカー「Focus 30」

 ディナウディオとブライトーンは合同で出展。ディナウディオは新しいアクティブスピーカーの「Focus」シリーズを初出品した。プロスタジオ用のモニタースピーカーと同じドライバー技術とアンプシステムが搭載されており、DSPによって設置場所に合わせて最適な音質に調整できる。パワーアンプユニットは最大280Wの大出力を誇る。ワイヤレス接続も可能で、Wi-FiやBluetoothのほかWiSAにも対応した。

▲▼ブックシェルフタイプの「Focus 10」。Focusシリーズは「10」「30」「50」の3サイズで展開する

 試聴のプレーヤーやアンプは、ブライトーンが扱うルーミンやウェストミンスターラボの製品群。先頃発売されたルーミンのネットワークトランスポート「U2」やストリーマーDAC「P1」、ウェストミンスターラボのモノーラルパワーアンプ「Rei」などでディナウディオを鳴らした。

▲ルーミンの統一感のある精悍なデザインが映える。その下には、ソムのネットワークスイッチやマスタークロックを設置した

▲ブライトーンは。イタリアのブランド「オミクロン」のオーディオアクセサリーも展示。写真の「POWER BOOST」は、電源タップやターンテーブルなどの上に置き、磁気伝導の力で音質向上効果をもたらすという

花田スピーカー研究所 ガラス棟6F G609

▲独自の形状のVCDスピーカーシステム

 花田スピーカー研究所は、独自のVCD(ボイスコイル・ダイヤフラム)を搭載したVCDスピーカーシステムの「8.7号機」を出展。段の一番上がミッドレンジ、その下がウーファー、さらに下の土台のような部分がスーパーウーファー、ミッドレンジから外側に突き出でいるのがトゥイーターという構成で、ニアフィールドリスニングを推奨している。

▲ボイスコイルを振動板にしたことで、通常のスピーカーよりもクリアな音を再生する

ソニー ガラス棟6F G610

▲最新のモニターヘッドホン「MDR-MV1」

 ソニーはプロ用とコンシューマー用製品のブースを分けて展示。プロユースでは、ソニーが開発した歴代のマイク、モニターヘッドホン、インイヤーモニターを並べて紹介。5月に発売された、立体音響のミキシングに対応した最新のモニターヘッドホン「MDR-MV1」は特に来場者の関心を集めていた。

 コンシューマー用のブースでは、こちらも最新のAVアンプ「STR-AN1000」を5.2.2環境で視聴するデモが行なわれた。また、ウォークマンの開発者がハイエンドモデル「NW-WM1ZM2」などの構造や音の特徴を解説する試聴コーナーも設けられた。

▲▼ソニーの歴代のマイク。「C-38B」や「C-800G」は放送業界やレコーディングスタジオの定番機器として今でもプロの現場で使われている。最新モデルの「C-80」は自宅での音楽制作やYouTuber、ポッドキャスターを想定したコンデンサーマイクだ

▲▼大定番「MDR-CD9000ST」から最新の「MDR-MV1」までスタジオモニターヘッドホンを試聴できた。MDR-MV1の開発エンジニアである潮見俊輔さんも来場者に応対していた

▲制作スタジオと同じ音響環境をヘッドホンで再現する新技術「360 Virtual Mixing Environment」と、PCに実装するプラグイン「360 WalkMix Creator」のデモ音源を、MDR-MV1で聴く。定位の移動や音場感が視覚的にわかる画面

▲▼「STR-AN1000」を使った立体音響のデモやセミナーも開催された

▲▼ウォークマンは「NW-WM1ZM2」、「NW-WM1AM2」、「NW-ZX707」などを展示。金属筐体を切削して作る様子を解説した

●取材・文・写真:本多祐介

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