ステレオサウンドオンラインで「極個人的スター・ウォーズ祭り」を紹介してきていますが、そのメイン視聴アイテムはいわずもがなの『スター・ウォーズ スカイウォーカー・サーガ』4K UHDブルーレイボックスです。

 ぼくももちろん予約して……というべきところなのでしょうが、実はちょっと悩んでいました。もちろんこのUHDブルーレイをいつか手に入れるのは決定事項なのだけど、そのタイミングが難しい。

ボックスの中にはブックレット1冊とディスク18枚を収めるケースが3個入っていました。写真は『エピソード4〜6』用のもの

 これまでもちょこちょこ触れてきましたが、わが家ではひと足先に北米のDisney+を再生できる環境を整えており、既に4K版『スター・ウォーズ』(特にEP4〜6)を見ることは可能。ドルビーアトモスでこそないけれど、画質的には納得できるレベル。

 なので、かつてレーザーディスクの発売を指折り数えていた頃のような“飢餓感”もなく、しかも取材でUHDブルーレイのクォリティも確認できたものだから、ますます安心してしまった次第。HDDレコーダーに録画すると、見なくなるのと同じですね。

 また価格的にも覚悟が必要で、某大手通販サイトでもうちょっと安くなるかもと思ってしまうと、なかなか決断しづらいという気分もあったのです。

ブックレットには、各エピソードのメインビジュアルやメイキングの映像を収録

 そんな折、自粛期間中ということもあって屋根裏の物置を片付けていたら、昔使っていた色々なアイテムを発掘しました。たとえばビクター製のMUSEデコーダーとか、ウィドウズVISTAのPCなどなど。さらにその奥から出てきたのがニコンのフィルムカメラF3とレンズ。

 これは20年くらい前に取材&趣味で活用していたもので、当時は自分でフィルム現像をするくらいはまっていました。でもデジタル時代になり、ここ十数年はまったく出番もなし。確認してみたらちゃんと動作はしたけれど、レンズには若干の曇りも見える……。

 でもまぁ試しにとカメラ査定サイトに打診してみたところ、数日たって期待以上の提示額が! フィルムカメラって未だに人気が高いんですね〜。さっそく品物を送ると、数日後に査定通りの金額が振り込まれたではないですか。どこぞの持続化給付金や定額給付金とはスピードが桁違いです。

毎回ディスクを取り出すのはさすがに面倒なので、本編ディスク9枚はキャリングケースに移しています

 さらにその代金が振り込まれた翌日の深夜、某大手通販サイトから『スカイウォーカー・サーガ』UHDブルーレイを値下げするとの案内が。これこそフォースの導きだ! と、迷うことなくポチッとしました(その翌日には従来料金に戻っていました)。

 それから2日後には待望のボックスが届いた次第。改めてパッケージを確認すると(取材時はプルーフ版だったので、ケースはついていませんでした)、外装の箱もしっかりしているし、ディスクケースやブックレットも重量感があっていい。永久保存版として悔いはなし!

 ということで、ここ数日は改めてUHDブルーレイを見直しています。HDRで見られないのが悔しいけれど、やっぱり安定の高画質&アトモスクォリティ。このUHDブルーレイボックス、買ってよかった〜。

 長らく活躍してくれたニコンF3&レンズ君ありがとう。君たちが生まれ変わったUHDブルーレイは一生大事にするからね。 (取材・文:泉 哲也)

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