リポート:三村美照(M&Hラボラトリー)
概要
今回の演目は皆さんもご存知のプッチーニ作のオペラ「蝶々夫人」です。
場所は「兵庫県立芸術文化センター」(以下、兵庫芸文)の「KOBELCO」大ホール。佐渡裕芸術監督・指揮によるプロデュースオペラで、7月12日~7月21日の日程で全8公演が行なわれました。
芸術監督、指揮:佐渡裕
プロデューサー:小栗哲家
原演:栗山昌良
再演演出:飯塚励生
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
合唱:ひょうごプロデュースオペラ合唱団
その他の詳細は https://www.gcenter-hyogo.jp/butterfly/ をご覧ください。
イマーシブ・オーディオのもうひとつの特徴
イマーシブ・オーディオというと、音がグルグル回るような奇をてらった効果や意外性を求めた演出を思い浮かべる方がまだ多くおられます。勿論これもイマーシブ・オーディオの特徴に挙げられ、近年のエンターテイメントには欠かせない効果のひとつとなりつつあります。
一方で、例えばコンサートで普通にスピーカーを使って弱音楽器を補助すると音量は上がりますが、その音は近くのスピーカーから聴こえてきませんか?それが当たり前なので慣れてしまって普通だと感じておられる方が多いのではないかと思いますが、よく考えると視覚と聴覚の方向性が合っていないのですから非常に不自然な状態ですよね。
イマーシブ・オーディオの特徴のひとつが、この不自然な状態を改善できることにあります。つまり、さり気なく楽器の音量をその楽器の位置で補助し、更に輪郭を付けるようなこともできるのです。
今回はまさにそういった使われ方でした。AFC Imageによる音像定位、AFC Enhanceによる空間の響きの補助、更に音に広がり感やオブジェクトに響きの艶を与える効果としてAFC Imageの3Dリバーブも使用されました。
AFCについて
今回使用されたAFC(Active Field Control)は1985年のAAS(Assisted Acoustics System)に始まりAFC1~AFC4を経て現在のAFCに至っています。AFC4以前は残響支援のみでした。AFC自体の技術的な説明は、各方面で紹介されていますので、ここでは機能のアウトラインを簡単に復習しておきます。
AFCの機能には、大きく分けて「AFC Enhance」、「AFC Image」とそれに付随した「3Dリバーブ」があります。
<AFC Enhance>
これは再生する空間の響きを拡張する機能です。実際の空間の響きをマイクで収音し、再度空間に戻すことで発生するフィードバックを制御して響きをコントロールするために、その部屋の持つ響きを有効に利用して可変させることができます。
また同時に、事前に響きをサンプリングした空間、これは6種類用意されているのですが、このインパルス応答を収音したマイクの音に対してFIRで畳み込みを行ないます。つまり、フィードバックとサンプリングリバーブのハイブリッド方式で、これにより収音用マイクの本数を減らせると共に残響時間の拡張幅を増やすことができます。
また、6種類選択できる空間は、そのインパルスデータを加工することで部屋の大きさを自由に可変出来ますので実際の空間の容積や響き方に対して大きな違和感が無いように合わせることが出来ます。
更に、この機能の設定能力を最大限利用することで、空間の響きを拡張するだけでなく、その空間とは全く異なる空間の響きの創造も可能になっています。
<AFC Image>
これはいわゆるオブジェクトベースのイマーシブ・オーディオで、空間に音像を定位させる機能です。なぜ今回のようなオペラでもイマーシブ・オーディオが必要かというと、前述の通り通常のシステムで弱音楽器を補助拡声しようとすると、どうしてもスピーカーの位置から音が出てしまい視覚位置と聴覚位置が大きく異なる状況が発生しますが、イマーシブ・オーディオではこれを改善できます。
定位の手法としては、位置情報を持った音(オブジェクト)とスピーカーの位置関係に応じて、プロセッサー側が各スピーカーからの音量を自動的にコントロールして空間内に音を定位させる方式です。また、オブジェクトが同じポジションでもどのスピーカーを使ってそこに定位させるかで定位感の明瞭性や音像の大きさ、更には出力可能な音量が変わりますが、それを設定できるゾーニングという機能も備えています。
<3Dリバーブ>
音源の位置が響き感に反映するサンプリングリバーブです。選択した部屋の形状を基に再生用のスピーカー位置を三次元座標で入力することでその位置からの反射音を再生できますので響き自体をリアルに再現できます。基本となる部屋は6種類から選択でき、空間大きさの可変や反響エネルギーの到来方向、初期反射音と残響時間の独立したコントロール等も可能ですが、やはり最も特徴的なのは最初に書いた音源位置がその響き方に反映されることで、音源位置を動かすとその響き方も変わります。これにより非常にリアルで自然な残響感が得られます。これと同様の機能を持つものにd&b audiotechnikのSoundscapeのEn-Spaceがありますが、音源位置がLCRの3ヶ所固定なのに対してAFC Imageは設定した各音源位置からの残響音となります。
何故オペラでイマーシブ・オーディオ?
ここからは、何故今回オペラでAFCの使用に至ったかのお話をしましょう。
実は多くの劇場ではオペラに限らずクラシックの演奏時に「ある問題」を抱えているのをご存知でしょうか。これについて今回のプロデューサーである小栗哲家氏にお話を伺いました(インタビュー内敬称略)。
<湿度が大敵>
では早速お話をお伺いしたいのですが、小栗さんが従来から抱いておられた“オーケストラ演奏時の問題点”とはどのようなことですか?
小栗 一番の問題が「湿気」です。7月に開催するということはこの湿気に気を付けなければなりません。今日も67%ありますが,このぐらいになると弦楽器が鳴らないんですね。今回のコンサートマスターはイタリアからお呼びしているのですが、彼らはハッキリと分かっています。そこでどのように改善していくかを以前から探ってきました。特に夏場は、開場すると汗をかいたお客様が入って来られるわけですが、そうすると湿度が更に急激に上昇するんです。リハーサルで鳴っていた弦が急に鳴らなくなるんです。そこで50%にしようと空調を強くすると今度は寒くなってお客様に迷惑がかかりますからそんなに強く出来ません。また、オケピには空調がありませんから回復するのに更に余計に時間がかかります。今回の場合ですと2幕目辺りから少し鳴り出すのですが、その間を特に何とかしたいのですよね。
実際には、どのようにされたのですか?
小栗 音響さんと私と指揮者の佐渡(裕)氏しか知らないのですが、響きを創ろうという話になりました。佐渡氏は電気を使うことに抵抗がないんですね。ただ重要なことは、お客さんに響きを作っていることを気付かせないようにすることです。
この問題はオケピットを使用するときだけの問題ではないですよね。
小栗 そうです、反射板を組んでも同様のことが起きます。
今回実際にAFCを使ってどうだったのでしょうか?
小栗 電気(AFC)を使っていますのでリハーサルの時にはオケが少し大きいのではと言われましたが、お客様が入ると吸収されるんですね。だから丁度良いバランスとなり今回はお客様も気付いていなかったと思います。
<電気を使わないのは時代遅れ>
小栗 30年も前のお話ですが、ウィーンのシュターツオパー(ウィーン歌劇場)で平たいマイクがステージ上に置いてあるのをお客さんが見て「何で電気を使っているのか!」と文句を言ったんですね、そうしたら、そこのボスが「何で使ったらダメなのか?」と応えたのを見たのですね。つまり、分からないように使ってお客さんに良い環境を与えることは誰も何も損することはない訳です。クラシックだからそのようなモノを使ってはいけないというのは時代遅れだと思っています。
実際に陰コーラスではPAを使っている訳ですからね。バンダ(※1)も昔は何十人もいたのが,電気を使えば少しの人数で出来るわけです。要はどのように電気を使うかで、お客様に対してクオリティーが上がるのなら隠す必要はないと考えていますし、分からないようにしてお客様の環境を良くするためには、逆に必然ではないかと考えています。
<オケピットの上下>
リハーサルの時にオケピットを細かく上下されていましたが、どのような理由からですか?
小栗 まず歌とのバランスです。一方で、オケピットを上げると音量は上がるのですが、オケの音がバラバラになり纏まらない。そこで下げると纏まるのですが、弦楽器が前に出てこない。そこで、前の3プルト(※2)だけ台で少し上げたり、弦楽器の後ろ側を板で覆ったり、反射体の位置を動かしたりと、アコースティックで出来ることは殆どやりました。そして、AFCを含めた今回の状態に至っています。
今日はオケピットの前の3ヶ所開いていましたが、いつ決められたのですか?
小栗 ゲネプロの前にマエストロ(佐渡氏)と話をしてより弦を聴かせるために開けました。ただ、明かりが漏れるのでもう一枚紗幕をかけました。
小栗さんがこのような試行をされるときに心がけておられることはどのようなことですか?
小栗 基本はマエストロが少しでも良い環境で指揮棒を振れるようにすることです。そうすることでお客様も良い演奏を聴くことが出来ます。
最後に小栗氏は、劇場付きのオーケストラを持っているのは日本ではここだけで、そのことでリハーサルの回数も多く取ることができ、その分色々なことが試せる環境にある。そのメリットを活かしてマエストロとお客様により良い環境を作るためにこれからも試行錯誤をして行きたいと仰っていました。
(※1)バンダ
主編成とは別に演奏する小規模のアンサンブル。英語のバンド(Band)の語源。舞台袖や裏で演奏する場合が多いが、舞台上で演者として演奏する場合もある。
(※2)プルト
譜面台のこと。オーケストラの弦楽器奏者は2人でひとつの譜面台を見るので、奏者2人を1プルトと数える。
今回のAFCの具体的な使われ方
では、今回の演目でAFCが具体的にどのように使われたかを説明しましょう。
1. 空間の響きの拡張(反射板のない状況の改善)
オペラには舞台装置がありますので反射板が使用できません。それを少しでも改善する目的でAFC Enhanceを使用しています。
今回、収音用のマイクはオケの真上のプロセニアムに4本、客席上部に4本の合計8本が使用されました(写1、2、3)。また、客席用のマイクは初期反射音と残響音をiPadで別々にコントロール出来るようになっており、それらが再生されるスピーカーも別々に選択されています(図1)。また、そこに見えるEQは響きの音色調整用で、マイクの入力部にDME7でEQを設けてコントロールしています。また、1階のアンダーバルコニー部分も常設のアンダーバルコニー(補助)スピーカーを利用してAFC Enhanceの一部として空間の大きさを表現しています。
2. 湿度による弦楽器の音質改善(輪郭付けと弱音楽器の補助)
前述の小栗氏のインタビューにあった、湿度による弦楽器の音質改善を「AFC Enhance+AFC Image+3Dリバーブ」によって行なっています。また、これには次の効果もあります。オーケストラピットで演奏する時、この場所は客席面よりも1.5mほど下がった位置にあるために特に1階の観客席では直接音よりも間接的な音が多くなります。この時にオケの音に少し輪郭を補助することで音に明瞭性が加わります。また同時に弱音楽器の補助も行なえます(これらを普通の拡声で行なうと小音量の補助であっても劇場のスピーカーから音が出るイメージになってしまうのは前述の通りです)。
3. 楽器の響きの豊かさの拡張(3Dリバーブ)
弱音楽器を補助する場合、AFCを使用してもオンマイクで収音しているために楽器が必要以上にクリアーに聴こえてしまいますが、より自然に調和し更に響きの豊かさを少し拡張するために3Dリバーブが使用されています。上記の輪郭の補助との兼ね合いが難しいところです。
4. 効果音の音像定位
効果音の拡声時に劇場のスピーカー位置からではなく、場面に合った方向から聴こえるようにAFC Imageが使用されています。また、舞台奥からのSEを会場全体に漂わせるイメージとなるように3Dリバーブが使用されています。
5. 陰コーラスの自然な定位感と音量の補助
これもスピーカー方向からの拡声感をなくすためにAFC Imageが使用されています。
6. セット裏での歌唱の音量補助と音像定位
ステージ上からそのままセットの裏に入って歌うシーンでは、何もしないと音量や明瞭性が極端に低下しますので、それをより自然にその位置で聴こえるようにAFC Imageを使用して補助拡声しています。
サウンドデザイナー 金子彰宏氏インタビュー
小栗氏とのインタビューでも分かるように、お客様に対する環境改めのAFC等の使用に対して深い理解を示されている小栗氏や佐渡氏の存在は非常に大きなものがありますが、もう一人忘れてならないのが今回のシステムの立案者でもある当劇場の舞台技術部金子彰宏氏です。兵庫県立芸術文化センターでは過去に、
● オペラ 魔弾の射手(シーンの違いの表現で空間創造的にAFC使用)(2018年)
● 舞踊組曲 火の鳥(d&b audiotechnik Soundscapeによるオケと客席の補助)(2023年)
● オペラ ドンジョバンニ(AFC)(2023年)
等、多くの斬新な試みを積極的に行なってこられました。
兵庫芸文さんでは過去に何度も精力的に色々な試みをされていますが、最初のキッカケはどのようなことだったのですか?
金子 2006年に中ホールでSCアライアンスの松木(哲志)さんがコンステレーションを持ち込まれた時に、それは芝居と音楽が両方ある演目で(中ホールはデッドなので)音楽の時に響きを付け、芝居では切るというプランでやったのですが、最後のお客様の拍手の時に響きをONにしたんです。その時に拍手で全体が包まれるような感じを体験して、こういうことを積極的にした方がお客さんのために良いのではないかと思ったのがキッカケです。それで次の年に、ここで開催している音響セミナーで初めてAFCの実験をやり、その後ヤマハさんの協力を得ながら現在に至っています。
ここはAFCを常設されていますよね。
金子 2017年の改修の時に中ホールにAFCを導入しました。この時のバージョンはAFC3で残響支援機能のみでした。その後で大ホールのオペラにもこれを持って行って使ってみようということになりました。
簡単に移設できたのですか?
金子 やはり自分たちだけでは上手く動かなくてヤマハさんに遠隔操作して頂きました(笑)
それで如何でしたか?
金子 オケピットでの弦の鳴りの問題改善に使えそうと考えて試しました。勿論、響きの付加だけで改善できるものでなく根本的な問題は湿度なのですが、少しでも良くなるのならお客様に対するサービスとしても良いと考えて小栗さんに聴いて貰ったところOKが出たので採用したというのがAFCのオペラでの使用の始まりです。
当時はAFC3でしたので残響支援だけでしたよね。それでも効果があったということですね。
金子 小栗さんや佐渡さんは、「反射板がない等、オケピでの演奏環境が悪いのは分かっているのだから、少しでも良くなるなら使ってくれ」というスタンスなんですよね。
最終的に「お客さんのために良くなるなら」ということですね。では、AFCイメージを含めた本格的な使用はいつからですか?
金子 3Dリバーブが使えるようになったのが2023年で、「ドンジョバンニ」の演目が最初です。
その時から楽器収音に個別のマイクを立てていたのですか?
金子 いえ、その時のオケピ内はステージに返すための6本だけのマイクでしたが、それに少し3Dリバーブをかけると非常に響きが良くなったのです。小栗さんもこれを気に入られて、そこで今年は本格的に使用してみようということになりAFC Image用として個別にマイクを立てました。
今回聴かせて頂いて非常に完成度が高かったと感じました。AFCの使い方が理に叶っていますし、積極的に使っているにも関わらずすごく自然でしたが、OFFにすれば明らかに違いましたから。
金子 私も視覚と音の位置が合っていると、これだけ自然なのだと改めて感じましたね。今までやって来たものがひとつの形になったという感想です。
しかもオケピットで演奏しているにも関わらず、オケの音が非常に綺麗に聴こえていましたから。
金子 オケピットの音をここまでクリアーにして良いのか?というのはありますが(笑)
次回以降はどのようにしていかれるのですか?
金子 いつまでもヤマハさんに甘えるわけにはいかないですが、ここまでやってしまっているので来年はこのシステムはありませんとは言えないので困っています(笑)
このようなシステムがどのホールにも常態化してお金が取れるようになれば良いのですが、少しでもそれに近づくためにはどうすれば良いか皆さんの知恵を貸して頂きたいと思っています。
システム
今回のシステムブロック図を(図5)に示します。
入力系統としては、AFC Enhance用としてオケの上空にマイク4本、客席上空にマイク4本、AFC Image用として1st.ヴァイオリンに6本、2nd.ヴァイオリンに5本、ヴィオラに4本、チェロに3本、ハープに1本です。これら以外にオブジェクトソース用に本線卓の各チャンネルのダイレクトアウトとバスアウトがアンプ室に設置されたAFC本体にDanteで接続され、そのアウトは同じくDanteで劇場既設の出力マトリックスであるHYFAXシリーズのLDM1に送られ、既設および仮設のパワーアンプに送られています。
出力系統としては既設仮設含めてすべて劇場のものを使用しています。
● プロセニアムスピーカー:5基5系統(既設)
● ポータル下部:3基3系統(仮設)
● サイドスピーカー:上手下手各2基4系統(既設)
● カラムスピーカー:上手下手各1基2系統
● 舞台中バトン吊り:10台10系統(仮設)
● シーリング:3基3系統(既設)
● リップフィル:11台11系統(仮設)
● 客席ウォール:上手下手各10台10系統(仮設)
● ステージ:上手下手各1基2系統(仮設)
● 1階アンダーバルコニースピーカー:8台4系統(既設)
今回は以上の合計54系統が使用されました(図6)。なお、上記の記述の中で「基」はクラスターまたはアレイ、「台」は単体のスピーカーを表しています。
また、パワーアンプはスピーカーの増設分としてすべて劇場にある移動型(29台)、プロセッサーとしてはヤマハ持込のAFCプロセッサー×1台、DME7×1台が使用されました。
終わりに
近年になり、イマーシブ・オーディオを前提とした設備を持つ劇場の計画が少しずつですが増えています。これは私達「楽しむ側」の人間にとっては大いに歓迎すべきことですよね!
イマーシブ・オーディオは音楽や演劇等というエンターテインメントのジャンルを問わず、それらに新しい表現方法をもたらしました。このことは、私達に楽しめる手段が増えたのと共に、楽しめるレベルが一段上がったという言い方も出来ると思います。
現時点で、今回のようなことが簡単にできる劇場はそんなに多くはありませんが、ハードウェアの用意がなくても仮設に対応できる周辺設備(吊点やバトンや回線等)だけでも良いので、その考え方を取り入れたホールが1つでも多く出来ることを期待していますし、また設計者として提案して行きたいと思っています。
この流れが今後も大いに発展して行くことを願いつつ。
最後に、今回の記事のみならず今回までの記事内容についても、もう少し詳細をお知りになりたい方やご質問や意見のある方も合わせて下記アドレスまでメールを下さい。
筆者プロフィール
三村美照(みむら・よしてる)
音響システム設計コンサルタント。1978年「スタジオサウンドクリエーション」に入社、レコーディング・エンジニアとして経験を積む。その後、業務用音響機器の設計業務を経て、1989年から本格的に音響システム設計に従事、現在「M&Hラボラトリー」代表取締役を務める。仕事においては「ベストよりも常にベター、ベストは逆に「終わり」を意味する。私たちの仕事に終わりはない」、「常により良いものを、よりシンプルに」をポリシーに「サウンドシステムの音」を築き続けている。豊田スタジアム、長居陸上競技場、東京ドーム、大阪フェスティバルホール、国立京都国際会議場等をはじめ実績例は100件以上と多岐多数。
Email:mimura-mhlab@movie.ocn.ne.jp
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