プロフェショナルオーディオ機器メーカーであるMyer Sound Laboratories(米国カリフォルニア州バークレー)は、このたび、大規模なツアーや設備用システムにおいて急速に進化する要求に応えるべく設計された、新たなフラッグシップとなるリニア・ラインアレイ・スピーカーPANTHERを発表した。

 PANTHER誕生の背景には、複雑で意匠に焦点を当てた現場が多く、より厳しい安全基準が求められ、スピーカーに許されるスペースと重量が制限されてしまうという状況。また、今日の環境政策により、高いエネルギー効率と機材輸送の小スペース化が求められ、多くの製品がネットワーク化された信号インフラへと移行している事実があるとのこと。

 こうした要求に応えるために開発されたPANTEHRは、非常に大型で重量のあるLEOスピーカーに近い音響出力を持ちながら、既存のLYONラインアレイ・スピーカーと同様のスリムな姿形となっている。スタジアムレベルの性能を誇りながら、重量はわずか68Kg、電気容量は前世代のフラッグシップ・ラインアレイ・スピーカーに比べ大幅に節約されている。また、2系統のアナログ/MilanAVBネットワーク入力モジュールによって柔軟な信号分配オプションが提供され、各キャビネットには、IP-55の耐候性保護が標準装備されている。こうした性能により、LEOやLYONに比べて大幅に低い初期費用で導入が可能になるとのこと。

 Meyer Sound代表取締役社長 兼 CEOのジョン・マイヤー氏は、「過去10年以上にわたり発表してきた製品の中で、PANTERHはもっとも重要な製品です」としている。また、「軽量化とエネルギー効率の向上を図りながらも野心的な性能基準を達成してくれた、当社のエンジニアたちを誇りに思う」とも。

John Meyer, Meyer Sound President & CEO

 PANTHERは、他のMeyer Soundラウドスピーカーと同様に、トランスデューサー、アンプ、プロセッシングが最適にマッチングしたセルフパワードシステムにより、長期にわたるサービスが提供される。

 なお、このPANTHERリニア・ラインアレイ・スピーカーは、2022年2月に生産、出荷が開始される予定とのこと。

Meyer Sound PANTHER

製品フロント

製品リア

主な特長
●ピークパワーのための設計
PANTHERのエレクトロニクス・モジュールは、全て新規に軽量設計され、4チャンネルのクラスDアンプと革新的なパワーサプライを組み合わせている。進化したパワーファクター補正と高電圧レールを採用した新アンプは、スピーカーに高いピーク電流を供給すると同時に、ACラインに安定した負荷を提供。

ロングエクスカーションの新12インチ低域コーンドライバーと、新3インチコンプレッションドライバーを搭載。それぞれ新素材を用いた進化したマグネット構造を採用し、大幅な軽量化にもかかわらず高い磁束密度を実現。

新設計のLFポートとの組み合わせにより、150dB SPLを超える最大ピーク出力を実現。重量はわずか68kgで、同クラスのどの製品よりも大幅に軽量化。

●柔軟性、安全性、コスト削減のための軽量化
軽量化により、1つのモーターでより多くのPANTHERをフライングすることができ、より大規模アレイで、ビデオや照明機器と同じトラスや吊りポイントを共有することができる。また、強風時に関する新安全規制に対応しながら、屋外でより大規模で長いアレイをフライングすることが可能に。特に空輸が必要な場合、輸送コストの大幅削減にもつながるとともに、輸送時のCO2排出量削減にも貢献。

●正確なカバレッジを実現する3タイプ
PANTHERには、水平方向のカバーパターンが異なる3タイプがある。PANTHER-Mは95度、PANTHER-Wは110度で、既存のMeyer Soundユーザーには馴染みのあるオプション。PANTHER-Lは全く新しいロングスローホーンを搭載し、80度の水平パターンを定義している。これら3つのオプションにより、システム設計者はどのような規模の会場でも、前列から後列まで均一なレスポンスで正確にカバレージを調整することができ、円形ステージ構成等のアプリケーションでは、より少ないアレイまたは短いアレイで展開が可能となる。

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