JVCケンウッドからケンウッド(KENWOOD)ブランドの車載用スピーカー「XS」シリーズおよび「RS」シリーズが10月中旬に発売される。両シリーズは、車両の純正装着スピーカーユニットと互換性を持たせた設計のカスタムフィットスピーカーだ。

KFC-XS175S オープン価格(想定市場価格¥39,700前後)
170mm3ウェイセパレート型カスタムフィットスピーカー
KFC-XS165S オープン価格(想定市場価格¥39,700前後)
160mm3ウェイセパレート型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS175S オープン価格(想定市場価格¥18,700前後)
170mm2ウェイセパレート型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS165S オープン価格(想定市場価格¥17,700前後)
170mm2ウェイセパレート型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS175 オープン価格(想定市場価格¥9,800前後)
170mm2ウェイ同軸型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS165 オープン価格(想定市場価格¥8,800前後)
160mm2ウェイ同軸型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS125 オープン価格(想定市場価格¥9,500前後)
120mm2ウェイ同軸型カスタムフィットスピーカー
KFC-RS105 オープン価格(想定市場価格¥8,200前後)
100mm2ウェイ同軸型カスタムフィットスピーカー

XSシリーズラインナップ。左からKFC-XS175S、KFC-XS165S、KFC-ST1005。

RSシリーズラインナップ。上段左からKFC-RS175S、KFC-RS165S。下段左からKFC-RS175、KFC-RS165、KFC-RS125、KFC-RS105。

 上位シリーズの「XS」は、JVCケンウッドのグループ企業である「VICTOR STUDIO」がサウンドチューニングにに参画したモデルの第2弾。臨場感に寄与するというウーファーユニットの中央に設置されるディフューザーを新設計とし、より効果的な形状へと進化させたという。また、ウーファーコーンも新設計グラスファイバー振動板とした。具体的には網目の大きさや不織布の密度、振動板の強度などを最適化したもよう。磁気回路へのアルミショートリング採用、リジッドなアルミダイキャストフレームは現行モデルから引き継がれている。

 現「XS」シリーズでも話題となった2ウェイトゥイーターは健在。ダイヤフラム素材を見直した25mmソフトドームを搭載した、こちらも新設計のユニットととして登場だ。9mmチタン振動板のスーパートゥイーターとともに高音用ユニットを構成。ボーカル帯域から超高音再生まで、より自然な再生を実現するという。

 この2ウェイトゥイーターは、「KFC-ST1005」としても商品設定されて、販売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥18,700前後となる見込み。

トゥイーターとスーパートゥイーターを同軸構造としたXSシリーズの2ウェイトゥイーター。2020年に登場後、注目されてきていたが、今回振動板素材を見直すなど、リファインされている。

ウーファーの中央に装着されるディフューザー形状も、新たに設計され、より効果的に働くようになったという。

グラスファイバーと不織布を重ねたウーファーコーンも、グラスファイバーの網目の大きさや不織布の密度を見直しつつ、強度の適正化などがはかられているという。

 「RS」シリーズは、リーズナブルなハイレゾ車載スピーカーをと開発。2ウェイ構成で、ユニット分離タイプのセパレート型が2モデル。高音用トゥイーターと低音用ウーファーを動じ苦情に配置した同軸型が4モデル、ウーファー口径が異なるバリエーションを揃えている。

 「RS」のセパレートモデルでは、トゥイーター振動板やウーファーディフューザーを新たに設計、新形状としヴォーカル帯域とハイレゾ帯域の干渉をさせることなくワイドレンジ再生を可能にしているという。

 同軸モデルでは、こちらも新設計の「2段階R(曲線)ツィーター振動板」を採用。特にハイレゾ帯域でのパフォーマンスを向上させたとのこと。さらにダイヤフラム前面に配されるディフューザーには、独自のウェーブ形状を採用し、音の拡がりについてその性能を高めているという。ウーファーコーンは、現行モデルで好評のケンウッドオリジナル「ダイヤモンドアレイパターン」が継続して採用されている。

ダイヤフラムの高さを調整することで、内包空気を低減し制動性が向上させたというトゥイーター。なおディフューザーには新たにスリットを加えた新形状を採用しているという。

同軸型のトゥイーターは、ダイヤフラムを2段階の曲面という新形状とし、ハイレゾ帯域周辺のパフォーマンスを向上させている。さらにディフューザーにも新設計のウェーブ形状を採用している。

 各モデルとも、車両純正スピーカーユニットから大きな加工を必要としないカスタムフィットモデル。愛車のスピーカーサイズを確認の上、導入を検討してみてはいかがだろうか。なお、JVCケンウッドのウェブサイトでは車種ごとの適合情報がわかる検索サイトを公開中なので、愛車のスピーカーがわからないというドライバーはぜひ利用してみよう。

■問合せ先:JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
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