JVCケンウッドからケンウッド(KENWOOD)ブランドのAVカーナビゲーション「彩速ナビ TYPE S」4モデルが3月末に発売される。同ブランドの最上級シリーズ「彩速ナビ TYPE M」を継承した機能および性能を盛り込んだ戦略モデルである。本ラインナップと当時に、機能連携するルームミラー型ドライブレコーダー「ミラレコ」の新モデル「DRV-EMN5700」も発表、ナビ同様3月下旬に発売される。

2022年彩速ナビ TYPE Sラインナップ
MDV-S809F オープン価格(税込想定市場価格¥100,000前後)
8V型フローティングモデル
MDV-S809L オープン価格(税込想定市場価格¥100,000前後)
8V型インダッシュモデル
MDV-S709W オープン価格(税込想定市場価格¥80,000前後)
7V型200mmワイドモデル
MDV-S709 オープン価格(税込想定市場価格¥80,000前後)
7V型2DINモデル
ミラレコ
DRV-EMN5700 オープン価格(税込想定市場価格¥56,000前後)
デジタルルームミラー型、2カメラドライブレコーダー

MDV-S809F(上左)、MDV-S809L(上右)、MDV709W(下左)、MDV-S709(下右)

 ケンウッドの彩速ナビは、シリーズトップグレードのTYPE MがAuto Sound Web Grand Prix 2021を受賞するなど高いクォリティが認められる優秀なAVナビである。2022年3月下旬発売となるTYPE Sはケンウッドがラインナップするモデルとしてはミドルグレードながら、TYPE Mのエッセンスを色濃く踏襲した製品に仕上げられているようだ。

 製品群は4モデル。8V型フローティングディスプレイの「MDV-S809F」、インダッシュ型8V型画面モデルの「MDV-S809L」、7V型画面200mmワイドボディの「MDV-S709W」、もっともスタンダードな2DINサイズ7V型画面の「MDV-S709」が揃う。

 いずれのモデルも新ミラレコと機能連携し、撮影した映像をナビ画面で再生確認することができる。

 このほかにも、HDMI入力の装備、「オーガニックGUI」、「スマートカラー」など、上位機種譲りの仕様が盛り込まれる。さらにリアルタイムな走行情報を自動表示する「info画面」、地図の俯瞰がリニア調整できる「3Dスライダー」が搭載され、先進性も持ったモデルに仕上げている。

 「彩速ナビ」の名を冠していることからわかるとおり、高画質および高速レスポンスを実現する彩速テクノロジーはそのままに、大幅に使いやすさを向上させたもよう。

 再生メディアは、DVD/CD、USB、SD、地上デジタルテレビ、FM/AMラジオ、ブルートゥース、HDMIと多い。ハイレゾ音源への対応もFLAC、WAV(192kHz/24bit)のフォーマットに対応。CDや圧縮フォーマットなどのデジタル音源に「高周波数帯域拡張」、「微小信号拡張処理」を行い、オリジナルマスターと同等のクォリティに近づける独自音質技術「K2 TECHNOLOGY」も搭載する。

 オーディオ調整でもGEQ、タイムアライメントといった機能を持っており、多くの車両においてサウンドチューニングが施せる。

ミラレコ「DRV-EMN5700」

 ミラレコ「DRV-EMN5700」は、液晶パネルを搭載したルームミラーにカメラを内蔵したフロントカメラと、独立リアカメラからなる2カメラドライブレコーダーだ。カメラのセンサーユニットには高感度CMOSセンサー「STARVIS」をF値1.55の明るいレンズとともに
採用する。新彩速ナビTYPE Sとの組合せでは、ナビの位置情報を活用、ナビ画面にPIPで撮影画像を表示することもできる。

 スモークガラス越しでも明るい画像記録ができる「明るさ補正機能」や、音声で録画開始操作などができる「音声コマンド機能」、逆光でも明瞭に記録できる「HDR機能」を備える。さらに、同梱SDカードあるいは同社ドライブレコーダー用SDカード使用時にはメモリーのエラーを防止する「SDカードメンテナンスフリー機能」も搭載するため、いざというときの記録漏れの心配もない。ドライブシーンをサポートする各種「運転支援機能」も装備するなど、盛りだくさんな内容のドライブレコーダーだ。

問合せ先
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
電話番号0120-2727-87(固定電話からはフリーダイヤル)
    0570-010-114(携帯電話からはナビダイヤル)
    045-450-8950(一部IP電話)