ケーヨーエンジニアリングから、ケーヨー(KEIYO)ブランドのドライブレコーダー「AN-R092」が発売された。価格はオープンで、想定市場価格は¥34,800円(税込)前後。

 本機は、市場初となるメモリー内蔵型のドライブレコーダーだ。従来のドライブレコーダーで一般的な記録媒体であったmicro SDを使用せず、eMMD(エンベッテッドマルチメディア)を採用、内臓している。

 一般的なmicro SDでは、車載環境での使用可能寿命があまり長くなく、ドライブレコーダーを装着しているにもかかわらず、大事な場面で記録されていなかったということが起こりがちだ。本機で採用するeMMDは、スマートフォンやタブレットPCなどで活用されている産業組み込みメモリーで、メモリー単体の耐久年数がおよそ20年というほか、高速読み出し/書き込み性能、耐ショック性能にも優れるなど、高信頼長寿命媒体と謳われている。

 フロントカメラとモニター搭載の本体と、リアカメラの2ピース構成で、接続ケーブルが同梱される。ケーブルはシガー電源に接続するタイプと、車両ハーネスに接続するタイプの2種類が用意される。このほか記録した動画データを転送するためのケーブルも付く。データは、Wi-Fi経由でスマートフォンなどで手軽に映像を確認することも可能だ。

 記録される動画はWQHD(2,560×1,440p)、イメージセンサーにソニー製STARVISをしており、夜間でも鮮明な映像が記録可能(フロントカメラのみ)としている。

 また本機にはGPS、Gセンサーも内蔵されており、記録データには位置情報や時間情報も書き込まれ、衝撃時にはその記録も逃さないという。

AN-R092の主な仕様
●イメージセンサー:CMOS500万画素(フロント)、CMOS200万画素(リア)
●記録画角:水平115度/垂直61度/対角140度(フロント)、水平102度/垂直53度/対角124度(リア)
●F値:1.6(フロント)、2.2(リア)
●録画サイズ:WQHD(フロント)、FULL HD(リア)
●フレームレート:27.5fps(フロント)、27.5fps(リア)
●録画ファイル:常時録画、衝撃検知録画
●録画時間(ファイル単位):60秒(常時録画、衝撃検知録画とも)
●モニター画面サイズ:2.4インチ(TFTカラーディスプレイ)
●音声録画:ON/OFF切替え
●GPS:内臓
●Gセンサー:内臓、OFFおよび低/中/高3段階レベル調整
●記録媒体:eMMC(64GB)
●電源/消費電流:DC12V/300mA(リアカメラ接続時380mA)
●サイズ:W約70×H約85×D約35mm(フロントカメラ)、W約55×H約40×D約25mm(リアカメラ本体)
●重量(ケーブル、ブラケット含まず):約110g(フロントカメラ)、約30g
●録画方式:MP4(H.264/H.265)
●保証期間:購入日より3年間(ドライブレコーダー本体)

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