パイオニア(PIONEER)は、カーエンターテインメントブランドカロッツェリア(carrozzeria)の新型ドライブレコーダーVREC-DH300Dを5月に発売すると伝えた。全国のカー用品店、カーオーディオショップで購入可能だ。

VREC-DH300D オープン価格(税込市場想定価格¥26,000前後)
2カメラタイプドライブレコーダー

VREC-DH300D。左が3インチモニター搭載フロントカメラ、右がリアカメラ。

 本機は車両の2方向を同時に監視、記録可能な2筐体2カメラのドライブレコーダーユニットで、フロントカメラ側には3インチの大型液晶モニターを備える。また、2カメラともにSTARVIS技術を搭載したソニー製CMOSセンサーを採用しており、高感度録画「ナイトサイト」に対応、トンネルや夜間の走行時でも鮮明な映像記録を実現しているという。加えて、カメラごとに独立した露出補正機能を装備、車両のリアガラスがスモーク仕様の場合でも明るさの調整が可能だとのこと。

ナイトサイト有無の比較画像。左のナイトサイトで撮影した映像に対し、右のナイトサイトがない映像ではほぼ黒つぶれして何が写っているかわからなくなっている。

 カメラの解像度は、フロントが2,560×1,440p(有効画素数約370万画素/WQHD)、リアが1,920×1,080p(有効画素数約200万画素/フルHD)とし、同価格帯の中でも高い数値を誇っている。解像度で劣るリアカメラでも、撮影された車両のナンバーまでが鮮明に記録される仕様である。

左はフロント、右はリアのカメラで撮影した画像サンプル。どちらも車両ナンバーがはっきりと認識できる。

リアカメラでスモークガラス越しに撮影する場合でも、露出補正機能により明るく撮影することができる。

 さらに、本機の特長として挙げられるのが記録メモリー(microSDHCカードおよびmicroSDXCカード)の診断機能「SDカードフォーマット警告機能」だ。これは記録容量不足などといったSDメモリーカードの状態を知らせるもので、高温および振動といった過酷な使用状態でメモリーの不良によって記録できない状況を回避するための機能である。メモリーの寿命を延ばすための機能として「SDカードメモリーフォーマットフリー機能」も装備する。これはデータの断片化を軽減してくれるものだ。メモリーそのものへのアプローチとして、同社製SDメモリーカードも別売されるが、このメモリーを使用した際には「SDカード寿命警告機能」が働き、映像記録が可能かどうかの判断ができる。

 記録媒体が、いつの間にか使えなくなっていて、映像が記録できないまま走行しているとなれば、ドライブレコーダーの意味を成さない。こういった事態を回避してくれる機能は、より安心なドライブをもたらしてくれるのではないだろうか。

 駆動電圧は12V/24Vに対応し、シガーライター電源ケーブルを同梱する。また動作確認用のmicroSDHCカード(16GB)も付属している。

 オプションとして、今後発売予定のRD-DR001が控えており。本機と併用することで駐車監視録画機能を獲得することができる。このオプション機の発売時期および価格については未発表、続報を待ちたい。

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パイオニア カスタマーサポートセンター
電話番号:0120-944-111(無料)