パイオニア(Pioneer)から、カロッツェリア(carrozzeria)の最上級AVナビゲーション「サイバーナビχシリーズ」の2019年モデルが11月に発売される。昨年の発売以来、驚異的な高音質設計モデルとして高音質カーオーディオを求めるドライバーから大いなる支持を受けているサイバーナビχシリーズ。当サイトのオートサウンドウェブグランプリ2019でゴールドアワードを獲得するなど、確かな実力を持ったモデルだ。

AVIC-CL902XSII 8V型画面AVナビゲーション ¥278,000
AVIC-CZ902XSII 7V型画面AVナビゲーション ¥248,000
価格は税別

8V型画面モデルのAVIC-CL902XSII(左)と7V型画面モデルのAVIC-CZ902XSII(右)。

 サイバーナビχシリーズは、これまでカーナビゲーションとしての性能はもちろん音質面でも評価されてきていたが、パイオニアが長年培ってきた技術とノウハウをつぎ込んで完成させた高音質モデル。銅メッキシャーシを採用するほか、銅メッキビスを適切に使い、輻射ノイズの抑制とともにグラウンド側の電気の流れをコントロールし、大幅なノイズ低減を実現している。

背面と側面を銅メッキのシャーシとするほか、ヒートシンクブロックを兼ねた空冷ファン固定部にも銅メッキを施している(左上)。シー氏や基板を固定しているビスも、必要な箇所については銅メッキ部品を使用(左下)。ナビ基板とオーディオ基板の間には銅メッキ処理した中間シャーシを挿入している(右)。

 回路素子についても随所に高音質パーツを盛り込むことで、カロッツェリアが誇る上級カーオーディオシリーズ「カロッツェリアχ」をも上回るスペックを獲得するなど、万事遺漏のない構えとしている。

左の画像の中央に見える銀色の素子は、サウンドマスタークロック用超低位相雑音特性をもつ水晶発振器、すぐ横に見える「f」文字がプリントされたパーツは高音質コンデンサーだ。右の画像は、電流出力型DACからの信号を受けるIV変換回路には、新日本無線製の「MUSESシリーズ」オペアンプ。